(清太>フッフフン フッフフン フッフーンフンー♪
鼻歌を歌いながら、彼は学校町のスーパーマーケットのゲーム売り場を練り歩いていた
(セキエ>機嫌ガ良サソウダナ
(清太>いや、実は悪いんだ
(セキエ>・・・ハ?
(清太>発売日から早1週間以上・・・未だに“あのゲーム”が見つからない・・・
(セキエ>何ダ、ゲームカ
(清太>ただのゲームじゃない! それは俺達が待ちに待った―――うぉぉぉぉぉ!?
(清太>いや、実は悪いんだ
(セキエ>・・・ハ?
(清太>発売日から早1週間以上・・・未だに“あのゲーム”が見つからない・・・
(セキエ>何ダ、ゲームカ
(清太>ただのゲームじゃない! それは俺達が待ちに待った―――うぉぉぉぉぉ!?
店内にも関わらず、周りを気にせず叫んだ清太
その目は、とある1つのゲームソフトを捉えていた
その目は、とある1つのゲームソフトを捉えていた
(清太>あった! 『とある魔術の禁書目録』!!
(セキエ>・・・本ッ当ニ好キナノダナ
(清太>これが欲しくて7日間も町中ほっつき歩いたんだ!
しかも最後の1本じゃねぇかぁ・・・ぐすん、神様は俺の事を見守ってくれてたんだ・・・
(セキエ>・・・本ッ当ニ好キナノダナ
(清太>これが欲しくて7日間も町中ほっつき歩いたんだ!
しかも最後の1本じゃねぇかぁ・・・ぐすん、神様は俺の事を見守ってくれてたんだ・・・
ハイハイ、と呆れるセキエの声を無視し、彼はそのゲームソフトに飛びついた
1つに対して、2本の腕
清太が伸ばしたのは右手であり、彼には右手が2本ある訳ではない
1つに対して、2本の腕
清太が伸ばしたのは右手であり、彼には右手が2本ある訳ではない
(清太>ん?
彼の視線の先には・・・自分より年上の、短い短髪の中傷的な人物
清太は知らない事だが、彼の名は天沢 翔騎――「組織」所属の契約者である
その翔騎と、暫く睨みあう清太
最初に口を開いたのは、翔騎だった
清太は知らない事だが、彼の名は天沢 翔騎――「組織」所属の契約者である
その翔騎と、暫く睨みあう清太
最初に口を開いたのは、翔騎だった
(翔騎>・・・放せ
短く、静かにいう
一見子供を脅す高校生に見えなくもないが、彼はまだ中2であるし、
そもそもコミュニケーション能力が欠けているだけなのだ
しかし、清太は負けじと言い返す
一見子供を脅す高校生に見えなくもないが、彼はまだ中2であるし、
そもそもコミュニケーション能力が欠けているだけなのだ
しかし、清太は負けじと言い返す
(清太>ふざけんな! お前が後から来たんだろ!? これは俺んだ!
両者、一歩も引かず
また長いにらみ合いが続いた
また長いにらみ合いが続いた
(翔騎>・・・どうしても、か?
(清太>どうしてもだよ! 俺は諦めない!
(翔騎>・・・・・・・なら
(清太>どうしてもだよ! 俺は諦めない!
(翔騎>・・・・・・・なら
す、と彼は拳をあげた
それを見て、何かを感じ取ったかのように拳を作る清太
互いに、見合って、見合って・・・
それを見て、何かを感じ取ったかのように拳を作る清太
互いに、見合って、見合って・・・
(清太>ジャンケンポン!
パーとパー
(翔騎>・・・あいこでぽん
チョキとチョキ
(清+翔>あいこでポン!
グーとグー
こんな終わらないあいこ合戦を、ずっと続けていたのだが
こんな終わらないあいこ合戦を、ずっと続けていたのだが
「退けガキ共!それは俺のゲームだ!」
ジャンケンで真剣勝負を行なっている途中に声をかけられ、若干不満になりながら声のする方を見る
デb・・・体格の良い、20代ぐらいの男性が、そこに立っていた
デb・・・体格の良い、20代ぐらいの男性が、そこに立っていた
(清太>うるさい!俺達は今ジャンケンやってんだ!文句があるならお前もやれよ!
(男性>ハァ? 何で俺がガキなんかと!
(翔騎>嫌なら失せろ・・・・・・再開だ
(男性>ハァ? 何で俺がガキなんかと!
(翔騎>嫌なら失せろ・・・・・・再開だ
永久あいこ合戦に戻る2人
ぷるぷると、怒りを露にする男性
ぷるぷると、怒りを露にする男性
(男性>ガキがぁ・・・俺は今すぐ美琴たんの勇姿が見てぇんだよぉ!!
バチッ、バチバチッ!!
男性の身体から電撃が走り、店内を破壊する
周囲が騒然とし始めた
男性の身体から電撃が走り、店内を破壊する
周囲が騒然とし始めた
(清太>なっ、契約者!?
(翔騎>面倒・・・・・・契約都市伝説は・・・
(男性>俺の雷光で、お前らの闇を切り裂いてやる!!
(翔騎>「厨二病」か
(清太>「厨二病」だね・・・あれ?
(翔騎>面倒・・・・・・契約都市伝説は・・・
(男性>俺の雷光で、お前らの闇を切り裂いてやる!!
(翔騎>「厨二病」か
(清太>「厨二病」だね・・・あれ?
男性はポケットからコインを2つ取り出し、双方とも頭上へと投げた
(翔騎>お預けだ、逃げろ
(清太>ま、待てよ、お前もしかして―――
(男性>轟け!レールガン!!
(清太>ま、待てよ、お前もしかして―――
(男性>轟け!レールガン!!
2つのコインが降りる瞬間に、2人に向けて再び指で弾く
コインは強い電撃を纏い、一直線に清太と翔騎に迫った
しかし、清太は右手を水晶化させることで電撃を消し去り、
翔騎は自らに届く寸前で電撃の向きを変え、在らぬ方向へと飛ばした
コインは強い電撃を纏い、一直線に清太と翔騎に迫った
しかし、清太は右手を水晶化させることで電撃を消し去り、
翔騎は自らに届く寸前で電撃の向きを変え、在らぬ方向へと飛ばした
(男性>何っ!?
(清太>あ・・・アクセラレータ!?
(翔騎>イマジン・・・ブレイカー・・・?
(男性>く、くそっ! 響け雷鳴!唸れスパーク!!
(清太>あ・・・アクセラレータ!?
(翔騎>イマジン・・・ブレイカー・・・?
(男性>く、くそっ! 響け雷鳴!唸れスパーク!!
両手から再度放電させる男性
無我夢中で、怒りのままに放ち続けた
だが無意味だと理解するにはそう時間は経たなかった
かたや右手を出してにやりと笑う小さな影
かたや鋭い視線で睨みをきかせる美しい影
無我夢中で、怒りのままに放ち続けた
だが無意味だと理解するにはそう時間は経たなかった
かたや右手を出してにやりと笑う小さな影
かたや鋭い視線で睨みをきかせる美しい影
(清太>よし、行くぞアクセラレータ!
(翔騎>指図するな・・・!
(翔騎>指図するな・・・!
飛交う電撃に物ともせず、輝く拳と細い拳が、男性の顔面にめり込んだ
血と数本の折れた歯を零しながら、男はどさっとその場に倒れ、気を失った
血と数本の折れた歯を零しながら、男はどさっとその場に倒れ、気を失った
(清太>『とある』シリーズが好きなのは分かった・・・けどな
(翔騎>やりすぎだ
(翔騎>やりすぎだ
互いに小さく笑い、軽くハイタッチを決める2人
初対面なのに、どこか親しげだ
初対面なのに、どこか親しげだ
(翔騎>ご苦労・・・あとは「組織」に任せろ
(清太>そしき?
(翔騎>・・・要は、後片付け部隊だ
(清太>へぇ、そんなのあったんだ。ありがと、ところで兄ちゃん名前は?
(翔騎>・・・天沢、翔騎
(清太>そっか、俺は水無月 清太! また会おうぜ、アクセラレータ!!
(翔騎>あぁ、イマジンブレイカー
(清太>そしき?
(翔騎>・・・要は、後片付け部隊だ
(清太>へぇ、そんなのあったんだ。ありがと、ところで兄ちゃん名前は?
(翔騎>・・・天沢、翔騎
(清太>そっか、俺は水無月 清太! また会おうぜ、アクセラレータ!!
(翔騎>あぁ、イマジンブレイカー
携帯電話を開き、何処かに連絡する翔騎
楽しげに、その場を後にする清太
ここ学校町で、今日も奇妙な友情が、新たに芽生えt
楽しげに、その場を後にする清太
ここ学校町で、今日も奇妙な友情が、新たに芽生えt
(清+翔>あ、ゲーム
慌ててゲーム置き場を確認する2人
即座に、膝をついて沈黙した
そこは既に、もぬけの殻だったのだ
即座に、膝をついて沈黙した
そこは既に、もぬけの殻だったのだ
† † † † † †
「ヒッハハァー! 『とある魔術の禁書目録』ゲットォォォ!!
これでインデックスたんの声がいつでも聞けるぜウヒヒヒヒ♪
なんかもめてたっぽいけどまぁいいや、こういうのは早いもん勝ちだよね
ゲームコーナーは戦場だぜヒハハハハハハハ!!」
これでインデックスたんの声がいつでも聞けるぜウヒヒヒヒ♪
なんかもめてたっぽいけどまぁいいや、こういうのは早いもん勝ちだよね
ゲームコーナーは戦場だぜヒハハハハハハハ!!」
最後の1つを購入した黒尽くめの少年は、勝利の美酒を飲んでいた
...see you NEXT