「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - バールの少女-01

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バールの少女 01


昼過ぎ、突然目の前に現れた「良く分からないモノ」を

殴る、殴る、殴る。

少女は武器を持って走っていた。
眼中にあるのは、同じく「良く分からないモノ」に圧倒されている首無しライダー。
少女の直感は告げていた。あのライダーさんは悪い人じゃない、と。
少女は、首無しライダーに「イイヒトおーら」を感じていた。そして確信していた。

行く手を阻もうとするポッと出の黒い連中を殴り倒し、
遂に、少女は、首無しライダーの元へ、辿り着いた。

「危ないッ!」
何処かで見た事のあるような犬のマスコットが、サーベルをライダーに叩きつけ
地に伏したライダーに、止めの一撃を振るおうとした、その瞬間を――

ブン回した武器で、殴り飛ばした。

*



俺がまだ死んでない(都市伝説に死なんてモノがあるのか、そもそも知らないが)事に気付いた時、傍らには小さな少女が立っていた。
身長150cmと小柄。見た事の無い制服に身を包んでいる。そしてオデコには、何故か絆創膏。

少女は肩で大きく息をしている。目がヤバい。てか、何やら禍々しいオーラを放ってやがる。
「大丈夫、理屈じゃないんです……」
大きく見開いた目でコッチを見てる。そこはかとない恐怖を感じる。
何? ひょっとして、この子が俺を助けてくれたワケ?
「大丈夫です、武器を使いこなすのは、理屈じゃないんです……」
少女はいきなりしゃがみこんできた。

「あの、首無しライダーさん。お願いがあるんです!」
「え、あの、ちょっと俺状況が良く飲み込めなくて混乱してるんだけど」
「私を妊娠させて下さい!!」
「あのねお嬢さん、大体首の無い俺が怖くない訳、  って、へ? ええええええええええッ!?」
唐突に、何やら場違い、且つ、ブッ飛んだ事を口にした少女は
俺の手を取って、目をうるうるさせ始めた。
「こんな事お願いできるの、いいひとっぽい人じゃないと……。
 お願いです! 10分、いえ、5分で良いんです!! 私を妊娠させて下さい!!!」

その時、俺の視界に、何かが動くのが入ってきた。
そうだった、戦闘はまだ、続いてるんだ。

その場を立ち上がった俺に、やや遅れて従ってきた少女は、いきなり俺の腕を引っ張りだした。
「ライダーさん! まずはこの場から逃げましょう!!」
「え、いや、俺のバイク……」
「ブッ壊れてるじゃないですか!? また後でそこらへんから調達すれば済むじゃないですか!! 今は逃げるが勝ちです!!!」
少女は一方的に言い捨てると、俺の手をぐいぐい引っ張りだして、その場を走り出した。
少女は、手にした武器――バールを振って、立ちはだかる黒服共を殴り倒してゆく。 つ、強えぇ……。
これが、「バールのようなもの」を持つ少女と、俺の馴れ初めだった。

続く、かも



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