深夜の東名高速道路、小牧ジャンクション
少年と黒スーツの大人は全力疾走で車道を全力で逆走していた
少年と黒スーツの大人は全力疾走で車道を全力で逆走していた
「うおおおおっ来る来る来てるっ」
「うぁぁん、なんでこんな事になんのよぉぉぉっ」
「うぁぁん、なんでこんな事になんのよぉぉぉっ」
黒スーツの操る車は150キロを出してるとはいえ
軽という事もあってか既に車体のあちこちが嫌な音を上げている
軽という事もあってか既に車体のあちこちが嫌な音を上げている
「うぁぁぁん、生きて帰れたら上司を告訴してやんだからぁぁぁっ」
「縁起でも無ェ事言ってんじゃ無ェよバカ!死にたくないし!」
「縁起でも無ェ事言ってんじゃ無ェよバカ!死にたくないし!」
少年の突っ込みな叫びも車体の轟音に掻き消される
ちらりとバックミラーを見やる
後方から猛烈な勢いで追走してくるのは、女
赤いコートを着込んだ生身の女が猛スピードで走って来ていた
ちらりとバックミラーを見やる
後方から猛烈な勢いで追走してくるのは、女
赤いコートを着込んだ生身の女が猛スピードで走って来ていた
「う゛あ゛あ゛あ゛ん゛っ、置いてかないでえええっっ」
元々女の口は大きなマスクで覆われていた筈だが
今やそんな物は吹き飛んでいた
女の口は大きく裂けており、目と鼻からは大量の液を撒き散らしている
今やそんな物は吹き飛んでいた
女の口は大きく裂けており、目と鼻からは大量の液を撒き散らしている
「いやあああっ黒服さん置いてかないでええええっっ」
女――口裂け女の更に後方
爆走で追い上げている異形の存在
それの駆逐こそが、少年と黒服、そして口裂け女がわざわざ出向してきた理由である
爆走で追い上げている異形の存在
それの駆逐こそが、少年と黒服、そして口裂け女がわざわざ出向してきた理由である
「ヴォォォォオオオオオオエエエアアアアアアアアッッッィイイイェエエエアアッァアッッ」
その咆哮は常人のそれではない
眼から禍々しいほどの光を放ち、大口を開けて
口裂け女を、そして少年と黒服を乗せた自動車を追う、この男の名はターボじじい
眼から禍々しいほどの光を放ち、大口を開けて
口裂け女を、そして少年と黒服を乗せた自動車を追う、この男の名はターボじじい
「ォオオオオッァアアアアァァァアアアッ、*スゾ 東京モン ガァァァァアアアアッッ」
「逃げないで下さああああああいいいいっっ助けてえええええっっ」
「姉ちゃん!アクセル離すなよ!絶対だかんな!」
「わぁってるわよそんぐらい!あたし死にたくないよおおおぉぉっ」
「わぁってるわよそんぐらい!あたし死にたくないよおおおぉぉっ」
都市伝説同士の逃走、追走劇は恐らく一晩中繰り広げられるだろう
【終】