現場の、建物周辺にいた過激派所属の黒服達を始末し
屋内に入り込んだ時には、もう、全て終わっていた
屋内に入り込んだ時には、もう、全て終わっていた
直希からの連絡で、「首塚」所属の者と、あの少女二人のクラスメイトで契約者だという少年が、契約都市伝説と共に内部に進入して居る事は聞いていた
…それらによって、全ては終わらされていた
…それらによって、全ては終わらされていた
A-No.666と、彼を飲み込んだケルベロスは、死体が消え行こうとしている
残されたのは、死亡している、あの姉妹の両親と
泡を吹いて倒れている、黒服
その手元に落ちていたビデオカメラを、天地は拾い上げた
中に収められていた映像に、それを叩き壊したい衝動に駆られたが、抑える
残されたのは、死亡している、あの姉妹の両親と
泡を吹いて倒れている、黒服
その手元に落ちていたビデオカメラを、天地は拾い上げた
中に収められていた映像に、それを叩き壊したい衝動に駆られたが、抑える
……これは、重要な証拠になる
この連中が犯していた、罪の証拠に
この連中が犯していた、罪の証拠に
「っが!?」
意識を失っていた黒服の胸元を、踏みつけた
その衝撃で、黒服は意識を取り戻し……天地の姿に、小さく悲鳴をあげる
その衝撃で、黒服は意識を取り戻し……天地の姿に、小さく悲鳴をあげる
「……っし、始末屋……!?何故、貴様が………ぐ、がっ!?」
「…煩い、喋るな」
「…煩い、喋るな」
冷たく黒服を見下ろす天地
現場に、穏健派の黒服達が入り込んでくる
現場に、穏健派の黒服達が入り込んでくる
「…てめぇは、重要な証人だ。A-No.666が行っていたその行為、全てのな…………楽に尋問が終わると思うなよ。その頭かち割って、脳の中身を覗いてでも、全ての情報を引き出させてもらうからな」
天地の発言に、黒服の顔が見る見る青ざめていく
現場に駆けつけてきた穏健派が、その黒服を回収していった
現場に駆けつけてきた穏健派が、その黒服を回収していった
「……この、夫婦と思われる男女の死体は……」
「…処分、はするな………適当な犯人をでっち上げて、「通常の殺人事件」として、処理をしろ。普通に葬儀を行わせる」
「…処分、はするな………適当な犯人をでっち上げて、「通常の殺人事件」として、処理をしろ。普通に葬儀を行わせる」
黒服に指示を出す天地
一部からは煙たがられているとは言え、幼少期から「組織」に所属し続けていたが故、このような時の対処には慣れている
ヘタな新人の黒服よりもその指示は正確であり、現場の黒服達もそれに従う
一部からは煙たがられているとは言え、幼少期から「組織」に所属し続けていたが故、このような時の対処には慣れている
ヘタな新人の黒服よりもその指示は正確であり、現場の黒服達もそれに従う
……もっとも
今回の、天地の「死体を処分するな」以下の指示は、少々例外的なものではある
…通常ならば、ここまでされた死体は「処分」され、行方不明扱いにするのが通常だからだ
今回の、天地の「死体を処分するな」以下の指示は、少々例外的なものではある
…通常ならば、ここまでされた死体は「処分」され、行方不明扱いにするのが通常だからだ
………だが、今回、天地はそれを許さなかった
まるで、姉妹を助けられなかった事を、悔やんでいるように
せめて、その両親の死体を、「通常の殺人事件」の被害者と言う事にして……その死を、隠さずに、通常の葬儀を行えるように
せめて、その墓だけは、存在させられるように
まるで、姉妹に、気を使ったかの、ような
まるで、姉妹を助けられなかった事を、悔やんでいるように
せめて、その両親の死体を、「通常の殺人事件」の被害者と言う事にして……その死を、隠さずに、通常の葬儀を行えるように
せめて、その墓だけは、存在させられるように
まるで、姉妹に、気を使ったかの、ような
「…………畜生が…………!」
小さく、吐き捨てる
結局、自分には、誰かを救うなんてできないのか
………あいつのようには、できないのか
………あいつのようには、できないのか
己の至らなさに、無力さに、苛立ちを感じたように
天地は、自身への怒りを、そして、A-No.666への怒りを
決して、隠そうとしないのだった
天地は、自身への怒りを、そして、A-No.666への怒りを
決して、隠そうとしないのだった
to be … ?