【電磁人の韻律詩53~追い風を受けて羽を伸ばし夜を行く~】
「うおおおおおお!」
大量の化け物に立ち向かう。
まずは最初の一体、正面の敵を一体殴り飛ばす。
ズシャッという物音に驚いて左を振り向く。
巨大なフランケンシュタインの腕が切り飛ばされていた。
まずは最初の一体、正面の敵を一体殴り飛ばす。
ズシャッという物音に驚いて左を振り向く。
巨大なフランケンシュタインの腕が切り飛ばされていた。
一枚の黒い羽が落ちてくる。
誰の物だ?
背中の方から声は聞こえてきた。
背中の方から声は聞こえてきた。
「加勢は、必要か?」
「あんたは……」
「あんたは……」
さっき手助けした外国人の青年。
名前は確かイザークさんだったか。
名前は確かイザークさんだったか。
「なぜ、ここに?」
「酷く急いでいるお前を見かけた。ジョルディが、嫌な予感がする、と言ったのでな」
「酷く急いでいるお前を見かけた。ジョルディが、嫌な予感がする、と言ったのでな」
それは有り難いものだ。
レイモンの前では見栄を張ってしまったが、正直この数は少し厳しいと思ってたのだ。
レイモンの前では見栄を張ってしまったが、正直この数は少し厳しいと思ってたのだ。
「フランケン・シュタインの怪物の集団といったところか。製作者がいるな?」
「あぁ…そして、俺は、助けなければいけない存在がいるんだ」
「…なるほど。では、お前は先に行くといい。ここは任せろ」
「あぁ…そして、俺は、助けなければいけない存在がいるんだ」
「…なるほど。では、お前は先に行くといい。ここは任せろ」
会話している間もフランケンシュタインは休むことなく襲いかかってくる。
「バカめっ!!この数を前に、一人で止めることなどできるものかっ!!」
「どうやら、集団戦闘に向いている能力にも見えんしなぁっ!!」
「どうやら、集団戦闘に向いている能力にも見えんしなぁっ!!」
そう、確かにこの人は強い。
俺よりずっと強い。
でも集団相手に向いている能力ではない。
集団を相手にするなら俺が骨の弾丸でこいつらを撃ち貫いたって良いんだ。
そう思った時だった。
俺よりずっと強い。
でも集団相手に向いている能力ではない。
集団を相手にするなら俺が骨の弾丸でこいつらを撃ち貫いたって良いんだ。
そう思った時だった。
「…一人ではない」
「―――――あぁ、そういわれてみれば」
「……二人だ」
「―――――あぁ、そういわれてみれば」
「……二人だ」
そうだよな。
二人組なんだ。二人同時に行動しているだろうさ。
二人組なんだ。二人同時に行動しているだろうさ。
周囲に武器を浮遊させてこちらへ向かってくる青年。
彼の名前は確かジョルディ。
彼の能力はああういうタイプの物なのか。
彼の名前は確かジョルディ。
彼の能力はああういうタイプの物なのか。
「あいつにはあまり戦わせたくはなかったのだが。昼間助けられたのだから、助けたいと言って聞かなかったのでな」
「……確かにあれなら」
「お前は、行け。ここは俺達に任せろ」
「だが……」
「……確かにあれなら」
「お前は、行け。ここは俺達に任せろ」
「だが……」
俺が躊躇したその時、ジョルディの瞼がゆっくりと開く。
何故だろう、嫌な予感がする。
何故だろう、嫌な予感がする。
「戦う、戦う、戦う、戦う、戦うっ!!!」
的中。
あれだけ気弱な性格と武器を大量展開する能力は普通に考えればミスマッチだ。
だが戦闘中に精神を高揚させる能力が有るならそれも理解出来る。
ジョルディは大量の武器でまるで鬼神が如くフランケンシュタインを引き裂き始めた。
しかしそれにしても……
あれだけ気弱な性格と武器を大量展開する能力は普通に考えればミスマッチだ。
だが戦闘中に精神を高揚させる能力が有るならそれも理解出来る。
ジョルディは大量の武器でまるで鬼神が如くフランケンシュタインを引き裂き始めた。
しかしそれにしても……
「…この通りなので、こちらは任せてもらって問題ない」
「あれ、暴走しているように見えるんだが?」
「何、あれは暴走ではない………万が一、本当に暴走するようだったら、何があろうとも俺が止めるから問題ない」
「あれ、暴走しているように見えるんだが?」
「何、あれは暴走ではない………万が一、本当に暴走するようだったら、何があろうとも俺が止めるから問題ない」
それは本当なのだろうが……。
見ている側としては心臓に悪い。
しかしまあ行くしかない。
見ている側としては心臓に悪い。
しかしまあ行くしかない。
「さぁ、行け。お前は、お前がなすべきことをしろ……あぁ、ジョルディが召喚している武器だが、使えそうなものがあったら、持って行け。あいつ以外でも自由に使えるからな」
え、何それすごい便利。羨ましい。
「――――ああ!」
俺は近くに転がっていた短剣を拾い上げて駆けだした。
走る、とにかく遊園地の奥へ。
ラスボスなんてとにかく奥の方に居るものである。
その時、突然刺すような殺気が茂みの中から発せられる。
ラスボスなんてとにかく奥の方に居るものである。
その時、突然刺すような殺気が茂みの中から発せられる。
「――――ッ!」
咄嗟にバックステップで進行方向を変える。
俺がさっきまでいた場所に炎が上がった。
俺がさっきまでいた場所に炎が上がった。
「おんや?外してしまったみたいだな。」
「お前はさっきの!」
「よう、また会ったなクソガキ。さっきは良くも首吹っ飛ばしれくれたなあ、え?」
「お前はさっきの!」
「よう、また会ったなクソガキ。さっきは良くも首吹っ飛ばしれくれたなあ、え?」
先ほどの炎を纏っていた長髪のフランケンシュタインだ。
「フランケンシュタインって、炎出せるのか?」
「そういう改造だよ、サイボーグみたいなもんだ。
それより只今創造主は十号ちゃんの改造に忙しくてなあ。
お前をつまみ出して欲しいんだとよ。」
「知ったこっちゃ無いぜ。」
「で、面倒だったら殺しても良いんだって。」
「ああそうかい。知ってるか?植物の名前なんだぜ。亜阿相界。」
「知るかんなもん。」
「そういう改造だよ、サイボーグみたいなもんだ。
それより只今創造主は十号ちゃんの改造に忙しくてなあ。
お前をつまみ出して欲しいんだとよ。」
「知ったこっちゃ無いぜ。」
「で、面倒だったら殺しても良いんだって。」
「ああそうかい。知ってるか?植物の名前なんだぜ。亜阿相界。」
「知るかんなもん。」
そう言って男は炎を纏った腕で殴りかかってきた。
明久さんとの特訓で相手の攻撃を回避するのは慣れている。
この攻撃も咄嗟に躱すことは出来た。
だが拳が近くを通り過ぎるだけで焦げ付くような熱気を感じる。
掠りでもしたらあっという間に服を燃やされてしまうだろう。
この攻撃も咄嗟に躱すことは出来た。
だが拳が近くを通り過ぎるだけで焦げ付くような熱気を感じる。
掠りでもしたらあっという間に服を燃やされてしまうだろう。
「おらおらおらおら!一発でも当たればお終いだぜ?」
手が、脚が、次々に繰り出される。
少しずつ後ろに下がりながらも地道に回避し続ける。
ここでダメージを受ける訳にはいかない。
相手が焦れるのをギリギリまで待って……
少しずつ後ろに下がりながらも地道に回避し続ける。
ここでダメージを受ける訳にはいかない。
相手が焦れるのをギリギリまで待って……
「チッ、しゃらくせえ!一気に燃やすぞオラァ!」
「あれ、やべっ!」
「あれ、やべっ!」
壁に追い詰められた。
「これで終わりだ!」
男が俺に向けて炎を放つ。
「ただしお前が、だけどな!」
俺は都市伝説による身体能力の強化を利用して壁を駆け上がる。
そのまま壁を背にして空高く飛び上がり、男の頭上を取る。
そのまま壁を背にして空高く飛び上がり、男の頭上を取る。
「喰らえ!」
骨の鎧が脚の先端に集中する。
脚を覆う鎧の先端が螺子のように渦巻いて純白の槍を形成した。
そしてその重量を生かして俺は男を蹴り潰す。
脚を覆う鎧の先端が螺子のように渦巻いて純白の槍を形成した。
そしてその重量を生かして俺は男を蹴り潰す。
「なっ!?」
流石にフランケンシュタイン。
俺の攻撃を食い止めている。
骨の鎧からジワジワと熱が伝わってきた。
俺の攻撃を食い止めている。
骨の鎧からジワジワと熱が伝わってきた。
「や、ら、せ…………ねえぞ!」
「正義は勝つ!」
「正義は勝つ!」
足に着いていた巨大な骨の槍を取り外す。
そしてそのまま骨で出来たブーツを形成して槍を蹴りまくる。
ガガガガガガガ!と金属音のような音が何度も鳴り響いた。
そしてそのまま骨で出来たブーツを形成して槍を蹴りまくる。
ガガガガガガガ!と金属音のような音が何度も鳴り響いた。
「スカルハンマー!」
どうせ誰も聞いてない!
必殺技名も叫び放題だぜ!
必殺技名も叫び放題だぜ!
「ぐおおおおおおおおおおおお!」
ゴシャ、という音がして男は骨の槍に押しつぶされた。
男が完全に動かなくなったのを確認してから再び走り始める。
しばらく走っている内に俺は巨大な城の前にたどり着いた。
しばらく走っている内に俺は巨大な城の前にたどり着いた。
「……これは、雪絵のカードじゃないか。」
俺に良くせがんでいたアイスに付いていたカード。
恐らく彼女がおとしたのだろう。
ならば彼女はここに居るのか?
恐らく彼女がおとしたのだろう。
ならば彼女はここに居るのか?
「坊主、良い顔してるじゃねえか。」
「あんたか……。」
「俺はあんたじゃねえ、岩崎鉄心という立派な名前がある。」
「なんだよ、俺は先を急いでいるんだ。此処を通してくれよ。」
「あんたか……。」
「俺はあんたじゃねえ、岩崎鉄心という立派な名前がある。」
「なんだよ、俺は先を急いでいるんだ。此処を通してくれよ。」
明日の目の前に現れたのは巨体のフランケンシュタイン。
明日の攻撃を鋼のように硬い身体で受け止めた男だ。
明日の攻撃を鋼のように硬い身体で受け止めた男だ。
「まあ待て、十号なら心配するな。再手術にはまだ少し時間が要る。
それよりも俺の話を聞けよ。」
「…………。」
それよりも俺の話を聞けよ。」
「…………。」
こいつは敵だ。
話を聞く必要なんて無い。
話を聞く必要なんて無い。
「話ってなんだよ。」
でもだからといって話を聞いてはいけない訳じゃない。
「話って言うのは簡単だ。お前、俺と組んで創造主をぶちのめさないか?」
「はぁ!?」
「いやね、フランケンシュタインの中でも自我がほぼ完全に残ってる奴が居るのよ。
たとえば俺とかさー。あと花音ちゃんとかさー。
あと火野の奴もそうだけど……、まあお前が倒したみたいだな。
で、俺としてはあんなキチガイさっさとぶっ飛ばして自由が欲しい訳よ。
でも創造主には攻撃できないことになってるしー。
創造主の契約する口裂け女はやたら強いしー。
正直困ってたんだよね。」
「いや、いきなり信じろと言われても……。」
「言うと思ったよ。そこで、手土産だ。」
「はぁ!?」
「いやね、フランケンシュタインの中でも自我がほぼ完全に残ってる奴が居るのよ。
たとえば俺とかさー。あと花音ちゃんとかさー。
あと火野の奴もそうだけど……、まあお前が倒したみたいだな。
で、俺としてはあんなキチガイさっさとぶっ飛ばして自由が欲しい訳よ。
でも創造主には攻撃できないことになってるしー。
創造主の契約する口裂け女はやたら強いしー。
正直困ってたんだよね。」
「いや、いきなり信じろと言われても……。」
「言うと思ったよ。そこで、手土産だ。」
鉄心は俺に何かを投げ渡す。
人間の姿をしている。小さくて、柔らかくて、冷たい。
人間の姿をしている。小さくて、柔らかくて、冷たい。
「お前の大切な大切なお姫様だぜ?」
「雪絵……!?」
「だから最初に言っただろ、再手術には時間がかかるって。
まあどれだけ伸びるかはお前の腕前次第だけどな。」
「おお、……ありがとう。あんた良い奴なんだな。
そうと決まったら逃げようぜ。今丁度助けに来てくれた人も居るんだ。」
「……良いのか?」
「え?」
「いや別に逃げても何とかなるとは思うよ。
でもお前は逃げたいと思っていない筈だ。」
「雪絵……!?」
「だから最初に言っただろ、再手術には時間がかかるって。
まあどれだけ伸びるかはお前の腕前次第だけどな。」
「おお、……ありがとう。あんた良い奴なんだな。
そうと決まったら逃げようぜ。今丁度助けに来てくれた人も居るんだ。」
「……良いのか?」
「え?」
「いや別に逃げても何とかなるとは思うよ。
でもお前は逃げたいと思っていない筈だ。」
図星を突かれた。
確かに、今口ではそう言ったが……、逃げようだなんて少しも思っていない。
確かに、今口ではそう言ったが……、逃げようだなんて少しも思っていない。
「そうだな、俺は……。」
「言ってみろよ、坊主。」
「俺は、あいつを一発ぶん殴ってから!」
「言ってみろよ、坊主。」
「俺は、あいつを一発ぶん殴ってから!」
帰ってやると言おうとしたその時、鉄心の胸から鋏が生えてくる。
「――――なに?」
「まったく、駄目じゃないですか鉄心さん。
十号さんを勝手に連れ出したせいで直さんがカンカンですよ?」
「まったく、駄目じゃないですか鉄心さん。
十号さんを勝手に連れ出したせいで直さんがカンカンですよ?」
何が有ったかまったく見えなかった。
何時の間にかマスクをした女が鉄心の後ろに立っていたのだ。
鉄心は力なくその場に倒れる。
何時の間にかマスクをした女が鉄心の後ろに立っていたのだ。
鉄心は力なくその場に倒れる。
「お久しぶりです明日君。」
目の前の女性に見覚えがある。
この前遊園地で拝戸さんと一緒に居た女性だ。
この前遊園地で拝戸さんと一緒に居た女性だ。
「とりあえずそこの少女を渡して頂けますか?」
そうだ、確かみぃちゃんと呼ばれていた。
彼女は俺に向かって手を伸ばす。
彼女は俺に向かって手を伸ばす。
「嫌だ。」
俺はそう答えた。
「じゃあ仕方有りませんね。水月さん、お手伝いしてください。
ってあれ、まだ来てないか。」
「チョットチョット!みぃちゃんあんた脚早すぎヨッ!」
「やっと追いつきましたか。」
「鉄心ちゃんが裏切ったって聞いてアタシびっくりしたんだからァ!」
ってあれ、まだ来てないか。」
「チョットチョット!みぃちゃんあんた脚早すぎヨッ!」
「やっと追いつきましたか。」
「鉄心ちゃんが裏切ったって聞いてアタシびっくりしたんだからァ!」
先ほどの腕が伸びるオカマだ。
状況は二対一、しかも眠ったままの雪絵を抱えている。
逃げることも難しそうだ。
二人はジワジワと俺との距離を縮めてくる。
状況は二対一、しかも眠ったままの雪絵を抱えている。
逃げることも難しそうだ。
二人はジワジワと俺との距離を縮めてくる。
「まずは頂きです。」
一瞬で腕の中の雪絵を奪い返された。
本当に目では捉えられない高速移動をしているらしい。
本当に目では捉えられない高速移動をしているらしい。
「次はあたしの番ネッ!」
オカマ、水月とやらの長く伸びた脚が俺に蹴りを入れる。
内蔵にまで響くような強烈な一撃だ。
かなり不味い状況、打つ手が見あたらなくなったその時だった。
内蔵にまで響くような強烈な一撃だ。
かなり不味い状況、打つ手が見あたらなくなったその時だった。
チャリーン
突然聞こえてくる小銭の音。
「待てえええええ!俺の明日の飯代!」
もの凄い勢いで駆けてくる青年。
彼にも見覚えがある。
小銭はみぃちゃんの脚にぶつかってそこで止まった。
その小銭を当たり前のように拾って頬ずりする青年。
彼にも見覚えがある。
小銭はみぃちゃんの脚にぶつかってそこで止まった。
その小銭を当たり前のように拾って頬ずりする青年。
「いやー良かった良かった。これで明日もご飯が食えそうだ……。」
「や、夜行さん……。」
「や、夜行さん……。」
鵺野夜行。
都市伝説「鵺」と契約する契約者である。
何故か俺が事件事故に巻き込まれる度に良く出会う人だ。
都市伝説「鵺」と契約する契約者である。
何故か俺が事件事故に巻き込まれる度に良く出会う人だ。
「どちらさまでしょうか?」
「通りすがりの契約者さ、その子、返して貰えるかな?」
「お断りです。」
「通りすがりの契約者さ、その子、返して貰えるかな?」
「お断りです。」
みぃちゃんは高速移動を使って一瞬でその場から消え去った。
恐らく城の奥に逃げたのだろう。
恐らく城の奥に逃げたのだろう。
「ところで、何この状況。お前ら俺の寝床で何してるの?
なんで俺のお気に入りの寝床が臓物や血液などでグログロフユカイになってるの?
俺ってば寝る場所には拘る主義なんだけどな。
学校町に来たら公園かここって決めてるんだよ。」
なんで俺のお気に入りの寝床が臓物や血液などでグログロフユカイになってるの?
俺ってば寝る場所には拘る主義なんだけどな。
学校町に来たら公園かここって決めてるんだよ。」
何をしに来たのだこいつは。
「あ、そうそう。なんか知らないけどお前の彼女連れてきたぜ。」
「アスマ!」
「恋路、お前怪我は……!?」
「大丈夫だよ、それよりも何か手伝えることない?」
「アスマ!」
「恋路、お前怪我は……!?」
「大丈夫だよ、それよりも何か手伝えることない?」
成る程、このために来たのか。
「正直に話すと、事情は道すがら聞いたよ。
明日真、ここは俺に任せて先に行きな。」
「……お願いします!
恋路、俺と一緒に来てくれ!」
「解った、一緒に雪絵ちゃんを取り返そう!」
明日真、ここは俺に任せて先に行きな。」
「……お願いします!
恋路、俺と一緒に来てくれ!」
「解った、一緒に雪絵ちゃんを取り返そう!」
俺は恋路の手を取って走り出した。
背後で俺たちに腕を伸ばそうとした水月を夜行さんが蹴り飛ばしているのが見えた。
【電磁人の韻律詩53~追い風を受けて羽を伸ばし夜を行く~fin】
背後で俺たちに腕を伸ばそうとした水月を夜行さんが蹴り飛ばしているのが見えた。
【電磁人の韻律詩53~追い風を受けて羽を伸ばし夜を行く~fin】