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連載 - ハーメルンの笛吹き-119

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【上田明也の探偵倶楽部after.act24~時間軸は教会編に戻る~】

「第一回」
「笛吹探偵事務所」
「チキチキ大会議!」
「……彼方、所長、サンジェルマン、この際お前らが馬鹿なのは無視をするぞ。
 今回お前らに集まって貰ったのは他でも無い、穀雨吉静が出会ったという教会の面子についてだ。」
「違うんです橙さん、僕は無理矢理言わされたんです……。」
「ハッハー、どのみち言ったもん負けなんだよ!
 お前の生真面目キャラクターをここでぶち殺す!」
「二人とも、馬鹿な事言ってないで橙さんの話を真面目に聞いてください。」
「む、すまぬ。」

この日の笛吹探偵事務所には所長、副所長、スポンサーの三人が集まって会議を始めていた。
会議の議題は【教会の十三使徒による町への攻撃と、吉静が出会った教会メンバーについて】だ。
ちなみに司会進行はこの私、橙レイモンが行う。
というかこの二馬鹿に引きずり回せる彼方を救えるのは私しか居ない。
彼方の為に頑張れ私。

「じゃあ情報を整理してみようか。」
「はい。」
「吉静は昨日のお使いの帰りに13使徒のメンバー、リュリュとマドレーヌという双子と仲良くなった。
 二人ともまだ子供だそうだ。」

ガタッ
椅子で音を立てて上田が立ち上がる。
無理もない、こいつは13使徒の長だかに一度負けている。
本当に噛ませ犬体質な男だ。





「その双子とは男なのか女なのか。」
「えーっと、男女一名ずつだな。」
「仕方ない、じゃあ俺は女の子の方をやるか、吉静を囮にして不意打ちかけよう。
 生け捕りにして……男の方はサンジェルマンに渡してやるよ。」

駄目だこいつマジ悪役。
だれかさっさとこのカマセワンコ保健所送るなり去勢するなりしろよ……。

「ごめんなさい、冗談です。
 ちょっと悪役ごっこしたかっただけです。」

勝手に人の心を読むな。
上田の発言を聞き届けてから今度はサンジェルマンが立ち上がる。

「見損ないましたよ上田さん!」

おお、サンジェルマンがもしかしてまともな事言うのか?

「男なら男の子もいけるべきだ!私は女性も男性もいけますよ!ていうか両刀がF-No.の基本ですから!」

知るか馬鹿野郎。
無視して進めよう。

「私の予知によると数日中にこの町で大規模な攻撃が行われるらしい。
 それに合わせてあの双子も攻撃を仕掛けてくる確率が高い。」

そこで彼方が手を挙げる。





「あの……、僕がその双子の様子を見に行っては駄目でしょうか?」
「別に良いんじゃないの?俺はあいつらと関わるにしてもリターンマッチ以外興味無いし。」
「私は反対です。彼方君一人では荷が重い。私が自ら出ましょう。
 どんな天使による攻撃を喰らってもピンピンしてられるのは私くらいだ。
 教会の連中には個人的な恨みもある。」
「私も同意見だ。いくら彼方が強くても所長やサンジェルマンみたく即死攻撃耐性持ちって訳じゃないんだ。
 ここはサンジェルマンが組織の仕事をしっかりすべきだと思ってる。」
「そしてそのまま二人の貞操と処女を頂いてくると……。」
「おい、誰かこいつ黙らせろよ。」
「最近はプリプリのショタっこにキュンキュンする機会が無かった物ですから。
 男臭いのも嫌いじゃないですがそれだけだと飽きが来てしまって……
 やはり少☆年☆愛は世界を救いますよ。」
「そんな遊☆戯☆王みたいな言い方するのやめて、なんかいやだから。」
「そういえば最近学校で流行ってるんですよね。」
「おい、MTGやれよ。最近全然プロツアーに参加できなくて困ってるんですけど。」
「解った、サンジェルマン、俺がMTGは相手してやるから。」
「私はまた緑単エルドラージ使いますからね。」
「俺の赤茶単で焼き払ってやるよ。茜さんと二人で組んだデッキだぜ。愛妻デッキだぜ。」
「絆の力(笑)、黒ウィニー使ってた初期の貴方のデッキが懐かしい……。
 そういえば黒緑(ハーメルン)→白(悪斬→村正?)→青(スカイフィッシュ)→赤(赤い部屋)ですからね。」
「お前は緑一択だよな。」
「一応プロですから、ちゃんとトップメタ使いますよ。
 あと地雷デッキも面白いの考えたんですけど中々使う機会が無くて……。」
「おまえら……、真面目に話せ。」
「ごめんなさい……。」
「だが私は謝らない。」

とりあえず馬鹿は放っておこう。





「あ、冷蔵庫に残ってるこのお菓子喰って良いかな?」
「ああ、吉静がお前に残した物だ。喰って少し黙ってろ。」
「なに、吉静が!?
 俺ちょっと吉静と二人で食べてくる!」
「お前のために残したんだからお前一人で喰ったらどうだ?」
「いいや、なんかこう……嬉しいからさ、居ても立ってもいられないっていうか。」

まあ良いや、馬鹿が一人減るし。

「さて、とりあえず彼方君にはこのエルフデッキを贈呈……」
「サンジェルマン」
「はぅん。」
「遊ばないで話を聞け。」
「真面目な話をするとですね、私としては魔女狩り等で研究材料を奪われた経験が有るので、教会の連中は残らず血祭りに上げたいんですよ。」
「……いきなり物騒だな。」
「もうあいつら野蛮ですよ、地動説も認められないアンポンタンじゃないですか。
 なんなら今から行ってきて私の所持する“オーパーツ”をありったけ投げつけてきたいくらいです。」

もはやどっちが野蛮なのだろうか。

「真面目な話をすると、僕も所長も橙さんも悪魔系統の都市伝説を持ってます。
 穀雨が護身用に持っている魔弾もそうですし……。
 だからあまり長く居られると困ると思うんですよ。
 本当は前もって動いて一人ずつ潰したいくらいです。
 橙さんの能力ならそれができたりしませんか?」

おお、流石彼方、頼りになるな。




「あ゛ー、教会マジ腹立つわあー。
 鯨喰ってる日本人並に腹立つわー。」

サンジェルマンが八つ当たりモードに入った。
とりあえず会話が意味をなさないので放っておこう。

「あいつらのせいで魔女が絶滅危惧種になりかけたんだけど。
 マジ困る、ちゃんと血統書のある研究資料ってどれだけ貴重か解るかなぁ?」
「ところで彼方、さっきの疑問だが恐らく無理だ。」
「なんでです?」
「騒動が起こるのが速ければ明日明後日なんだよ。
 だから私たちは引きこもっているのが正解と考えるべきだ。
 無理をせずともこの町にいる人間が勝手に迎撃してくれる。
 相手は対悪魔の集団と考えてもおかしくないんだから私たちは素直に隠れていよう。」
「……解りました。」
「私と吉静を守ってくれ。」
「任せてください。」

流石私のヒーローだ。それでこそ穀雨彼方である。

「よし、じゃあ会議おしまい。これで今日の仕事は終わりか。
 彼方、夕食までお前のX-セイバーと私のD-HEROで勝負しようよ。」
「良いですね、海外のカード使うのは……」
「有りだよ、今日は負けないぞー!」
「今日も勝たせて貰いますよ。」

今日も笛吹探偵事務所は平常運行だった。
【上田明也の探偵倶楽部after.act24~時間軸は教会編に戻る~fin】

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