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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 舞い降りた大王-10b

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~前回の舞い降りた大王は~
ボク、[黄昏マサヨシ]は中学生になった。自分が所属する部活を決めようと散策していると、『都市伝説研究同好会』という文字が目に留まる。
そこに入ると、[十文字楓(じゅうもんじカエデ)]さんという子が、都市伝説について調べるために作った同好会だという事が分かった。
十文字さんはボクの説得によって『悪事に利用されている都市伝説のために』という新たな信念を抱いてくれた。
しかし、十文字さんによると、『歩道で男が肩を骨折』するという事件が多発しているらしい。
十文字さんの資料を頼りに、ボク達はその事件の真相を調べるのであった。
~前回の舞い降りた大王は/終~

奈海「できれば、『はい』か『いいえ』で答えられる質問にしてよ。これ疲れるんだから。」
勇弥「ん。では今からする質問に答えてくれ。まず、『この事件に都市伝説は関係している』?」
奈海「・・・え!『はい』なの!?」
正義「まさかこの予想の通り、契約者がいるの?」
奈海「それは無いでしょ。契約したら悪い都市伝説と・・・、『はい』?」
コイン「うん、契約済みの都市伝説よ。そこまで見えてきたんだけど・・・。」
正義「そうか・・・、じゃあ、えっと、都市伝説の名前を・・・。」
勇弥「これでどうだ?『その都市伝説には骨をもろくする能力がある』?」
コイン「・・・、『いいえ』。違うよ、もっと別の能力。」

全員が黙りこむ中、もくもくと資料を見続ける者が1人。
大王「では『衝撃を倍にする能力』ではないのか?これなら目立たないだろう。」
奈海「なんでよ?怪力で殴ったのかもしれないわよ?」
大王「被害者は全員『すれ違いに肩をぶつけて―――』と証言してる。なら人ごみで、小さなダメージを増幅した方がいい。」
奈海「いや、でも・・・。ほら、『いいえ』じゃない!」
コイン「ぅうん、合ってるよ。ただ、何か違うんだよぉ。」

また一同、うぅんと黙りこむ。ふと正義が意味不明なことを言い出す。

正義「ほら、『痛いのは俺の拳だァ!』っていうのもあるから、『自分が受けた衝撃を倍にして返す能力』とか。」
奈海「なによそれ。いくらなんでも」 コイン「それよそれぇ!」

気がつくと、十円玉は『はい』を指していた。

勇弥「えぇっと、、もう分かる、のか?」
コイン「うぅん、都市伝説の名前がなぁ。」
大王「まだか・・・、この資料によると、最初の事件は3月14日だが、合っているのか?」
奈海「『はい』、合っているようね。」

その言葉に、勇弥がはっとある事に気付く。
勇弥「3月14日!?えと、だから、『最初の事件が起こった日は契約した日』か?」
奈海「・・・、『はい』だけど?」
勇弥「なら、『犯人は【ホワイトデーは3倍返し】と契約している』!?」
コイン「・・・、『はい』!そうよ、さっすが勇弥くん!天才!」
正義&大王&奈海「「【ホワイトデーでのお返しは3倍返し】?」」

【ホワイトデーは3倍返し】とは、風習の1つで、
バレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性が、そのお返しとして3月14日にプレゼントを女性へ贈る日『ホワイトデー』に、
『バレンタインデーのお返しは3倍にして返すのが礼儀』とする言及が女性誌などでなされ、一般化したと言われている。
これにより、安物のチョコレートをバレンタインデーに配り、ホワイトデーに「高価なお返し」を期待するという現象が一時期認められた。
ちなみに、現在ではホワイトデーに一切の返礼をしない男性も現れており、その事からバレンタインデーへの反感が女性の間で高まったり、
バレンタインデーの習慣を『欧米並みに男女双方から贈ることに変えよう』とする動きも出ている。その一方で、バレンタインデーには『男性が贈り』、
ホワイトデーは女性に気持ちを受け取ってもらえたお礼に『男性がまた贈る』習慣にすべきとのご都合主義的な意見もあるらしい。

相変わらず、勇弥は切れのいい説明をしてくれた。

勇弥「結構『ホワイトデー』ってのは妬まれるもんだからな。契約者も多いかもな。」
正義「そうだよね。毎年プレゼント決めるこっちの身にもなってほしいよね。」

勇弥「まった、く・・・?」←バレンタインデーでチョコ0
正義「ん?」←バレンタインデーで女子全員からチョコ
奈海「うん、大変、よね。」←バレンタインデーで正義にだけチョコを渡す
勇弥「まぁ、そうだ、な・・・。」←【彼女いない暦=年齢】との契約者?
正義「皆に書く手紙の内容とか、面倒だよね?」←【幼馴染みの彼女】との契約者?
奈海「そう・・・。(手紙?何それ?ていうか、私以外からも貰ってたの?!)」←【セワヤキさん】との契約者?
大王「で、コイン。これで場所は分かるのか?」
コイン「んん、それが無理みたい。出会ったら狙う、ってタイプだから、大まかな場所は分かるけど・・・。」
勇弥「それで充分だろ。その場所で不信な奴に出会ったら倒す、いいな?」 正義「おぉー!」
奈海「え?あれ?戦うって話だった?」
大王「諦めろ。手伝ってしまった時点で手遅れだ。」

こうして一同は、【ホワイトデーは3倍返し】の契約者を探すべく、彼が出没するという大通りに向かった。

勇弥「相手はカップルを狙って来るんだよな。なら、正義と奈海はあっちへ、オレはこっちへ行くよ。」
奈海「う、ん・・・、いいわ、ならさっそく」
正義「あ、それなら勇弥くんと奈海でもいい?ボクは1人で行くよ。」 勇弥&奈海「え?」
正義「じゃあ、無事を祈る!」
勇弥「おい待て、正義!それ言ってみたかっただけだろ!おーぃ・・・」
奈海「・・・行っちゃった。」

やむなく、3人は勇弥と奈海(&コイン)のチーム、正義(&大王)のチームに別れて、人ごみの中、探索が始まった。

大王「少年、やはり少女と共にいるのが嫌だったのか?」
正義「それもあるけど、あと2つあるよ。ボクは大王、奈海はコインちゃんがいるけど、勇弥くんは1人だよね。
   ボクと勇弥君の場合、奈海のチームの戦闘力が低くなるし、カップルっていう条件もあるから、この方が良いじゃん。」
大王「なるほど。可能な限り2人以上の方が行動しやすいからな。それなら確かにこの方が良いか。では、もう1つは?」
正義「もう1つは、ボクには『あれ』があるから。」
大王「なるほど・・・、誘き寄せる必要も無いか。」

そう言い合っていると、ボクは何かの気配を感じた。【口裂け女】と戦って以来、ボクは都市伝説の気配のようなものを探知できるようになった。
昔は大王と比べると曖昧で、正確な位置も分からなかったりしたが、だんだんと位置は正確になっていき、都市伝説の『声』も分かるようになっていった。

正義「近くにいるね。あっちだと思う。」
大王「俺よりも正確なのが癇に障るが、いい能力だ。」

正義が指した方向に行くと、一見普通の男性がいた。しかしその身体から、分かる者には分かる、微弱な都市伝説の気配が感じられる。

正義「よし・・・、あの、ちょっといいですか?」
?男「セールスならお引き取りください。」

男は単調に、正義を払おうとするが、正義は続ける。

正義「あなた、都市伝説と契約していませんか?」
?男「ッ!何を言っているんですか?では、急いでいるので。」

男の目が泳いでいた事に正義は見逃さなかった。男は大王の横を通り過ぎようとするが、大王がおもむろに腕を伸ばして止める。

?男「・・・なんですか?どいて下さい。」
正義「何を言っているんですか?そこに『人』はいませんよ?」
?男「ッ!?(しまった!はめられた!?)」
大王「契約者である事は明確だな。では・・・。」

大王に恐れをなしたか、男は人ごみを掻き分けて逃げ出した。正義もそのあとを追いかける。
追いかけられる果てに諦めたのか、男は誰もいない開けた場所で止まる。

男「・・・、お前ら、やはり【組織の黒服】か?!」はぁ・・・はぁ・・・
大王「俺達はあんな何を考えているか分からない奴らとは組まない。」
正義「それでも、キミを倒すけどね。」
男「【組織の黒服】じゃないなら、そうか!お前らが『田舎で都市伝説狩りをしている』という【シャドーマン】とその契約者か!」
正義「え?ボク達有名なの?」
大王「違うだろ。おそらくシェイドと少年の兄の事だ。違う!俺は【シャドーマン】じゃない!」
男「なに?なら何故俺を狙う?」
正義「人を傷付けているんだよね?そうじゃなかったら謝るけど。」
男「結局敵か。そうさ!俺は復讐のために契約したのさ!【三倍返し】とな!」
大王「『復讐』?被害者に共通点はない上に、お前は無差別に人を襲っているんじゃないのか?」
男「俺の復讐の相手は、『世界』だ!」

男はそう言いながら、怒りを込めて語り始めた。

男「俺は孤独で、誰にも相手されない人間だ。昔から虐められ、愛を知る事も無く生きてきた。
  そんなある日、こう呟いた時、神が俺に力をくれた!
  『そんなに欲しけりゃ、俺が受けてきた痛み・苦しみを、三倍にして返してやるよ』と!」
正義「・・・だから今までカップルを?」
男「カップルを狙っていたのは発動条件だったからだ!どうも恋人がいる人間じゃないと発動しなくてな。
  しかし、もうカップルを探す必要は無くなった。この前チンピラ共に襲われた時に、また能力が進化した!」
大王「制限がほぼ無くなった、って事か。」
男「そうさ!そしてお前も敵だと言うのなら、お前にも、俺が受けてきた孤独を三倍にして返してやる!」

そう叫びながら、ご丁寧にメリケンサックまで装備して、男が殴りかかる。
しかし今まで修行してきた正義に避けられない訳も無く、向かってきた男を掴み、投げて後へ―――。

大王「待て少年!投げるな!」 正義「ッ!しまった!」
男「三倍、返し!」ニィ

時既に遅く、“ドォンッ!”と男は地面に叩きつけられる。同時に、その男に笑みが浮かび、正義の背中に謎の激痛が走る。

正義「“ドォォンッ!!”ぐはぁぁぁ!・・・く、そんな、・・・。」はぁ、はぁ
男「いぃ叫びだ。俺と同じ、いや三倍の痛みを味わっているんだからな!」
大王「なら、これでどうだ!?」

大王が黒雲を広げ、ガソリンの雨が降り、火の粉が舞い散る。男の腕に少々かかり、火がつく。

男「“ボゥ・・・”ぐ、三倍返し!・・・くッ。」パァン、パァン!
大王「“ボォウ・・・!”ぐわッ!なんだと、消えろ!」パンパンッ!

大王の腕にも、男と同じように、いや三倍の火がつく。男についた火はすぐに消えたが、大王の方は男と同時には消えなかった。

大王「“シュウゥ・・・”くぅ、まさか、熱も、範囲も、時間さえも三倍だとは・・・。」
男「そうさ!ナイフで切りかかってきた奴は最高だったぜ、馬鹿でかい傷になってたんだからな!」
正義「こ、こんな事して、いったい、何になるの?」
男「“フッ”愚問だな。『復讐』だと言っているだろ!それに都市伝説も求めているのさ!俺の怒りや憎しみが、自分の糧となって更に強くなると叫んでいる!」
大王「・・・、契約者が契約者なら、都市伝説も都市伝説か。」
正義「・・・違う。」
男「なに?」 大王「・・・!?」
正義「別に信じる義務は無い。でも、ボクには聞こえる。キミの中から、誰かが悲しんでいる声が。
   キミの都市伝説は、人を傷付ける事を望んでなんかいない!」

正義の『声』を聴く能力、それはこのような実体が無いものでも通用するかは分からない。
しかし、それが正義の発言の非を証明できるとは限らない。

正義「復讐なんかしても、また誰かが復讐しようとする!そんな事を繰り返して何になるの?」
男「・・・、“フッ”気は済んだか。では言われたとおりに、信じないでおこう!」

男は正義に向かって慣れない手つきで殴りかかる。正義はとっさに左手でその拳を掴む。

男「三倍、返し。」ニッ
正義「“ゴンッ!”うッ!くぅ・・・。」
男「どうした!?俺を倒すんじゃなかったのか?止めるんじゃなかったのか?」

正義は後に飛び引く。大王のもとにより、ダメージを喰らった右手をさする。

大王「どうやら、『痛いのは俺の拳だァ!』という事らしいな。」
正義「はは、そうみたい・・・ん!」

その言葉を聞き、正義がある事に気付く。相手の右拳を左で受け止め、自分の右手にダメージ。それに気付いたと同時に今までの映像と情報が一気に流れこむ。
正義「そうか、大王!―――、OK?」
大王「ん?―――、なるほどな。了解!」

数秒の作戦会議に痺れを切らし、男が向かってくる。

男「・・・何を話して、いるんだァ!」
正義「大王!まず『例の物』!」 大王「決めるぞ!」
男「何が来ても同じだ!三倍返し!」

男が後悔するのには、少々時間がかかった。黒雲から降ってくる『それ』に、男は驚愕した。

大王「施しをして他人に絶望を与えられるとは、思わなかったな。」
正義「お礼は、三倍返しで。」

降ってきた物は、大量の『チョコレート』。全てに『for you』と書かれていた。男は数秒後に自分の失敗に気付くが、もう取り消しはできなかった。
このプレゼントを三倍にして返さなくてはならない。空からもっと多くのチョコレートが降ってくる。

男「ぐわぁぁぁ・・・。“グギュルルル・・・・”腹が、お、お前ら・・・。」
正義「やっぱり。肩なら肩に、腕なら腕に。打撃なら打撃、火傷なら火傷。キミはその通りに返してきた。」
大王「だから施しなら施しを三倍、さらにお前は無から有を作れない。ゆえに体の、摂食で得た物を使用しなければならない。」
男「く、くそ!こんなところで・・・。」
正義「大王!もう一個『プレゼント』!」 大王「あぁ、くれてやる!」

次に降ってきた物は、一言で言うなら『財宝』。金塊、宝石、王冠・・・、大量の宝を降らせる。

男「(冗談じゃない!こんなもの三倍にしたらいったいどうなるんだ?拒否だ!)」
正義「よし、ここで・・・。」

正義は黒雲に願う。修行の末、黒雲こそ生成できないが、正義も『(大王が生成した)黒雲から物質を降らせる』事ができるようになった。
正義の願いが黒雲に届き、ある物を降らせる。正義は降り注ぐ財宝を避けて降らせた物を握る。―――そう、『宝剣』だ―――宝剣を握り、あの男の元へ向かう。

男「(まさか?!今、能力を使えばどうなる?あの剣にだけ反応するのか?周りの財宝にまで反応したら?)ッ!く、来るなァ!」
正義「お返しはいらないよ。取っておいて。」スゥ・・・ブンッ!



―――数分後―――

正義「―――いいかい?だからもうこんなことは辞めて、―――」
男「・・・。」
大王「やれやれ、結局こうなるのか。」

そう、向かって行った後、とっさに『後頭部』を『柄』で殴った、つまり気絶させただけだった。
よってこの説教が無事に、終わりを告げたのであった。

正義「―――、分かったかな。」
男「・・・あぁ。思えば、思い込んでいた節があった気がする。あれは、俺の『声』だったんだな。」
大王「人は思い込みで簡単に操られるものだからな。しかし自分で自分を操っていたとは。」
正義「でも、もうこれで安心だよ。キミの都市伝説も喜んでいるみたいだし。」
大王「・・・本当に聞こえるのか?」
男「では、俺は帰らせてもらいます。これからは、君がくれたものを三倍にして、人に分け与える。というのは少しくさいな。」
正義「ううん、すっごくかっこいいよ!」

その言葉を受けて男は微笑みながら、こう呟く。
男「ありがとう。」「(アリガトウ。)」

届いたその2つの言葉を胸に、正義は手を振る。そしてその男の影も、夕焼けへと消えていった。

大王「(まったく、あれぐらい簡単に少年も洗脳できないものか。)」
正義「あ!皆はもう帰ったかな?ボクも早く帰らないと!」
そう言いながら、正義は帰宅する。

明美「あ!マサヨシぃ、遅いじゃない。心配したわよ。」
正義「ごめん、お母さん。部活で忙しかったから。」
明美「そう、部活はどうだった?」
正義「うん、やりがいのある、部活にはいったよ。」

こうして、また1日が終わるのであった。



―――後日―――

正義「―――で、事件は見事、解決しました。と。」
奈海「もう、なんで1人で解決しちゃうかな?」
勇弥「ま、オレは無事解決さえしたら、どうでもいいんだけどね。」

学校で、正義は【ホワイトデーは3倍返し】の契約者との戦いの内容を、勇弥と奈海に話していた。ふと、コインが現れる。

コイン「でも変じゃない?例えばバレンタインデーにチョコを貰った時、別の物でも返すんじゃない?なんで他で返さなかったの?」
勇弥「それはたぶん、契約者の所為さ。」
奈海「契約者?なんで?」
勇弥「都市伝説は契約者のイメージで能力が変わるだろ?その男は『痛みを痛み』『憎しみを憎しみ』で返してきたんだ。」
大王「つまり、『能力が劣化した』という事か?」
勇弥「その通り。本来ならチョコのお返しに落石でも何でもできたんだ。まぁ、毎日使えるように強化もされていたようだが。」
正義「そうだったんだ・・・。」
楓「“ガラララ”入るぞ。」 一同「おわぁぁぁ!」

不意に、流れをぶった切るように十文字が入ってくる。全員驚き、コインはお守り袋の中へ、大王は窓から外へ飛び出した。

楓「おい、今誰かが窓から飛び降りなかったか?」
奈海「き、気のせいよ!疲れているんじゃない?!」
勇弥「憑かれているのかもな!都市伝説の調べすぎで。」
正義「あ、十文字さん!これ返しておくよ。」
勇弥「(やっぱ漢字が違うってツッコミは期待できないか。)」
楓「あぁそうか。・・・良かった、これは無事だったか。」
正義「?何かあったの?」

その質問に、十文字は不思議そうに答える。

楓「いや、昨日いつものようにネットで都市伝説の情報を集めていたら、肩の骨折の話が消えていたんだ。だがこの資料は無事だったようだな。」
正義「うぅん、なんでだろうね?」
勇弥「間違った情報だったから消された、とかじゃないか?」
奈海「どうせもうあんなヘンテコ事件起きないと思うし、皆忘れちゃうと思うわよ。」
楓「そうか・・・、しかしそんな事でへこたれている暇は無い!」
勇弥&奈海「え゛。」
楓「私は誓う、悪事に利用されている都市伝説のためにも、この活動を続けると!」
奈海「お願いだから続けないで・・・。」
楓「そしてこの同好会の真の目的を見出してくれた黄昏、できれば副会長になってくれないか?」
正義「え?いいけど、副会長か。・・・かっこいい。」キラキラ
楓「よし、私と共にがんばろう!この同好会が正式に認められ、学校町が平和になるその日まで!」
勇弥「・・・って、正式なクラブじゃなかったのな。」

十文字に、都市伝説を調べる事を諦めさせる方法をただひたすら考えていた勇弥達だったが・・・。

勇弥「もう正義も入る事が決まっただろうし。」 奈海「都市伝説退治にも役立ちそうだし。」

おとなしく、2人は諦める事にするのだった。

楓「では改めて、今ここに、『都市伝説研究同好会』の設立を宣言する!」
正義&勇弥&奈海「「おぉーぅ!」」

その様子を窓の外から眺めつつ、大王は思う。

大王「(あの女も見込みがあるな。或いは少年と共に策を練る姿も考えられる。少年と共にいると、なかなか面白い奴と出会えるものだな。)
   (・・・しかし、少年といると世界征服ができない、下手に契約解除させれば今目の前にある人材は全て破棄、か。)」

―――世界征服への道は遠い。

第3話「お返し」―完―




4コマ風劇場(補足や小ネタ)―

☆2人きり☆
―――正義が【ホワイトデーでは三倍返し】と会う頃―――
勇弥「(正義のやつ、なんで・・・?)」 奈海「(私と勇弥を組ませたのかしら・・・?)」

勇弥「(奈海の事を嫌っている?いや、そんな訳無いよな。まさか・・・。)」
奈海「(私の事がそんなに嫌いに?でもそれにしては変よね。まさか・・・。)」

勇弥「(『実は奈海はオレの事が好きだった』とか?!)」
奈海「(『勇弥が私の事好きだから、譲った』とか?!)」

勇弥&奈海「「(うわぁ、気まずい・・・。)」」 コイン「(うわぁ、2人の妄想面白い・・・。ププッ。)」


●いきなり2人きりですからね。驚きでしょうね。



☆ここで会ったら☆
勇弥「(しかしここで誰にも会いませんように・・・。)」 奈海「(特にクラスメイト!会ったら絶対噂になるから・・・。)」

楓「あ、日向に心星じゃないか。」
勇弥&奈海「「願い空しく会っちゃった!?」」

勇弥「な、なんでここにいるんですか、十文字さん?」
楓「親の都合が終わってな。買い物という名目で都市伝説の調査だ。」
奈海「絶対に言わないでよ!私達が歩いてた事!」

楓「あぁ、心配するな。『お前達が付き合っている事』は言わないぞ。」
勇弥&奈海「「だから違うってえぇぇ!」」


●楓「だいたい最初もお前達は2人できたしな。その時に気付」 勇弥&奈海「「だから違うゥゥ!」」



☆食事☆
―――キーンコーン、カーンコーン―――
勇弥「よし飯だァ!」 奈海「今日はどうかなぁー?」
楓「失礼。たまには御一緒しても良いかな?」 正義「良いよ!」

勇弥「さってと、今日は・・・。」 奈海「はい、正義くん。」 正義「あ、ん、・・・どうも。」
楓「ん?黄昏の弁当は・・・?」

奈海「あ、いつも私が作っているの。」 正義「別にいいって言ってるんだけどな。」
楓「なるほど、そうか。」

楓「『お前達が付き合っていた』のか。それは気付かなかったな。邪魔にならないよう辞退しようか?」
正義「違う!!」カァァ
奈海「(やっぱりまだまだか・・・。)」 勇弥「(これはガチなんだろうけどな。)」


●人の心を弄ぶ、十文字、恐るべし。



☆中身は?☆
楓「黄昏の弁当は、愛妻弁当だったな。」
正義「『愛妻』じゃない!!」 奈海「(正義くん、『愛妻』なんて言葉知ってたんだ・・・。)」

楓「おぉ、美味しそうだな。色取り取りで綺麗だし。心星が作ったのか?」
奈海「え、えぇ、まぁ。(嬉しいけど、十文字さんに褒められてもなぁ。)」 正義「玉子焼き美味し。」モムモム

楓「羨ましいな。で、日向の弁当は・・・。」
勇弥「“モグモグ・・・ゴクンッ”ん?」←大きな弁当箱に、ステーキ、マリネ、ゼリーらしき物が入ったゴージャス弁当

楓「お前は、金持ちか!」ビシッ!
勇弥「いやそうですよ!?ってかそういう十文字さんも重箱じゃないですか?!」


●勇弥→親が開発者。 十文字→親が道場を開いている。 わざとじゃないけど、金持ちばっかだ。では、第4話に続きます。



次回予告4コマ―――

☆Δοκιμη―試練―☆
???「ふむ、どうやら命は助かったようだな。人間とはいえ、【恐怖の大王】と契約しただけの事はある。」

???「死なれては困る、と思っていたが、考え方によってはこれは『Δοκιμη(ドキミィ)(試練)』なのかもしれないな。」

???「『スケイディオ』にふさわしいかを試すための『ドキミィ』か。いや、これは少々傲慢か?だが・・・。」


―――少年よ、必ず乗り越えろ―――


●ね、ネタ切れで困ってなんかいないんだからね!(汗)しかしこいつ等はいったい何なのか?出番はあるのか?!(ぁ



☆語られぬ事件☆
店長「全く、何で盗まれたんだ!」
店員「すいません!でもあんなやつどうでもよくって・・・。」

店長「まぁ、あいつが物を盗んだところで、どうでもいいが・・・。しかし商品は大切だ!」
店員「あいつはおいといて・・・、すいません!」

?女「ごめんね。こうでもしないと私、生きていけないから。ごめんね・・・。」

―――私、どうすればいいの?―――


●うん、だいぶ次回予告。という訳で次回はナポリタン系(?)都市伝説です。その能力とはいったい?!では第4話に続きます。



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