プレダトリー・カウアード
季節ネタな姉弟 編 01 【バレンタインな姉弟】
姉「弟よ、今日が何の日か分かるか」
弟「今日?」
姉「ヒント:二月十四日・チョコ・男女」
弟「そうか、今日が僕の命日だったのか」
姉「そう、今日はバレンタインデーだ」
弟「話が噛み合ってないよ姉ちゃん」
姉「というわけでチョコを用意して見た」ゴトッ バキッ
弟「チョコを置いたら机が真っ二つに」
姉「愛の重みだな」
弟「重すぎるよ姉ちゃん」
姉「さあ食え食せ」
弟「拒否権は?」
姉「ない」
弟「ですよねー」
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弟「食べたよ。僕頑張ったよ……」
姉「味はどうだった」
弟「炭だった」
姉「そうかうまかったか」
弟「誰か助けて。この人日本語駄目な人だよ」
姉「実はここにおかわりがあるんだ」ゴトッ バキッ
弟「ああ二台目の机もお亡くなりに」
姉「さあ食べて砕いて消化しろ」
弟「ついでに僕も亡くなりそうだ」
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姉「今日はホワイトデーだ」
弟「バレンタインデーにこのネタもやるんだね」
姉「何事も鮮度が大切だからな」
弟「そうなんだ」
姉「ああ。だからな弟よ、まだ新鮮な若いうちに姉ちゃんいただいちゃえよ」
弟「いただいちゃわないよ」
姉「どうしても?」
弟「どうしても」
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弟「それで姉ちゃん、こちらがブツになります」コトッ
姉「マッシュルームか」
弟「マシュマロです」
姉「………………」
弟「………………」
姉「似てるよな?」
弟「名前だけなら」
姉「姉ちゃん安心したよ。じゃあ受け取ろう」
弟「うん。あげる」
姉「ありがとうありがとう」
弟「どういたしましてどういたしましツッ」
姉「噛んだのか」
弟「うん。舌噛んだ。痛い」
姉「それじゃあ姉ちゃんが傷を舐めて――――」
弟「やめてよしてさわらないで」
姉「よいではないかよいではないか」
弟「あーれー」
姉「………………」
弟「………………」
弟「ノリ突っ込みって難しいね、姉ちゃん」
姉「タイミングが命だな」
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姉「おいしいな、このマッシュマローム」
弟「混ざってる混ざってる」
姉「弟の愛がひしひしと伝わってくる」
弟「既製品だけどね」
姉「大事なのは買ってきた弟の真心だよ」
弟「真心込めた買い方って何?」
姉「商品棚の前で一日悩む」
弟「凄い迷惑な人だね」
姉「他人に迷惑をかけてでも人を愛せる、そんな人になれよ弟」
弟「他人に迷惑をかけずに人を愛せる、そんな人になるよ姉ちゃん」
姉「そう、特に近親婚なんて他人に迷惑をかけてだな」
弟「結局そこにたどり着くんだ」
姉「姉ちゃんはいつでも準備万端だぞぅ」
弟「僕は無期限準備中だよ」
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姉「そういえば何でバレンタインデーって言うんだろうな」
弟「バレンタインって人が死んだ日らしいよ」
姉「誰」
弟「名前しか知らない」
姉「そもそも命日を祝うってどうなんだ」
弟「クリスマスはキリストの誕生日だしね」
姉「祝われても困っちゃうよな」
弟「きっと大人な事情があるんだよ」
姉「そうか」
弟「うん」
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姉「じゃあホワイトデーってホワイトさんが死んだ日なのか」
弟「それは日本が作った日らしいよ」
姉「何でホワイト?」
弟「……チョコが黒いから?」
姉「適当だな日本」
弟「日本だからしょうがないよ」
姉「どうせなら誰かの命日にでもすればいいのにな」
弟「三月十四日は電車男が初投稿した日らしいよ」
姉「ほう。うぃきったのか」
弟「うん。うぃきったんだ」
姉「それじゃあトレイン・デーがいいな」
弟「鉄ちゃんが大喜びしそうな日だね」
姉「しかし現実はリア充の日だな」
弟「泣けるね」
姉「泣けるからボツだな」
弟「やっぱりホワイトデー?」
姉「そうだな。どこかしらでホワイトさん死んでるだろ、多分」
弟「世界は広いからね」
姉「世界は広いからな」
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姉「マシュマロームを食べ終えた」
弟「二文字いらないよ」
姉「すぐになくなっちゃうな。マシューム」
弟「そこ削っちゃうんだ」
姉「火で炙るとおいしいんだよな」
弟「とろっとろだよね」
姉「食べた事ないけどな」
弟「ないんだ」
姉「むしろ弟にあった事に驚きだ」
弟「前に友達の家でやったんだ」
姉「女? 男?」
弟「男」
姉「ホモ?」
弟「違うと思うよ」
姉「そうか。でも一応気をつけろよ」
弟「どんな風に?」
姉「尻を守れ」
弟「なるほど」
姉「弟は可愛いからな」
弟「男に可愛いって正直どうなの」
姉「最近流行ってるじゃないか」
弟「草食系?」
姉「いいや、ショタ系」
弟「そっちなんだ……」
姉「姉ちゃんは弟なら何歳でもいけるから安心しろ」
弟「不安が増すばかりだよ」
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弟「オチは?」
姉「ない」
【続いちゃえ】