ギザ十と幽霊少女とご先祖様と組織の狗 12
深い闇の中、一人、最後のB-No.002の調整に勤しむ私へと声を掛ける者が居た。
「ねえ、イッちゃん、イッちゃん」
「なんですか、そのイッちゃんと言う呼び方は」
「えー、No.001だからイッちゃんだけど…?」
顔を顰め、問いかける私に、当たり前の事を言うように答える目の前の人物。
他の「黒服」と同じく、漆黒のダークスーツを着込みサングラスを掛けてはいるが
その容姿は、十代前半と言っても通じる程に幼い。
「まあ、良いでしょう……で、どうしました、B-No.005」
「うんー、なんかねー、変な黒服がねー、ハーメルンの契約者を襲って返り討ちにあったみたい」
報告するのなら、もう少し具体的に報告して欲しい。
「変な黒服とは何です、K-No.711の事ですか?」
もっとも彼は、既に「変な」という言葉では言い表せれない領域にまで到達しようとしていますが…。
「違うよー、何か変なの、この端末に登録されてないの」
そう言いながら、私の眼前へと携帯端末を突き付けてくる、しかし…端末に登録されていない?
Bナンバーに渡した端末には、「組織」が所有する全ての「黒服」の情報が登録されているはず。
それに、登録されていないと言う事は…
「「夢の国」の者でしょうか…?」
「違うとおもうよー、自意識は有ったみたいだし何か「組織」の黒服ぽかった」
とすると……。
「なら、それは、上の連中でしょうね」
「……うえー?」
私の言葉に天井を見上げ首を傾げる少女に、苦笑を漏らす。
「違いますよNo.005、上の連中とは「首領」直下の者たち、我が「組織」の上層部、幹部連の者たちの事です、流石に彼らもこの混沌とした状況に業を煮やし動き出したのでしょうね」
「……ふーん」
どうでも良さそうに、相づちを打つB-No.005の頭を、報告のご褒美とばかりに優しく撫でる。
そして嬉しそうに眼を細める少女へ、更なる命令を言い渡し、この場を下がらせると、
私はもう一度、自らの使命の為の作業へと戻るのだった。
「ねえ、イッちゃん、イッちゃん」
「なんですか、そのイッちゃんと言う呼び方は」
「えー、No.001だからイッちゃんだけど…?」
顔を顰め、問いかける私に、当たり前の事を言うように答える目の前の人物。
他の「黒服」と同じく、漆黒のダークスーツを着込みサングラスを掛けてはいるが
その容姿は、十代前半と言っても通じる程に幼い。
「まあ、良いでしょう……で、どうしました、B-No.005」
「うんー、なんかねー、変な黒服がねー、ハーメルンの契約者を襲って返り討ちにあったみたい」
報告するのなら、もう少し具体的に報告して欲しい。
「変な黒服とは何です、K-No.711の事ですか?」
もっとも彼は、既に「変な」という言葉では言い表せれない領域にまで到達しようとしていますが…。
「違うよー、何か変なの、この端末に登録されてないの」
そう言いながら、私の眼前へと携帯端末を突き付けてくる、しかし…端末に登録されていない?
Bナンバーに渡した端末には、「組織」が所有する全ての「黒服」の情報が登録されているはず。
それに、登録されていないと言う事は…
「「夢の国」の者でしょうか…?」
「違うとおもうよー、自意識は有ったみたいだし何か「組織」の黒服ぽかった」
とすると……。
「なら、それは、上の連中でしょうね」
「……うえー?」
私の言葉に天井を見上げ首を傾げる少女に、苦笑を漏らす。
「違いますよNo.005、上の連中とは「首領」直下の者たち、我が「組織」の上層部、幹部連の者たちの事です、流石に彼らもこの混沌とした状況に業を煮やし動き出したのでしょうね」
「……ふーん」
どうでも良さそうに、相づちを打つB-No.005の頭を、報告のご褒美とばかりに優しく撫でる。
そして嬉しそうに眼を細める少女へ、更なる命令を言い渡し、この場を下がらせると、
私はもう一度、自らの使命の為の作業へと戻るのだった。