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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - ギザ十と幽霊少女とご先祖様と組織の狗-25

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匿名ユーザー

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ギザ十と幽霊少女とご先祖様と組織の狗 25


「システムチェック……A-No.0019001からA-No.0020000までのラインをチェックします……10%、50%、75%、90%……クリア、破損箇所ありません、
 続いてA-No.0020001からA-No.0020……外部より予期せぬラインの接続を確認、アンノウンの解析開始……スキャン終了、「首塚」及び「組織」に所属する契約者、都市伝説と思われます」
無感情に、言葉を連ねていたB-No.002から突如、エラー発生の報を知らされ、私は眉をひそめる。
「首塚」や「組織の表層部」の者たちには、「鮫島事件」の情報を渡さないように細心の注意を払ってきたはずだ。
恙無く進むはずの作戦がここに来て狂い始めた、「鮫島事件」へのラインが発生したという事は即ち、真の「鮫島事件」の能力と目的が知られたという事だ
一体何故だ? この情報は「暗部」の中でも限られた人間、Bナンバーを関する物にしか知らされていない、では何処から漏れた?
「B-No.005、居ますか?」
「はーい、どうしたのイッちゃん?」
私が呼んだ瞬間、間髪入れずに現れ返事をする幼女姿の黒服。
「「真の鮫島事件」についての情報が外部に漏れているようです、何処から漏れているのか虫に調査させなさい」
その私の言葉に、何時もなら無邪気な声で直ぐに返事を返してくるはずのB-No.005が何故か驚きの表情で固まっている。
「どうしました?」
「えっと、それって、秘密だったの?」
その言葉に、私は頭を抱える、どうやら、目の前の幼女がこの情報漏洩の下手人であったようだ。
「誰に……言いました?」
「ふぇ……ごめんなさ、イッちゃん、ごめんなさい、怒らないでぇ」
「怒っていません、だから誰に情報を漏らしたのかを教えなさい」
「う、うん……あのね、十円玉のお兄ちゃんと、うちの黒服さんたち」
あの感情のない人形どもから漏れるとは考えられない、だとすると「彼」と、我々に手を貸す「元契約者の黒服」たちか…
「「彼」は今、此方に向かっているのですね?」
「うん、なんか道に迷ってるみたいだけど、スカイフィッシュのお姉ちゃんと一緒にここに向かってる見たい」
スカイフィッシュの契約者、報告は聞きましたが、まさか生き返るとは……「彼」の仕業なのでしょうが、何故こうもここに来て問題ばかりが…
「分かりました「彼」は私が始末します、「黒服」達は貴方が全て責任を持って消しなさい」
「うん……ごめんね、イッちゃん……」

とぼとぼと、肩を落としながら離れていくB-No.005を見て、確信する、やはり感情などという物は不要だ…と。
今更、情報を知らせた者を消しても後の祭り、既に外部の者たちには知れ渡ってしまったと考えても良いだろう。
全ては、時間との勝負となったのだ、敵の侵攻を押さえ、邪魔をされる前に「鮫島事件」を発動させる…その為にも。
「B-No.002、システムチェックを強制終了し、発動フラグのチェックへと移行しなさい」
「15%、40%……了解しました、システムチェックを強制終了し、フラグチェックを開始します、A-No.0000001からA-No.0005001までのレスポンスを確認……」
無感情に言葉を発し続けるB-No.002に無言で頷く。
感情の亡くなった彼女のように、全ての者を「組織の狗」に、ただ命令を聞くだけの繰り人形へと。
「鮫島事件」さえ発動させれば、人間も都市伝説も全ての者は「組織」の意のままに、それは「私」すら例外ではないのだ。

「ただ全ては「首領」の為に……」
頭上を仰ぎ呟く私の言葉は、朗々と続くB-No.002の声にかき消されるように消えていった。



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