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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 那由多斬-02

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
“僕”は一体、何度死を体験しているのだろう



呪われた願いを唱えては、死せる身体を捨てて別の宿に乗り換える



そうやって“私”は今まで生きてきた



生者であって死者である―――そのような歪んだ存在が“儂”だ



けれど、そうして生きている内に、“俺”が元はどんな人間だったのか忘れてしまっていた



男だったのか、女だったのか、



幼かったのか、老いていたのか、



何時、何処で、どのように生まれ、育ったのか、



親は、兄弟姉妹は、友人は、恋人や配偶者はいたのか、そもそもヒトだったのか、





最 初 に 殺 め た の は 誰 か





“我”は何人を殺し、何人に憑いたのか



今となっては、その答えは何処にも在りはしない



だから、一つ目標を立ててみた



生きる為の、ほんの小さな目標





それは―――――――――――――







     †     †     †     †     †     †







ある町の繁華街
人々で賑わうその一角の、人気の無い場所で、少女が歩いていた
気味の悪いほど真っ紅なワンピースを着た少女
楽しげに鼻歌を歌って、とことこと歩いていると

「お嬢ちゃん、もしかして迷子?」

己にかけられたらしい言葉にそっと振り向く
心配そうな表情で見ていたのは、前髪で右目だけ隠れている少年だった

「お母さん、何処にいるか分かる? 探してあげようか?」

微笑みかけて、す、と手を差し伸べる
少女も無邪気に笑って、小さな手でその手を取った
小さく頷くと、少年は彼女の手を引いて歩き出した





直後、ごがっ!!と鈍い音が響いて、少年の身体は崩れ落ちる

「ちょっと目を離した隙に・・・何をやってらしたんですか?」

現れたのは、円形の飾りがついた棒を構えた、青い髪の少女
頭を摩りながら起き上がる少年を、強い怒気をこめて睨みつけていた

「その子はどうしたんです? 迷子ですか?ナンパですか?」
「前者!勿論前者だよ!?」

どうやら、カップルの痴話喧嘩らしい
青い髪の少女は怒鳴り、黒い髪の少年は平謝り
そんな光景を見て、少女は、にっこりと微笑んだ

「――――――――避けろミナワ!!」
「っえ!?」

ばっ、と少年が、ミナワと呼ばれた青い髪の少女の身体を跳ね除けた
ミナワが尻餅をつくと同時に、彼女と少年がいた場所に両刃の剣が振り下ろされる
薄っすらと血に濡れたその剣の持ち主は、

「・・・ちぇ、バレちゃったよ」

真っ紅なワンピースを着た少女だった

「ご、ご主人様!」
「大丈夫だ、お前は?」
「はい、何とか・・・それより」
「恋人同士、かと思ったのに・・・契約者と、その都市伝説なの?」
「安心しろお嬢ちゃん、俺達は自他共に認める熱々ラブラブカップルだ」
「れ、れれれれれ裂邪ぁ!?///」
「へぇ、この町の子供は随分おかしな恋を抱くのね」

顔を赤らめるミナワを抱き寄せながら、少年――裂邪は、少女を睨んだ

「で、カップルならどうするってんだ?」
「特にどうするってこともないんだけど、折角なら片割れの死に逝く姿を片割れに見せたいじゃない
  私、そういうのが大好きなの」
「悪趣味なロリ・・・いや、“ロリじゃない”な、妙な違和感がある
  どうでもいいが、俺は俺の幸せな時間をぶっ壊されんのが大嫌いなんだ」

裂邪は腰に巻いたベルトをシャツの中から露出させ、金色のパスを取り出す
ミナワも、円状の飾りにシャボンの膜を張った

「あれ? 子供に武器を向けるの?」
「貴方も武器を持ってますし、それに・・・その服、貴方の血じゃありませんよね?」
「あ、これもバレてた? 凄いねお姉ちゃん達」
「いい加減にしろよロリもどき」
「酷い呼び方ね・・・そうだ、名前考えてなかったなぁ」

ひらひらと血塗れのワンピースを揺らしながら、少女は考える
数秒後、彼女は不気味な笑顔を浮かべ、切っ先を裂邪達に向けて言い放った

「・・・私の名前は、ナユタ。地獄でたくさん教えてあげてね?」

   ...続

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