正義「さてと、準備するか。」
大王「目標はどうであれ、中身は立派な修行だからな。」
大王「目標はどうであれ、中身は立派な修行だからな。」
正義と大王は、『ユグドラシル』にある地下ダンジョン『フヴェルゲルミル』に着いた。
そこでは、想像以上の数の都市伝説と契約者らしき人が修行を受けに来ていた。そしてその修行とは・・・。
そこでは、想像以上の数の都市伝説と契約者らしき人が修行を受けに来ていた。そしてその修行とは・・・。
正義「『ネコミミを奪う』か。そんなので修行になるのかな?」
大王「高レベルモンスターを倒しながら、という所に意味があるんだろう。そこはおまけみたいなもんだ。」
正義「それだったら『最深部の何かを取ってこい』でも良いんじゃない?」
大王「だいたい『敵から物を奪う』という行為自体は戦闘でも役立つ。少年の好きな『特撮ライダー』でも
敵の武器を奪って攻撃するシーンがあるだろ?あれは高等な技術だ。」
正義「そうか、凄い事なんだ。ネコミミを奪うって・・・。」キラキラ
大王「いや、ネコミミは知らん。盗んだ武器で戦うのは高等な技術だが。」
大王「高レベルモンスターを倒しながら、という所に意味があるんだろう。そこはおまけみたいなもんだ。」
正義「それだったら『最深部の何かを取ってこい』でも良いんじゃない?」
大王「だいたい『敵から物を奪う』という行為自体は戦闘でも役立つ。少年の好きな『特撮ライダー』でも
敵の武器を奪って攻撃するシーンがあるだろ?あれは高等な技術だ。」
正義「そうか、凄い事なんだ。ネコミミを奪うって・・・。」キラキラ
大王「いや、ネコミミは知らん。盗んだ武器で戦うのは高等な技術だが。」
この修行の意義について語り合っていると、正義の腕のトランシーバーから音が鳴る。
正義「え、勇弥くんかな・・・?“ピッ”こちら正義。応答願います。」
“勇弥「こちら勇弥。正義ィ、修行するんだったら忘れ物があるだろ?」”
正義「え?・・・なんだろ?」
“勇弥「まったく・・・、武器だよ『武器』。MPを消費するんだから、いつも大王さんに出して貰うわけにはいかねぇだろ?」”
大王「それもそうだな。しかしどうする?もうすぐ修行が始まるぞ?」
正義「うーん・・・。今から取りに行く、って言っても・・・。」
“勇弥「心配ご無用。今転送するぜ。」”
“勇弥「こちら勇弥。正義ィ、修行するんだったら忘れ物があるだろ?」”
正義「え?・・・なんだろ?」
“勇弥「まったく・・・、武器だよ『武器』。MPを消費するんだから、いつも大王さんに出して貰うわけにはいかねぇだろ?」”
大王「それもそうだな。しかしどうする?もうすぐ修行が始まるぞ?」
正義「うーん・・・。今から取りに行く、って言っても・・・。」
“勇弥「心配ご無用。今転送するぜ。」”
その言葉の後すぐにトランシーバーから光が放たれ、光の玉が正義の前に浮かぶ。
光の玉は0と1のヴェールを纏いながら形を変え、やがて立派な装飾の剣へと姿を変えた。
光の玉は0と1のヴェールを纏いながら形を変え、やがて立派な装飾の剣へと姿を変えた。
正義「かっこいい・・・。」
大王「さすがは友、良い出来だ。だがどうやって作ったんだ?」
“勇弥「なぁに、店で安く買った物を能力でちょいとな。少々軽いが、威力は充分だぜ。」”
正義「ありがとう勇弥くん!大事に使うよ。」
“勇弥「どういたしまして。何かあったら連絡する。お前もたまには連絡しろよ?では通信終了。」”
大王「さすがは友、良い出来だ。だがどうやって作ったんだ?」
“勇弥「なぁに、店で安く買った物を能力でちょいとな。少々軽いが、威力は充分だぜ。」”
正義「ありがとう勇弥くん!大事に使うよ。」
“勇弥「どういたしまして。何かあったら連絡する。お前もたまには連絡しろよ?では通信終了。」”
勇弥の通信が途切れると、大王がはとした表情を浮かべた。
大王「忘れていた。少年、頼みがある。」
正義「え、なに?」
大王「『俺に命令するな』、以上だ。」
正義「えぇ!?べ、別に命令なんて」
大王「命令でなくとも、作戦を考えても俺に言うな、という事だ。そもそも『都市伝説との連携は禁止』だろう。」
正義「え、なに?」
大王「『俺に命令するな』、以上だ。」
正義「えぇ!?べ、別に命令なんて」
大王「命令でなくとも、作戦を考えても俺に言うな、という事だ。そもそも『都市伝説との連携は禁止』だろう。」
無論、大王のこの発言はルールに従うためではない。己を鍛えるためである。
ドラゴニュート戦で後悔しているのは正義だけではないのだ。あの時、敵に翻弄されず適切な行動を取れていれば勝てただろう。
つまり自分に足りないものは判断力だ。あるいは分析力、観察力、指揮能力・・・。
正義という人材の素晴らしさのせいで、それに頼りすぎたのが今回の失敗を招いた事にはすぐに気付いた。
ドラゴニュート戦で後悔しているのは正義だけではないのだ。あの時、敵に翻弄されず適切な行動を取れていれば勝てただろう。
つまり自分に足りないものは判断力だ。あるいは分析力、観察力、指揮能力・・・。
正義という人材の素晴らしさのせいで、それに頼りすぎたのが今回の失敗を招いた事にはすぐに気付いた。
正義「・・・分かった。気をつけてよ。」
大王「子どもではない。ところで、カードは有るのか?」
大王「子どもではない。ところで、カードは有るのか?」
正義はズボンから、勇弥が作った『スクリプトカード』を取り出す。
正義「えっと、有るよ。『ウォール』が5枚、『テレポート』も5枚、だね。でも・・・。」
大王「危険な時、つまりリタイアの時に使え。死なれて困るのは俺だぞ?」
正義「分かった。死なないようにがんばるよ。」
大王「危険な時、つまりリタイアの時に使え。死なれて困るのは俺だぞ?」
正義「分かった。死なないようにがんばるよ。」
さて、そろそろ時間だ。正義も大王も身構える。
正義「よし、行くよ大王!」 大王「命令するなと言ったろう。」
―――正義達の修行が、今始まる!
となる前に、どこからか空を切るような音がした。
猫耳男「って、ちょっと待てぇえええええええええええ!!??今の何、今の何だ!?都市伝説使用禁止っつったろ!?」
幼女「みー、花子さん、何もしてないの。」
幼女「みー、花子さん、何もしてないの。」
となると、あの青年だ。あの青年が都市伝説無しに斬撃を飛ばした事になる。
正義「・・・大王、ボクもがんばったら斬撃を飛ばせるようになる?」
大王「なるんじゃないのか?知らん。」
大王「なるんじゃないのか?知らん。」
―――最凶の修行が、今始まる!
舞い降りた大王CoA編第7話「修行の前に」―完―