保護した少女である空野 暦の話し相手と言う雑用を、真面目に務めていたオール
ふと、何かに気づいたように、暦に声をかける
ふと、何かに気づいたように、暦に声をかける
「空野 暦、退屈なのでしたら、絵を描くための道具でも用意しましょうか?」
「ん~?用意できるの~?」
「はい。あなたが望むならば、用意しますが」
「ん~?用意できるの~?」
「はい。あなたが望むならば、用意しますが」
オールのその言葉に、どうしようかなぁ、と考える暦
…絵を、描く
その言葉に、ふと、思い出す
…絵を、描く
その言葉に、ふと、思い出す
「そう言えば、サイレスから絵を描いてほしい、って頼まれてたっけ~」
「…絵を、ですか?」
「うん、そう~。これを使って、だったかな」
「…絵を、ですか?」
「うん、そう~。これを使って、だったかな」
言いながら、レアード複葉機で作られたパレットナイフとペインティングナイフを手にしてみせる暦
オールは、そんな暦を、じっと無表情のまま見つめている
…どうやら、考え込んでいるようである
オールは、そんな暦を、じっと無表情のまま見つめている
…どうやら、考え込んでいるようである
「あなたに、その都市伝説を使って絵を描かせる。それによって、何かを成し遂げようとしているのかもしれませんね」
「何か、って?」
「それは、私には理解しかねます。彼が何をたくらみ、あなたにその都市伝説を手渡したのか。私には、それも理解できませんから」
「何か、って?」
「それは、私には理解しかねます。彼が何をたくらみ、あなたにその都市伝説を手渡したのか。私には、それも理解できませんから」
正直に答えるオール
一応、理解しようと試みてはいるのだが、理解できないらしい
一応、理解しようと試みてはいるのだが、理解できないらしい
「…エーテル・エリオットに、相談すべきでしょうか」
「エーテルって?」
「このCoA内の事件に関する陣頭指揮をとっている者です。あなたの持っている情報、それを、エーテル・エリオットに提供すべきであると、私は考えます」
「エーテルって?」
「このCoA内の事件に関する陣頭指揮をとっている者です。あなたの持っている情報、それを、エーテル・エリオットに提供すべきであると、私は考えます」
すくり、立ち上がったオール
今すぐにでも、暦をエーテルの元へと連れて行くつもりなのだろう
今すぐにでも、暦をエーテルの元へと連れて行くつもりなのだろう
「まぁ、話してもいいけどさー。そう言う偉い立場の人なら、簡単に会えないんじゃないかなー?」
暦の言う事は、もっともである
ただの一般黒服であると勘違いされているオール
そんな彼女が暦を連れてエーテルに会おうとしても、不可能だろう
彼女の正体がA-No.0…実質上の「組織」のトップであるとバレたならば、別だが
ただの一般黒服であると勘違いされているオール
そんな彼女が暦を連れてエーテルに会おうとしても、不可能だろう
彼女の正体がA-No.0…実質上の「組織」のトップであるとバレたならば、別だが
「問題ありません」
だが、しかし
やや、常識が欠けている面があるオール
斜め上の手段を取る
やや、常識が欠けている面があるオール
斜め上の手段を取る
「直接、彼の元へと向かえばいいだけです」
と、そう言って
暦の手を、とった
暦は首を傾げつつ、とりあえず立ち上がる
暦の手を、とった
暦は首を傾げつつ、とりあえず立ち上がる
「……検索 エーテル・エリオット」
「ユグドラシル内にて反応を確認、位置を捕捉…」
「捕捉完了。転送準備に入ります」
「ユグドラシル内にて反応を確認、位置を捕捉…」
「捕捉完了。転送準備に入ります」
オールの口から、漏れ出す声
CoAは、電脳空間的異界でもある
ゆえに、オールはこの世界をデジタル的に認識し、行動できる
能力を、発揮できる
CoAは、電脳空間的異界でもある
ゆえに、オールはこの世界をデジタル的に認識し、行動できる
能力を、発揮できる
「組織」そのものであるオール
そこには、コンピュータの人工知能的な側面も合わさっている
ゆえに
電脳的な空間において、オールは、現実世界以上に、能力を発揮できるのだ
そこには、コンピュータの人工知能的な側面も合わさっている
ゆえに
電脳的な空間において、オールは、現実世界以上に、能力を発揮できるのだ
だから、こそ
「…準備完了。転送します」
ユグドラシル内にいるエーテルの位置を捕捉し
その位置まで、暦と共に、一瞬で転移する
その位置まで、暦と共に、一瞬で転移する
…その程度のことは、造作もないのだった
to be … ?