神からの撤退より
(レクイエム>・・・何故だ?
「組織」本部
ライサの治療を受けた裂邪を自宅に送り届けるべく、彼を持ち上げようとしたローゼにレクイエムが問う
ライサの治療を受けた裂邪を自宅に送り届けるべく、彼を持ち上げようとしたローゼにレクイエムが問う
(レクイエム>奴等は「教会」・・・それも強行派であるエイブラハム・ヴィシャスの傘下、「13使徒」のメンバーだった!
そんな奴らを見す見す逃すなど―――――
(ローゼ>分かっています! でも、あの状況で勝てる相手ではありませんでしたわ!
メルセデス・オラーリャ・・・「アイスマン」の名の通り、彼は氷を操ります
その恐ろしさは・・・貴方が一番知っているのではないかしら・・・?
そんな奴らを見す見す逃すなど―――――
(ローゼ>分かっています! でも、あの状況で勝てる相手ではありませんでしたわ!
メルセデス・オラーリャ・・・「アイスマン」の名の通り、彼は氷を操ります
その恐ろしさは・・・貴方が一番知っているのではないかしら・・・?
ぞくっ、とレクイエムは一瞬身体を震わせた。思わず己の身体を抱きしめる
(レクイエム>・・・ちっ
(ローゼ>それに・・・あの場にいたカイザー・ライゼンシュタイン
彼も途轍もない力を持っていますの。尤も、先程の状況だと・・・
(レクイエム>あぁ、奴は敵と判断し難い・・・
(ローゼ>そのようですわね。あの報告に偽りは無かったと・・・
だけど、メルセデス・オラーリャとの接触は控えてくださりませんこと?なるべく
(レクイエム>『なるべく』? 私が言っても聞かぬような者に見えるか?
(ローゼ>違いまして?
(レクイエム>いや?
(ローゼ>それに・・・あの場にいたカイザー・ライゼンシュタイン
彼も途轍もない力を持っていますの。尤も、先程の状況だと・・・
(レクイエム>あぁ、奴は敵と判断し難い・・・
(ローゼ>そのようですわね。あの報告に偽りは無かったと・・・
だけど、メルセデス・オラーリャとの接触は控えてくださりませんこと?なるべく
(レクイエム>『なるべく』? 私が言っても聞かぬような者に見えるか?
(ローゼ>違いまして?
(レクイエム>いや?
互いに、ふふっ、と声を漏らし、それにしても、とローゼは今尚眠っている裂邪を見て、
(ローゼ>・・・ミナワちゃんに何と申し上げれば良いかしら?
(レクイエム>・・・知らん、そこは私の範囲外だ
(レクイエム>・・・知らん、そこは私の範囲外だ
酷く困った顔をしてみせるローゼであった
...To be Continued/神から離れてへ