彼女の機嫌は最悪だった
(レクイエム>無様だ・・・R-No.4たるこの私が、獲物をみすみす逃すなど!
この世に生を受けて以来1度だって無かったはずだ!
・・・殺す・・・次に会った時は必ず奴を私の手で・・・!
(ローゼ>あ、あのぉ・・・
この世に生を受けて以来1度だって無かったはずだ!
・・・殺す・・・次に会った時は必ず奴を私の手で・・・!
(ローゼ>あ、あのぉ・・・
罅割れた壁を殴り続けるレクイエムを宥める様に、ローゼが苦笑しながら声をかけた
(ローゼ>と、とにかく・・・「教会」の殿方に会いましたの?
(レクイエム>あぁ、隠す事無くはっきりと宣言していた
(ローゼ>そうですの・・・少し厄介ですわねぇ
(蓮華>少しどころではありません。不介入の筈である「教会」メンバーがいるという事は大問題です
・・・まぁ、攻撃したのはこちらからのようですが
(レクイエム>あぁ、隠す事無くはっきりと宣言していた
(ローゼ>そうですの・・・少し厄介ですわねぇ
(蓮華>少しどころではありません。不介入の筈である「教会」メンバーがいるという事は大問題です
・・・まぁ、攻撃したのはこちらからのようですが
ちら、とレクイエムを見る蓮華
彼女はむすっとした表情で目を反らす
彼女はむすっとした表情で目を反らす
(蓮華>コホン、一応、調査課に連絡を入れた方が宜しいのでは?
(ローゼ>そうすべきですわね、ん~、何方にお願いしようかしr
(日天>E-No.0にならオレが伝えておく!
(ローゼ>そうすべきですわね、ん~、何方にお願いしようかしr
(日天>E-No.0にならオレが伝えておく!
椅子を倒しながら立ち上がり、立候補したのは日天だった
あまりにも突然の出来事だったので、周囲は唖然とする
あまりにも突然の出来事だったので、周囲は唖然とする
(ローゼ>・・・じ、じゃあ、お願いね日天ちゃん;
(日天>了解した!今すぐ行ってくる!
(日天>了解した!今すぐ行ってくる!
まとめられた資料を受け取り、彼女は部屋を出、調査課へと向かった
何故か、顔を真っ赤に染めながら
何故か、顔を真っ赤に染めながら
(ローゼ>さ、最近、どうなさったのかしら、日天ちゃん・・・
(蓮華>・・・まぁ、女の子には色々ありますよ・・・ね?
(レクイエム>あぁ、まぁな・・・
(蓮華>・・・まぁ、女の子には色々ありますよ・・・ね?
(レクイエム>あぁ、まぁな・・・
クエスチョンマークを浮かべるローゼ
それとは逆に、互いに見合わせて納得したように頷く蓮華とレクイエム
R-No.の上位メンバーは基本恋愛に鈍感だが、2人は現在片思いなので同類の匂いを感じとったのだろう
それとは逆に、互いに見合わせて納得したように頷く蓮華とレクイエム
R-No.の上位メンバーは基本恋愛に鈍感だが、2人は現在片思いなので同類の匂いを感じとったのだろう
(レクイエム>(しかし・・・)
―――――重要任務の前だ、下見も大事だしなぁ
―――――今は、まだ戦いたくはないんでね!
(レクイエム>(重要任務・・・? 奴等は何を企んでいる?
第一、わざわざこの学校町に来なければならないほどの目的が何かあるのか?
それと、気になるのは・・・)
第一、わざわざこの学校町に来なければならないほどの目的が何かあるのか?
それと、気になるのは・・・)
―――――ま、並み以上の都市伝説能力でも、こいつぁそうそう、傷つかないがな
(レクイエム>(あの棺桶・・・ただ丈夫なだけでは無さそうだ
歯が立たない以前に、何か違和感を感じたが・・・そしてあの棺桶の中身は何だ?
ちっ、写真を撮っておくべきだったか)
(蓮華>R-No.4?
(レクイエム>ん、あぁすまん
(蓮華>お疲れでしょう、少しお休みになられては如何ですか?
(レクイエム>・・・そうさせてもらうか。あとは頼む
(蓮華>はい、ごゆっくりお休みください・・・あ、すみません
(レクイエム>む、何dおっと
(蓮華>「教会」の資料です。今の内に目を通しておいても宜しいかと
(レクイエム>ありがとう、読ませてもらうぞ
歯が立たない以前に、何か違和感を感じたが・・・そしてあの棺桶の中身は何だ?
ちっ、写真を撮っておくべきだったか)
(蓮華>R-No.4?
(レクイエム>ん、あぁすまん
(蓮華>お疲れでしょう、少しお休みになられては如何ですか?
(レクイエム>・・・そうさせてもらうか。あとは頼む
(蓮華>はい、ごゆっくりお休みください・・・あ、すみません
(レクイエム>む、何dおっと
(蓮華>「教会」の資料です。今の内に目を通しておいても宜しいかと
(レクイエム>ありがとう、読ませてもらうぞ
レクイエムは資料を片手に、とりあえずホットミルクを飲む為に部屋を出た
...To be Continued