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連載 - 黒服少女は過去を見る-01

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匿名ユーザー

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「組織」のとある一室で、A-No.666の所有していた実験施設で捕縛した黒服の尋問が行われていた。
ドア付近には二名の黒服が立ち、証人が逃げ出さない様に見張っている。

「……では、これらの人体実験は、すべてA-No.666主導の元で行われていたのですね?」
「そ、そうだ…全部あの方がやったんだ……私は何もしていない!」
調書を取りながら尋問をしているのは、十にいくかいかないか、といった年頃の、黒髪のポニーテールが特徴の黒服、C-No.840。
一応、人間としての名前は「茅 ことみ」という。

机を挟んだ向かい側に、件の黒服が手錠で片手と机の脚を繋がれて椅子に座っている。
「…そうですか。念のために確認しますね?」
手を伸ばして黒服の肩に触れ、己が飲み込まれた「サイコメトリー」の能力を発動させる。
この黒服の関わっていた実験の記憶が、断片的に流れ込んでくる。

――生きたまま解体された少女。
――薬物投与の末、苦しんで苦しんで、苦しみ抜いて死んでいった少年。
――失敗作として、ケルベロスに食い殺された被験者達。

強硬派と過激派への嫌悪感が増す中、今回の件の被害者である少女達が関係している記憶を発見した。
――A-No.666が研究員達に「少女達に『組織から逃げるな』と暗示を掛けた」と話している光景。
――7月末と、今月初めの二回、少女達がこの黒服に薬品を打たれて記憶を消されている光景。
「……貴方、多くの実験に関わっているじゃないですか。嘘はいけませんよ?」
C-No.840は黒服の自由な方の手を取ると、中指をへし折った。
「ぎゃあぁっ!?」
「嘘をつく度に、ランダムに、一本ずつ折りますからね?」
「――――!わかった、話す!」
「……なら、今回の被害者二人に薬品を打ちましたね。あの中身はなんです?」
「麻痺と毒物を調合した物だ…私も楽しみたかったんだ!
あの方に知られないよう、濃度を調整して、投薬前後の記憶も消しておいた…
 一度目は、効果が見られなかった。二度目に打ってから、そろそろ効果が出る頃なんだ…なのに、モルモットが苦しみもがいて死んでいく姿をこの目で見られないなど…!」
ぶつぶつ呟いている黒服に裏拳を叩きこみ、気絶したのを確認して猿轡を嵌める。
「…C-No.572のおねーちゃんの所に報告に行かないと」
ドア付近に立っていた二人の黒服に後を任せ、少女二人への薬物投与と暗示の記述を加えた調書の束を手に、慕っているC-No.572の元へと向かって行った。

続く…?

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