(ローゼ>全く、油断も隙もありませんわ!
(ミナワ>ホントですよ、ご主人様ってば・・・
(ミナワ>ホントですよ、ご主人様ってば・・・
プンスカプンスカと、やや呆れ気味に怒っているローゼとミナワ
対象は無論、女癖の悪い裂邪である
しかし、ハァ、と2人して呆れを伴った溜息を吐いた直後の事だ
対象は無論、女癖の悪い裂邪である
しかし、ハァ、と2人して呆れを伴った溜息を吐いた直後の事だ
(ローゼ>――――――ッ!! こ、この気配・・・!
ローゼの目が赤く染まる
波間に忍ぶ悪意を感じて
波間に忍ぶ悪意を感じて
(ミナワ>ッ! ご、ご主人様!
ミナワもその気配に気づいて、契約者である裂邪の元へと駆け寄る
正義や漢、清太達もどうやら察知したようだ
正義や漢、清太達もどうやら察知したようだ
(ローゼ>(海の中に大きな気配が3つ・・・でも大した事は無さそうですわね・・・)
気配だけを頼りに、海に潜む怪奇の潜在力を見極める
だが次の瞬間、それが海中から勢い良く飛び出した
丸みを帯びたフォルム、絡まる8本の触手を持つ、全長60mはあろう巨大生命体が、3匹
だが次の瞬間、それが海中から勢い良く飛び出した
丸みを帯びたフォルム、絡まる8本の触手を持つ、全長60mはあろう巨大生命体が、3匹
「「「オンミョォォォォォォォォォォォォォォォォン」」」
(正義>あ、イカだ!
(裂邪>いやタコだろどう見ても!?
(正義>あ、イカだ!
(裂邪>いやタコだろどう見ても!?
気がつけば、ローゼは空を見上げていた
幼い身体全体で、太陽に照りつけられた砂浜を背につけて
要は、こけていた
おほほほほ、と朗らかに笑いながら起きあがると、
幼い身体全体で、太陽に照りつけられた砂浜を背につけて
要は、こけていた
おほほほほ、と朗らかに笑いながら起きあがると、
(ローゼ>・・・えっと、あれは多分UMAの一種・・・「ルスカ」、かしら?
(勇弥>だけど、「ルスカ」は『ブルーホール』にしか生息してない筈なんだが・・・
(蓮華>場所なんてお構い無しにやってくる都市伝説もあるんですよ
(ローゼ>あら、蓮華ちゃん、それに皆さんも・・・
(勇弥>だけど、「ルスカ」は『ブルーホール』にしか生息してない筈なんだが・・・
(蓮華>場所なんてお構い無しにやってくる都市伝説もあるんですよ
(ローゼ>あら、蓮華ちゃん、それに皆さんも・・・
そこには、蓮華、ロール、レクイエム、凛々、羅菜の5人が、それぞれ戦闘の構えを取っていた
レジーヌがいないところを見ると、まだグロッキー状態のようだ
ロベルタとラピーナはライサと共に避難したのだろうか
レジーヌがいないところを見ると、まだグロッキー状態のようだ
ロベルタとラピーナはライサと共に避難したのだろうか
(羅菜>むぅ、随分と大きなタコでござるな・・・今夜はタコ焼きでござろうか
(ロール>えー、それマジありえないっつーか
(凛々>タコ焼きやったらウチに任しとき! ちゅうても今は冷やすくらいしかでけへんけど
(レクイエム>・・・タコ焼きって何だ?
(蓮華>レクイエムさんまで何ボケかましてるんですか、来ますよ
(ロール>えー、それマジありえないっつーか
(凛々>タコ焼きやったらウチに任しとき! ちゅうても今は冷やすくらいしかでけへんけど
(レクイエム>・・・タコ焼きって何だ?
(蓮華>レクイエムさんまで何ボケかましてるんですか、来ますよ
振り下ろされる触腕
浜辺にいた者達はそれぞれ回避行動を取り難を逃れる
浜辺にいた者達はそれぞれ回避行動を取り難を逃れる
(ローゼ>蓮華ちゃん、それに皆さん! ここはワタクシが何とか致しますから、
その間に一般客の皆様の避難誘導を!!
(蓮華>っ、で、ですが・・・
(ローゼ>早く! これは命令ですわ!!
その間に一般客の皆様の避難誘導を!!
(蓮華>っ、で、ですが・・・
(ローゼ>早く! これは命令ですわ!!
彼女の怒声に、5人はただ縦に首を振り、指示通りに動き出した
さて、と一息吐き、彼女は標的を見据える
1匹の「ルスカ」―――他の個体は裂邪や漢と戦闘に入っている為、戦うべき相手はこの個体だけだ
さて、と一息吐き、彼女は標的を見据える
1匹の「ルスカ」―――他の個体は裂邪や漢と戦闘に入っている為、戦うべき相手はこの個体だけだ
(ローゼ>では・・・参りますわ!
ばっと両手を広げ、彼女は10の指先に赤い光を凝縮させた―――――
「待ってローゼちゃん!」
声に振り返ろうとしたその刹那、「ルスカ」の口から黒い墨が噴射される
しまった―――――――油断したと思い『フォトン・ベール』を作り出そうとするが、
その前に目の前が黒いツヤのある板で遮られ、タコ墨からローゼを守った
しまった―――――――油断したと思い『フォトン・ベール』を作り出そうとするが、
その前に目の前が黒いツヤのある板で遮られ、タコ墨からローゼを守った
(ローゼ>鉄板・・・?
「間一髪だったか」
「間一髪だったか」
安全だと判断しもう一度振り返ると、そこには水泳用ハーフパンツの少年と、マントの男がいた
黄昏 正義と、その契約都市伝説「恐怖の大王」だ
黄昏 正義と、その契約都市伝説「恐怖の大王」だ
(ローゼ>正義さん、ワタクシに何か・・・
(正義>ごめんねローゼちゃん、でもボクの話を聞いて
キミの都市伝説って、「フォトンベルト」だったよね?
(ローゼ>えぇ、貴方の「恐怖の大王」と同じ世界破滅系の都市伝説ですわ
(正義>そこなんだ。 世界を壊す程の力が2つも集まってる、ってことでしょ?
それってかなり危険な事だと思うんだ
(ローゼ>確かにそうだけれど・・・なら、何か良い考えがありまして?
(正義>ごめんねローゼちゃん、でもボクの話を聞いて
キミの都市伝説って、「フォトンベルト」だったよね?
(ローゼ>えぇ、貴方の「恐怖の大王」と同じ世界破滅系の都市伝説ですわ
(正義>そこなんだ。 世界を壊す程の力が2つも集まってる、ってことでしょ?
それってかなり危険な事だと思うんだ
(ローゼ>確かにそうだけれど・・・なら、何か良い考えがありまして?
ローゼの問いに、正義はにこっ、と笑みを返した
(正義>短い時間で・・・ううん、一瞬で決着をつけたいんだ
あの都市伝説の隙を突いて同時に攻撃すれば、それも可能だと思う
お願い、協力してくれないかな?
(ローゼ>そういうことなら、お安いご用ですわ!
(大王>案外軽いな、それで「組織」が務まるのか・・・?
あの都市伝説の隙を突いて同時に攻撃すれば、それも可能だと思う
お願い、協力してくれないかな?
(ローゼ>そういうことなら、お安いご用ですわ!
(大王>案外軽いな、それで「組織」が務まるのか・・・?
鉄板の陰から、正義と大王、そしてローゼが2方向に飛び出した
狙いを定めようとした「ルスカ」だったが、どちらを攻撃するか一瞬の迷いを見せた
そう、“一瞬”だけ
狙いを定めようとした「ルスカ」だったが、どちらを攻撃するか一瞬の迷いを見せた
そう、“一瞬”だけ
(正義>大王!
(ローゼ>『フォトン・バレット』!
(ローゼ>『フォトン・バレット』!
「ルスカ」の頭上に白い落雷が落ち、顔面に赤い光弾が命中した
苦しげな呻き声のようなものをあげると、
巨大なタコは痙攣しながら、ぐったりとその場に伏した
苦しげな呻き声のようなものをあげると、
巨大なタコは痙攣しながら、ぐったりとその場に伏した
(ローゼ>・・・何とか、止められましたわね・・・
ふぅ、とローゼは胸を撫で下ろした
その後、次々と「ルスカ」が倒れ、海岸に再び静けさが戻った
その後、次々と「ルスカ」が倒れ、海岸に再び静けさが戻った
...To be Continued