ギザ十と幽霊少女とご先祖様と組織の狗 27
「やっと、見つけた!」
目の前には、嘗て俺の担当であった黒服と、現担当である黒服女。
赤マントと赤いはんてんの二人と別れた後、
「人型」の破壊を二人や、施設へと侵入してきた他の契約者達に任せ
俺たちは、「暗部」の頭を潰す為に、施設中央へと強襲した。
「ついに来ましたか……」
「ああ、来てやったぞ黒服!」
叫び、スカイフィッシュの背を蹴り「籠釣瓶」を黒服へと向けて振るう。
しかしその斬撃は、黒服の手に握られた、一振りの刀によって軽々と受け止められた。
「いきなり、斬りかかってくるとは少し乱暴すぎではないですか?」
「黙れ「暗部」!……お前の企みは全部わかってんだよ!」
「やれやれ、B-No.005には困った物ですね…」
首を振りながら、しかし、その表情は余裕を崩していない。
「なぜ、こんな事をする、学校町の人間の心を、感情を消して、お前は何がしたいんだ!」
そんな俺の言葉に、目の前の黒服は遠い眼をしながら語り出す。
「友情、愛情、憐情、慕情……人には様々な感情が存在しますが、それは全て無駄な物だと、そう思いませんか?
そんな物がある為に人は苦しみ道を外れ争い合う、「組織」の為の存在である「黒服」もまた然り、
こんな不必要な物がある為に「組織」を裏切る者まで出てくる始末です、なら、そんなもの最初から無ければいい
感情を持たない、ただ「組織」の為だけの存在に、全ての者がそうなれば、それは素晴らしい事です、そう思いませんか?」
「思うかっ! 感情が無くなれば苦しみが無くなるだと? ああ確かにそうかもしれないな、でもそれ以上に楽しみもなくなるだろうが
人を想い合う心が無くなれば、家族や友人や恋人、そんな人と人との繋がりが全部なくなっちまうだろうが!
そんな事は看過できない、この短い間に俺が知り合えた大切な仲間達との絆を無くそうとするお前の企みを俺は許す事が出来ない!」
「なら、どうします?」
「決まってる! お前をぶっ倒して「鮫島事件」を潰す!」
目の前には、嘗て俺の担当であった黒服と、現担当である黒服女。
赤マントと赤いはんてんの二人と別れた後、
「人型」の破壊を二人や、施設へと侵入してきた他の契約者達に任せ
俺たちは、「暗部」の頭を潰す為に、施設中央へと強襲した。
「ついに来ましたか……」
「ああ、来てやったぞ黒服!」
叫び、スカイフィッシュの背を蹴り「籠釣瓶」を黒服へと向けて振るう。
しかしその斬撃は、黒服の手に握られた、一振りの刀によって軽々と受け止められた。
「いきなり、斬りかかってくるとは少し乱暴すぎではないですか?」
「黙れ「暗部」!……お前の企みは全部わかってんだよ!」
「やれやれ、B-No.005には困った物ですね…」
首を振りながら、しかし、その表情は余裕を崩していない。
「なぜ、こんな事をする、学校町の人間の心を、感情を消して、お前は何がしたいんだ!」
そんな俺の言葉に、目の前の黒服は遠い眼をしながら語り出す。
「友情、愛情、憐情、慕情……人には様々な感情が存在しますが、それは全て無駄な物だと、そう思いませんか?
そんな物がある為に人は苦しみ道を外れ争い合う、「組織」の為の存在である「黒服」もまた然り、
こんな不必要な物がある為に「組織」を裏切る者まで出てくる始末です、なら、そんなもの最初から無ければいい
感情を持たない、ただ「組織」の為だけの存在に、全ての者がそうなれば、それは素晴らしい事です、そう思いませんか?」
「思うかっ! 感情が無くなれば苦しみが無くなるだと? ああ確かにそうかもしれないな、でもそれ以上に楽しみもなくなるだろうが
人を想い合う心が無くなれば、家族や友人や恋人、そんな人と人との繋がりが全部なくなっちまうだろうが!
そんな事は看過できない、この短い間に俺が知り合えた大切な仲間達との絆を無くそうとするお前の企みを俺は許す事が出来ない!」
「なら、どうします?」
「決まってる! お前をぶっ倒して「鮫島事件」を潰す!」
「出来ますか……大切な仲間達とやらの為に、あなたの大切な「お姫様」を殺す事が」
「な……に……」
絶句する俺に、黒服が声を出さずに嗤う。
「B-No.002、顔を見せてあげなさい」
隣にいた黒服の女が、その顔を隠すサングラスを外す。
その下には、その素顔は、嘗て俺が無くしたはずの大切な人の面影を色濃く残した……。
「馬鹿っ! 何ボーッとしてるの避けて!」
突然の少女の叫び声に我に返るが、しかし間に合わない。
飛来してきた黒服の「刀」を避ける事適わず、俺はその凶刃に貫かれた。
くそ、油断した……身体から血のあふれ出る感触を感じる、ドクドクと致命的なまでに流れ出る血流の音の向こう側で
少女が悲鳴と共に黒服女……いや、俺の「大切な人」に打ち倒されているのが見えた。
「な……に……」
絶句する俺に、黒服が声を出さずに嗤う。
「B-No.002、顔を見せてあげなさい」
隣にいた黒服の女が、その顔を隠すサングラスを外す。
その下には、その素顔は、嘗て俺が無くしたはずの大切な人の面影を色濃く残した……。
「馬鹿っ! 何ボーッとしてるの避けて!」
突然の少女の叫び声に我に返るが、しかし間に合わない。
飛来してきた黒服の「刀」を避ける事適わず、俺はその凶刃に貫かれた。
くそ、油断した……身体から血のあふれ出る感触を感じる、ドクドクと致命的なまでに流れ出る血流の音の向こう側で
少女が悲鳴と共に黒服女……いや、俺の「大切な人」に打ち倒されているのが見えた。
続く