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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - モンスの天使-19

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 現場の、建物周辺にいた過激派所属の黒服達を始末し
 屋内に入り込んだ時には、もう、全て終わっていた

 直希からの連絡で、「首塚」所属の者と、あの少女二人のクラスメイトで契約者だという少年が、契約都市伝説と共に内部に進入して居る事は聞いていた
 …それらによって、全ては終わらされていた

 A-No.666と、彼を飲み込んだケルベロスは、死体が消え行こうとしている
 残されたのは、死亡している、あの姉妹の両親と
 泡を吹いて倒れている、黒服
 その手元に落ちていたビデオカメラを、天地は拾い上げた
 中に収められていた映像に、それを叩き壊したい衝動に駆られたが、抑える

 ……これは、重要な証拠になる
 この連中が犯していた、罪の証拠に

「っが!?」

 意識を失っていた黒服の胸元を、踏みつけた
 その衝撃で、黒服は意識を取り戻し……天地の姿に、小さく悲鳴をあげる

「……っし、始末屋……!?何故、貴様が………ぐ、がっ!?」
「…煩い、喋るな」

 冷たく黒服を見下ろす天地
 現場に、穏健派の黒服達が入り込んでくる

「…てめぇは、重要な証人だ。A-No.666が行っていたその行為、全てのな…………楽に尋問が終わると思うなよ。その頭かち割って、脳の中身を覗いてでも、全ての情報を引き出させてもらうからな」

 天地の発言に、黒服の顔が見る見る青ざめていく
 現場に駆けつけてきた穏健派が、その黒服を回収していった

「……この、夫婦と思われる男女の死体は……」
「…処分、はするな………適当な犯人をでっち上げて、「通常の殺人事件」として、処理をしろ。普通に葬儀を行わせる」

 黒服に指示を出す天地
 一部からは煙たがられているとは言え、幼少期から「組織」に所属し続けていたが故、このような時の対処には慣れている
 ヘタな新人の黒服よりもその指示は正確であり、現場の黒服達もそれに従う

 ……もっとも
 今回の、天地の「死体を処分するな」以下の指示は、少々例外的なものではある
 …通常ならば、ここまでされた死体は「処分」され、行方不明扱いにするのが通常だからだ

 ………だが、今回、天地はそれを許さなかった
 まるで、姉妹を助けられなかった事を、悔やんでいるように
 せめて、その両親の死体を、「通常の殺人事件」の被害者と言う事にして……その死を、隠さずに、通常の葬儀を行えるように
 せめて、その墓だけは、存在させられるように
 まるで、姉妹に、気を使ったかの、ような

「…………畜生が…………!」

 小さく、吐き捨てる


 結局、自分には、誰かを救うなんてできないのか
 ………あいつのようには、できないのか


 己の至らなさに、無力さに、苛立ちを感じたように
 天地は、自身への怒りを、そして、A-No.666への怒りを
 決して、隠そうとしないのだった






to be … ?



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