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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い幼星-18j

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Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
胸元のロザリオを揺らしながら、どさ、とその場に倒れる男
粘液状の巨大な腕がぬるりと引いていき、その主――R-No.5、レジーヌ・ルーフィオの身体に溶け込んだ

(レジーヌ>討伐完了、戦闘態勢解除・・・回収は部下に任せよう、と私は他力本願な一面を見せる

独り言を長々と呟きながら、彼女はくるりと踵を返した
「13使徒」の面々が、この学校町で目撃されてから早3日
遂に、その子飼い連中が動きを見せ始めていた
町の各地で、「組織」や一部のフリーの契約者がその討伐を行なっており、
このレジーヌも、「組織」の一員として子飼い達の破壊活動を阻止していたのだ
 ・・・とは言っても、レジーヌの他にR-No.2―ロール、R-No.3―日天、R-No.9―羅菜の4人は、
R-No.4―レクイエムが「13使徒」の1人と交戦した話を聞き、
デスクでじっとしていられなくなって昨日から張り込みという名の肩慣らしをしていたのだが

それはともかく、レジーヌは未だ身を潜んでいる「教会」の子飼いを探す為、
夕闇に染まりつつある町を歩き始めた―――

(レジーヌ>―――――む

が、ぴたりと足を止めてしまった
何かを感じ取ったらしく、執拗に鼻を動かしている
そう、匂いである
艶めかしい、甘ったるい匂い
「夢魔」などが男を誘惑する際に放つその匂いが、辺り一帯に充満していた
この匂いを嗅げば、男共はころりと我を失って匂いの主の僕になってしまうだろう
逆に言えば、女ならばそういう事態にはならない筈だ
――――――筈だったが、

(レジーヌ>女・・・女の、匂い・・・テケリリリリリリリリリ・・・

彼女――レジーヌは、例外だった





     †     †     †     †     †     †





(ロール>あーもう! ぜーんぜんいないじゃん! つまんないってカンジぃ!

路地裏を歩く金髪の少女――R-No.2、ロール・レインウォーターは不機嫌だった
今日になってから、「教会」の子飼い連中を一度も見かけていなかったのだ

(ロール>ちぇっ、久々にシビれるバトルができると思ったのに、マジでチョームカつく!

ぶつぶつ文句を言いながら、足元に八つ当たりする
じゃらじゃら、じゃらじゃらと、地面を蹴る度に身体中のアクセサリーがぶつかって音を鳴らす
否、ぶつかると同時に僅かに、電撃を散らせた
ストレスが溜まり、相当立腹しているようだ

(ロール>もーマジ信じらんない! さっさと出てきやがれっつーの!!

壁を殴り、溜まった電気を壁伝いに発散させた、直後に
彼女の耳に、複数人の女性の叫び声が届く

(ロール>ッ!! キャッハハハハ♪ やっとシビれられるぅ♪

ロールは声の聞こえた方へ、スキップしながら楽しそうに向かった
余程戦闘がしたかったらしく、その嬉しそうな表情は子供なのに子供に見せられるものではなかった
「組織」の任務はおろか、「組織」に所属している事自体を忘れているような満足そうな表情
しかし彼女が現場に辿り着いた瞬間、その表情は凍りつき、己の立場を再確認せざるを得なくなった
大きな水の塊に捕縛され、色めいた声をあげて悶える女性が3人
3人とも胸にロザリオを提げており、何より1人はシスター服を着ているので、「教会」の子飼いだとは一目で分かる
問題なのは、その“水の塊”である
女性を捕らえ、弄び、そして一帯に「テケリリ」という独特の笑い声を響かせる、その生物は、

(ロール>「ショゴス」・・・っもしかして、レジーヌぅ!?
(レジーヌ>【・・・む? R-No.2か・・・テケリリリリ、丁度良い、年寄りに飽きたところだ】

清流の如く透明な、巨大粘液生物と化したレジーヌは、
その体内から捕らえていた3人の女性を吐き出した
彼女は『年寄り』と言ったが、3人とも外見は20代前後である
周りに年端も行かない少女しかいない為、感覚が狂っているのだろう、きっとそうだ
尚も痙攣している、べっとりと粘液に濡れた子飼いの契約者達を端に投げやり、
レジーヌは無数の粘液を触手に変え、その半分の先端に眼球を生成する

(レジーヌ>【実はまだ君は食したことがないのでね
       じっくり、ねっとりと頂くとするよ・・・テケリリリリ・・・テケリリリリリリ・・・】

ロールは即行で感じ取った
―――自分の身が危ない!
いや、それよりも、

(ロール>てゆーか、「教会」の奴等をぶっ飛ばしてんのはご苦労だけど、
     アタシらは一応「組織」なんだし、住民を危ない目に遭わせるのも避けた方がいいんじゃね?
     っつーことで、

じゃらり、金属のリングや金銀の指輪が飾られた右手をすっと挙げる
ぱちっ、ばちっ!とスパークが走るのを確認し、彼女はレジーヌに迫った

(ロール>『BZZT(ビリビリ)ナックル』!!

電撃を纏う右腕を粘液に突っ込んだ直後1秒経たずに、眩い光と共に豪快な音を立て、
右手に向かって遥か天空から神の裁きが下る―――筈だったのだが

(ロール>あれ?
(レジーヌ>【君の能力は計算済みだ】

ふっと見上げると、「ショゴス」の天辺に高く細い塔のようなものが真っ直ぐに立っていた

(ロール>ひ、避雷針・・・!?
(レジーヌ>【頂きます】

ぬるりとロールの身体を包みこむ粘液の腕
「しまった」と漏らしながら、顔だけ出た状態から何とか這い上がろうと腕を立てるが、
液状の身体に腕を飲まれてしまい、なかなか出ることができない
テケリリリリリリ、と無気味な笑いが響く

(レジーヌ>【さぁ、大人しく食させてもらうよ】
(ロール>ってゆーか、何でアンタがこんなことッ・・・あひゃうっ!?

ロールを包んだ粘液が、もぞもぞと蠢き始める
服の隙間から侵入し、そっと素肌を覆ってゆく
完全に身体全体の感覚を支配され、次第に顔が紅潮してゆくロール
いや、反応が早すぎる
レジーヌとしては、未だに前戯も行なっていないというのに、
ロールの目は蕩け、舌も飛び出し、涎も流れ出て、声も漏れている

(ロール>あ、あはぁっ♪ な、何これぇしゅごいぃぃ♪
(レジーヌ>【テケリリリリリリ・・・噂には聞いていたが、素晴らしい反応だ
       君をこの手で食せる日が来るとは思っていなかったよ】
(ロール>う、うああぁあっ♪♪ りゃ、りゃめぇっ♪ そっ、んなとこ、入らないぃぃぃ♪

滑らかな胸を物色し、小さな蕾を執拗に弄ぶ
粘液に満たされた下半身にある体内への入り口は、別の粘液によって濡れ、
彼女の腹部が、中で何かが暴れているかのようにもごもごと蠢いている
レジーヌは触手の1本から己の顔を作り出し、ゆっくりとロールの顔に近づけ、
液状化した長い舌で彼女の首から蟀谷にかけてをじゅるりと舐めた
びくん、と大きく跳ね、満足そうな惚けた顔を見せるロール

(ロール>あっvvふあぁvvv最っ高ぉvvv
(レジーヌ>【お気に召したようで何よりだ・・・テケリリリリリリリリ・・・テケリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・】

怪しく笑いながら、彼女はその舌でロールの口腔内を舐め回した
さらにそれは、喉の奥までずんずんと侵入してゆく
目が明後日の方向を見ているロールの表情を、レジーヌは愉しげに眺めていた









その時、展開していた眼球に何かの影を捉え、辺りを警戒した
が、少し遅かったらしい
ロールを掴んでいた液状の腕が、ばっさりと刃物で断ち切られ、
落ちてゆく水の塊の中から彼女は空飛ぶ影に救出され、
切り落とされた液体が、びちゃ、と地面に落下した
きっ、とレジーヌが全ての眼球で睨み付ける
刀を鞘にしまう薄い桜色の着物と黒い袴を着た少女――R-No.9、流崎 羅菜
ケホッ、とむせるロールを抱えながら、黒いワイバーンから降りる男装の少女――R-No.3、栄 日天

(日天>ロール、無事か?
(ロール>ぁはあっ♪ ち、チョー大丈夫っ、ってカンジィ♪
(日天>・・・そのようだな
(レジーヌ>【何だ君達か、私の邪魔をしに来たのか?それとも私に食されに来たのか?】
(羅菜>無論前者でござるよ、レジーヌ殿
    しかし解せぬでござるな、何ゆえこのようなことを?
(レジーヌ>【テケリリリリリリ・・・何、少し性欲が爆発しただけだ】
(日天>これは“少し”とは言いがたいけどな・・・    

侍らせているワイバーンにロールを守るよう目で指示しながら、
日天はスケッチブックを広げてレジーヌを睨む
同時に、羅菜も刀を抜く姿勢を取る

(日天>「教会」の子飼いを撃破しているようだが、
    仲間や民間人を襲う危険がある以上、俺はあんたを止めなきゃならない
    悪いがレジーヌさん、痛い目見てもらうぞ
(羅菜>日天殿に同意でござる
    理由はどうあれ、「組織」が不祥事を起こすなど、言語道断でござるからな
(レジーヌ>【あぁ、今日は何て素晴らしい日だ・・・
       お言葉に甘えて、じっくり頂くとしよう、テケリリリリリリ・・・】

ぬるり、にゅるりと幾つもの触手が生え、日天と羅菜に襲いかかる

(羅菜>往くでござるよ、ミタラシ!
(日天>画竜、点睛!

日天は、スケッチブックから黒色の足の無い竜を召喚し、
羅菜は、居合の構えを取って刀を抜き取り、
触手を焦がし、切り刻んだ
若干の敵意を込めたその眼差しに、レジーヌはさも満足そうな笑みを浮かべ、再び触手を伸ばした
足の無い、翼を持った細身の竜――「ワイアーム」が触手に向けて火球を放つ
日天を捕らえようとした触手は呆気なく飛び散り、そしてその熱に悶えるようにくねくねと蠢く
「ショゴス」の身体は液体で出来ている・・・故に、炎には弱いのだ
優勢だが、日天は警戒を緩めず、新たな竜の召喚を試みる
その隙を逃すほどレジーヌも馬鹿ではない
触手を巨大な腕にして、先刻のロールのように掴み取ろうとした
しかし、液状の掌に刀がずぶりと突き刺さり、手が止まった
それだけでなく、他の触手や作り出された眼球、「ショゴス」本体にも、何かに貫かれたような穴が空いた
掌が刺されたとほぼ同時に、まるで“団子”の如く次々と
「八丁念仏団子刺し」の名前の由来となった逸話に、
『杖の代わりに使って歩くと、刀身に石ころが団子のように刺さっていた』というものがある
それの曲解と呼べるのか分からないが、これはその能力であり、複数の物体を遠近構わず貫通する事ができる
名付けて、

(羅菜>・・・『華美断吾(ハナミダンゴ)

勢いよく引き抜けば、紅い体液の代わりに透明な液体が飛び散る
だがそれだけだった
怯んだのは一瞬だけ、レジーヌはすぐさま全ての傷を癒す、というより、修復する
ちっ、と羅菜は軽く舌を打った
“水は刃物では切れない”―――羅菜にとって、レジーヌは天敵とも呼べる存在だった

(羅菜>むぅ・・・すまぬ日天殿、どうやら拙者は其方の足枷になってしまいそうでござるな
(日天>そんな事はない、そもそもレジーヌさんは防衛班を指揮しているからな・・・
    敵に回られてようやくその手強さが分かった
(レジーヌ>【お喋りなら私も混ぜてもらおうか】

執拗に迫る巨大な腕
日天は「ワイアーム」を使役して火球を放たせ、その腕を木っ端微塵にする
ゲル状の雫が、ぱらぱらと雨のように降り注ぐ
テケリリ、と小さく笑いながら、レジーヌは面白そうに言った

(レジーヌ>【ところで君達、先程から“私の身体の一部”を撒き散らしてくれているが
       そちらには何も警戒しなくていいのかな?】
(日天>っな・・・!?

次の瞬間、飛散していたゲル状の雫が動き出し、羅菜の身体に纏わりついて巨大な手になる
その手はレジーヌの伸ばした触手と繋がり、腕となって彼女を持ち上げる

(日天>羅菜!!
(羅菜>くっ・・・かっかっか、言わんこっちゃない、でござるな
(レジーヌ>【テケリリリリリリリリ・・・暫く君は食してなかったね、R-No.9
       久しぶりに食させてもらうよ】
(日天>させるか!

「ワイアーム」に火球の指示を出す―――より先に、レジーヌの触手の1つがガトリング砲に変化し、
込められた弾丸を「ワイアーム」の細い身体に全て撃ち当てた
甲高い断末魔と共に、細身の竜は砂埃を立てて落下し、すぅっ、と消えていった

(日天>っくそ、「ワイアーム」が・・・ッ!

咄嗟に背後にジャンプする日天
さっきまで彼女が立っていた場所は、ゲル状の触手によって粉々になってしまった
スケッチブックを開いて竜の召喚をしようとするが、レジーヌの触手がそれを妨げる

(レジーヌ>【君は竜がいなければ何もできないからね
       そこでR-No.9の善がる姿を見ていたまえ】
(羅菜>――――――っっっん!!

身体を包みこむ不快感
体内に入り込む快感
双方が同時に羅菜の脳を支配する
彼女は必死に、喉の奥から漏れそうな快楽を抑えている

(レジーヌ>【今日こそは君の堕ちた姿を見たいものだが】
(羅菜>・・・おことっ、わり・・・で、ござっ・・・
(レジーヌ>【まぁいい、無理にでも堕としてあげるから】

ゲル状の手がにゅるにゅると蠢く
歯を食い縛り、息を荒くさせながら堪えるが、快楽は涙に変わって溢れ出した

(羅菜>・・・っ・・・っっ・・・う、んんっ・・・っ!

声が出そうになるが、涎と一緒に喉の奥に飲み込む
そんな様子を、レジーヌはただただ笑いながら、ロールにした時と同じく舌を伸ばした
その刹那、ぽちゃんっ、という水音がしたかと思えば、
鼓膜が壊れるほどの轟音と、網膜が溶けるほどの閃光が、ゲル状の腕を焼き切った
力を失い緩んだ腕を切り刻み、羅菜は深呼吸しながらレジーヌから距離を取った
そして、日天と共に、背後に振り返った

(ロール>キャッハハハハハ・・・『Rolling(ゴロゴロ)インパクト』♪

じゃらり、と音を立て、ロールはフラつく足を制して立ち上がっていた

(羅菜>かっ、かたじけない、でござる・・・
(日天>ロール!お前・・・
(ロール>へーきへーきぃ♪ ってゆぅかぁ、まだシビれ足りないってカンジぃ♪
(羅菜>・・・呆れる、というより、寧ろ羨ましいでござるな・・・

自らの醜態を思い出しながら、頬を赤らめ俯いて呟く羅菜
ハァ、と溜息を吐く日天だったが、ふと、羅菜が未だに手に持っていた刀を見て、

(日天>羅菜! こいつに乗れ!

スケッチブックから黒い「ワイバーン」が飛び出し、羅菜に背を譲る
何事かと考えたが、びりっ、と僅かに電気を帯び震えを伴っている愛刀で判断した

(羅菜>む、心得た!

跳び乗った瞬間、飛竜は大きく羽ばたいて飛翔した
向かってくる触手を避けて、払って、断ち切って、
「ショゴス」の身体に、胴を打つ構えを取り、

(レジーヌ>【テケリリリ、何の真似だ―――】
(羅菜>『王破雷断吾(オハライダンゴ)』ォ!!!

力強く横一文字に刀を振るった
同時に、刀身に雷が落ち、それが「ショゴス」の液状の身体を焦がしながら切り裂いた
「ぐぅっ!?」という呻き声を零し、巨大な水の塊はゆらりとよろめいた

(ロール>キャハハハ♪ どぉ? シビれた??
(日天>もう良いだろ、レジーヌさん! こんな無駄な戦い、もうやめてくれ!
(羅菜>いい加減、正気に戻るでござるよ、レジーヌ殿!
(レジーヌ>【テケ、リリリリリリリリリリリ・・・まだだ、まだ食し足りない・・・
       まだ、私の食欲が治まらないのだよ・・・
       君達の善がり、惚け、堕ちた姿を、この目に焼きつけるまではねぇ・・・
       テケリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・テケリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・!!】

半ば狂乱状態のレジーヌは、尚も戦闘態勢に入る
ロール、日天、羅菜の3人も、それに答えるようにそれぞれの得物を構えた

   ...To be Continued

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