しんしんと、しんしんと、雪が降り続けている
今冬も、学校街にはいい具合に雪が積もりそうだ
今冬も、学校街にはいい具合に雪が積もりそうだ
「ホワイトクリスマスだねぇ」
「ちゅっちゅー」
「ちゅっちゅー」
ノロイと一緒に窓の外を眺めつつ、しみじみと呟く詩織
本日は、12月24日
見事なホワイトクリスマスだ
本日は、12月24日
見事なホワイトクリスマスだ
「こんな日でも、大樹さんは仕事だからねぇ。翼もバイト中だし…まぁ、翼はバイト早めに切り上げて、友人達と会ってるんだろうけど」
「ちゅちゅぅ」
「一応、翼は夕食前には帰ってくるって言ってたっけ。大樹さんは何時になるかわからないって言ってたけど」
「ちゅっちゅちゅちゅぅ」
「今、風呂に入ってる望がやけにしっかりと体を洗ってる訳だけど。そこまでいけるのかどうか」
「ちゅちゅ、ちゅぅ」
「ん?…あ~、そうだね。大樹さんの性格考えれば、まだ早すぎるって止めるだろうね」
「ちゅちゅぅ」
「一応、翼は夕食前には帰ってくるって言ってたっけ。大樹さんは何時になるかわからないって言ってたけど」
「ちゅっちゅちゅちゅぅ」
「今、風呂に入ってる望がやけにしっかりと体を洗ってる訳だけど。そこまでいけるのかどうか」
「ちゅちゅ、ちゅぅ」
「ん?…あ~、そうだね。大樹さんの性格考えれば、まだ早すぎるって止めるだろうね」
ノロイの言葉を理解できる詩織
まったりと、ノロイと会話中だ
まったりと、ノロイと会話中だ
「ちゅっ、ちゅちゅちゅぅ」
「あはは、そうだね。大樹さんだったら、望が18歳になるまで手は出さなさそうだよねぇ。望がそこまで我慢できるかどうか」
「ちゅー」
「あはは、そうだね。大樹さんだったら、望が18歳になるまで手は出さなさそうだよねぇ。望がそこまで我慢できるかどうか」
「ちゅー」
ジュースを飲みつつ、笑う詩織
なお、ノロイはちゃっかり、酒を開けて飲んでいる
このノロイ、どこまでもただのハツカネズミではない
都市伝説になりかけている時点で、ハツカネズミに分類していいかどうか謎だが
なお、ノロイはちゃっかり、酒を開けて飲んでいる
このノロイ、どこまでもただのハツカネズミではない
都市伝説になりかけている時点で、ハツカネズミに分類していいかどうか謎だが
「そう言えばさぁ。翼が、シルバーアクセサリー作ってたんだよね」
「ちゅちゅ?」
「いつもの事じゃないかって?いや、最初はそう思ったんだけど…どう見ても、女用のを作っててさ。で、今朝、ラッピングして持っていってた」
「ちゅー?……ちゅっちゅちゅ、ちゅちゅっちゅー」
「私か望へのプレゼント用?それなら、バイトに出かける時持っていかないでしょ。それに、私達へのプレゼントは今夜の夕食で好きな物作ってやる事だ、って断言してたし。内緒で何か用意するとか、そう言う気のきいた事できる奴じゃないでしょ、翼は」
「…ちゅちゅ」
「ちゅちゅ?」
「いつもの事じゃないかって?いや、最初はそう思ったんだけど…どう見ても、女用のを作っててさ。で、今朝、ラッピングして持っていってた」
「ちゅー?……ちゅっちゅちゅ、ちゅちゅっちゅー」
「私か望へのプレゼント用?それなら、バイトに出かける時持っていかないでしょ。それに、私達へのプレゼントは今夜の夕食で好きな物作ってやる事だ、って断言してたし。内緒で何か用意するとか、そう言う気のきいた事できる奴じゃないでしょ、翼は」
「…ちゅちゅ」
うん、と頷いているノロイ
納得してくれたようである
納得してくれたようである
…さて
ならば、翼が作っていたシルバーアクセサリーは、誰へのプレゼントやら
ならば、翼が作っていたシルバーアクセサリーは、誰へのプレゼントやら
「ちゅっちゅちゅー」
「彼女か、もしくは好きな人でもできたんじゃないかって?ん~、出来たなら、もうちょいわかりやすいと思うんだよね~、翼は」
「ちゅ……ちゅちゅぅ」
「謎だよねぇ」
「彼女か、もしくは好きな人でもできたんじゃないかって?ん~、出来たなら、もうちょいわかりやすいと思うんだよね~、翼は」
「ちゅ……ちゅちゅぅ」
「謎だよねぇ」
後で、聞いてみようかどうしようか
まぁ、聞くとしたら、能力使って翼の部屋覗いてた事がバレるのでアレだが
まぁ、聞くとしたら、能力使って翼の部屋覗いてた事がバレるのでアレだが
「…何て言うかさー」
「ちゅう?」
「翼にも彼女できたら、一人身は私だけになるねぇ」
「ちゅう?」
「翼にも彼女できたら、一人身は私だけになるねぇ」
それはそれでムカつくというか、ちょっと寂しいと言うか
降り続ける雪を窓越しに見つめながら、しみじみ、呟く詩織
降り続ける雪を窓越しに見つめながら、しみじみ、呟く詩織
……ちょろちょろ
そんな、詩織の肩に
ちゅうちゅう、ノロイが登りだす
ちゅうちゅう、ノロイが登りだす
「ノロイ?」
「ちゅちゅ~」
「ちゅちゅ~」
すりすり
小さな体で、頬に擦り寄ってくるノロイ
詩織は小さく笑って、ノロイの頭を撫でてやった
小さな体で、頬に擦り寄ってくるノロイ
詩織は小さく笑って、ノロイの頭を撫でてやった
「…ありがと、慰めてくれるのね」
「ちゅちゅちゅぅ」
「え?……あはは。小動物×人間型とかってありなの?」
「ちゅっちゅちゅー!」
「ちゅちゅちゅぅ」
「え?……あはは。小動物×人間型とかってありなの?」
「ちゅっちゅちゅー!」
自分を慰めてくる、ノロイの言葉に
詩織は、からから、笑って
詩織は、からから、笑って
「……ありがとう、ノロイ。元気でたよ」
「ちゅちゅ」
「さ、大樹さん相手にどこまで頑張れるか、望を応援しつつからかう方法考えようか」
「ちゅちゅちゅ、ちゅっちゅちゅちゅー」
「ちゅちゅ」
「さ、大樹さん相手にどこまで頑張れるか、望を応援しつつからかう方法考えようか」
「ちゅちゅちゅ、ちゅっちゅちゅちゅー」
クリスマスの、平和なひと時
…こう言う時間もいいか、と
詩織は、平和を噛み締めたのだった
…こう言う時間もいいか、と
詩織は、平和を噛み締めたのだった
fin