「引っ越しします。」
「え?」
昨日の派手な戦いの次の日のことだった。
私の主人は引越をするという。
「文句は?」
「ま、まったくもってございません!」
「よろしい。」
行動が常に唐突なところが困るマスターである。
その上怖い。今まで何があったかは語りたくもない。
「昨日倒した国中佐織が何らかの組織の人間であった可能性が高い。
そして状況から判断するに俺が倒したと思われる可能性もまた高い。」
当たり前だ。
あれだけ酷い真似をしたのだからその組織にもまっさきに狙われるだろう。
私は今もあの死体を思い出す度に吐く。
「えっと……、質問がありまして……。」
「言ってみろ。」
「ひひ、引っ越し先は……。」
一々ビクビクしてしまう自分が情けない。
しかしまあそんなことも言っていられない、と自分を納得させる。
「え?」
昨日の派手な戦いの次の日のことだった。
私の主人は引越をするという。
「文句は?」
「ま、まったくもってございません!」
「よろしい。」
行動が常に唐突なところが困るマスターである。
その上怖い。今まで何があったかは語りたくもない。
「昨日倒した国中佐織が何らかの組織の人間であった可能性が高い。
そして状況から判断するに俺が倒したと思われる可能性もまた高い。」
当たり前だ。
あれだけ酷い真似をしたのだからその組織にもまっさきに狙われるだろう。
私は今もあの死体を思い出す度に吐く。
「えっと……、質問がありまして……。」
「言ってみろ。」
「ひひ、引っ越し先は……。」
一々ビクビクしてしまう自分が情けない。
しかしまあそんなことも言っていられない、と自分を納得させる。
そういえば朝のニュースのおかげで私の知名度は跳ね上がったらしい。
物凄い勢いで自分の力が回復していくのを感じられる。
これなら少しくらいは真の姿に戻れそうな気がする。
「学校町、こっから車で二、三時間の所にある。
昨日帰った後に一晩中パソコンで調べたらな、そこに異様な数の都市伝説が集まっているらしいんだ。」
「じゃ、じゃあ危ないんじゃないでしょうか……。」
「逆に倒す、仲間だって少なくともここよりは見つけやすい。
それに俺は戸籍だって無いんだ、昨日の事件の被害者から抜き取った財布だけじゃ限界がある。
そっちの方でも事情がわかっててなおかつ俺を支援してくれる人間を見つけないとな。」
「引越の方法はどうするんですか?
今のままじゃ危ないですよ?」
「ハーメルンの笛吹きだろうが、透明にでもなんでもなって追っ手を撒くのは楽勝だろ?」
そういうと私の手から笛を引ったくってピー!と鳴らした。
それと同時に見覚えのある人達が集まってくる。
「ちょ!こんなことしたら大騒ぎになります!!」
「いや、便利だったから昨日の生き残りを何人か連れてきちゃった。このマンションの住人に迷惑はかけない。」
この人は人間をなんだと思っているんだ……?
物凄い勢いで自分の力が回復していくのを感じられる。
これなら少しくらいは真の姿に戻れそうな気がする。
「学校町、こっから車で二、三時間の所にある。
昨日帰った後に一晩中パソコンで調べたらな、そこに異様な数の都市伝説が集まっているらしいんだ。」
「じゃ、じゃあ危ないんじゃないでしょうか……。」
「逆に倒す、仲間だって少なくともここよりは見つけやすい。
それに俺は戸籍だって無いんだ、昨日の事件の被害者から抜き取った財布だけじゃ限界がある。
そっちの方でも事情がわかっててなおかつ俺を支援してくれる人間を見つけないとな。」
「引越の方法はどうするんですか?
今のままじゃ危ないですよ?」
「ハーメルンの笛吹きだろうが、透明にでもなんでもなって追っ手を撒くのは楽勝だろ?」
そういうと私の手から笛を引ったくってピー!と鳴らした。
それと同時に見覚えのある人達が集まってくる。
「ちょ!こんなことしたら大騒ぎになります!!」
「いや、便利だったから昨日の生き残りを何人か連れてきちゃった。このマンションの住人に迷惑はかけない。」
この人は人間をなんだと思っているんだ……?
しかし、なんだかんだで荷物を外までこっそり運びきる。
マンションの低い階だったのでなんとか上手く行ったが本当に偶然、だと思う。
マスターの部屋には本当に何も無くなってしまった。
色々と汚い部屋だったような気がするんだが……。
マンションの低い階だったのでなんとか上手く行ったが本当に偶然、だと思う。
マスターの部屋には本当に何も無くなってしまった。
色々と汚い部屋だったような気がするんだが……。
「良くこんな手早く片付きましたね……。」
「最初から片付いていたんだよ。
適当に置いているように見えたと思うけど
全部の物を運び出すのに効率良い場所に配置してたから。」
そう説明しながら駐車場まで歩いていく。正直、日本語を話せと思った。
しかし荷物を載せているこの軽トラックは一体何なんだろう。
さっきまでこんな物無かった気がするが……。
「最初から片付いていたんだよ。
適当に置いているように見えたと思うけど
全部の物を運び出すのに効率良い場所に配置してたから。」
そう説明しながら駐車場まで歩いていく。正直、日本語を話せと思った。
しかし荷物を載せているこの軽トラックは一体何なんだろう。
さっきまでこんな物無かった気がするが……。
「マスター、これなんですか?」
「ああ、盗んだ。すぐに返すし持ち主は傷つけてないよ。」
やっぱり盗んでいた。
こいつ最悪だ……。
まあ人間をネズミ扱いする時点で解っていたのだが……。
「ああ、盗んだ。すぐに返すし持ち主は傷つけてないよ。」
やっぱり盗んでいた。
こいつ最悪だ……。
まあ人間をネズミ扱いする時点で解っていたのだが……。
「成る程……解りました。」
「よし、すぐに行くぞ。学校町南区のマンションだ。
鍵が開いていれば何処でも良いぞ、住民には退去していただこう。」
「よし、すぐに行くぞ。学校町南区のマンションだ。
鍵が開いていれば何処でも良いぞ、住民には退去していただこう。」
勿論、この世からである。
殺してもネズミに食わせるつもりなのだ。
本当に吐き気がする。
こんな奴の手伝いをすることになってしまったのかと思うと絶望する。
しかし、こいつとしても私が必要で大切らしいし……ちょっと付き合ってやろうかと思わなくもない。
何より怖いし。
殺してもネズミに食わせるつもりなのだ。
本当に吐き気がする。
こんな奴の手伝いをすることになってしまったのかと思うと絶望する。
しかし、こいつとしても私が必要で大切らしいし……ちょっと付き合ってやろうかと思わなくもない。
何より怖いし。
引越は速やかに終わった。
居なくなった住人が一人に急に現れた住人が一人。
大きなマンションだから急に住人が居なくなっても怪しまれはしない。
都合良く残っていた免許証などは写真を貼り替えてしばらく使うと言っていた。
居なくなった住人が一人に急に現れた住人が一人。
大きなマンションだから急に住人が居なくなっても怪しまれはしない。
都合良く残っていた免許証などは写真を貼り替えてしばらく使うと言っていた。
そして時計の針が午後の壱時を回った頃。
学校町の地理を把握したいなあ、散歩とか行かないのかなあ、とか思ってた頃。
「よし、また元俺のアパートに戻るぞ。
組織の奴らがもう来てても逃げたと思っているだろう。
残ってまだ俺が戻ってくるか見張ってたらそれはそれで都合良いし。」
「へ?」
本当に唐突だった。
なんで一々行ったり来たりしなくてはならないのだ。
出会ってからずっと振り回され続けている気がする。
「途中で遊園地に寄ってやろう。」
「遊園地?一度行ってみたかったんです!」
これはちょっと嬉しかった。
こいつもこれで良いところがある物だ。
野良都市伝説の頃はまったく入り込めないし入り込んだら他の都心伝説に誘拐されそうになるし……、
とにかくろくな思い出が無い。
ましてや遊ぶなんてこと一度もなかった気がする。
学校町の地理を把握したいなあ、散歩とか行かないのかなあ、とか思ってた頃。
「よし、また元俺のアパートに戻るぞ。
組織の奴らがもう来てても逃げたと思っているだろう。
残ってまだ俺が戻ってくるか見張ってたらそれはそれで都合良いし。」
「へ?」
本当に唐突だった。
なんで一々行ったり来たりしなくてはならないのだ。
出会ってからずっと振り回され続けている気がする。
「途中で遊園地に寄ってやろう。」
「遊園地?一度行ってみたかったんです!」
これはちょっと嬉しかった。
こいつもこれで良いところがある物だ。
野良都市伝説の頃はまったく入り込めないし入り込んだら他の都心伝説に誘拐されそうになるし……、
とにかくろくな思い出が無い。
ましてや遊ぶなんてこと一度もなかった気がする。
「それじゃあ決まりだ。行くぞ!」
軽トラでマンションの近くまで帰り、すぐに別の車に乗り換える。
「この車は?また……。」
「よくぞ聞いてくれたな、ポルシェだ!
名作映画のM.I.Pやバッドボーイだかに出てたな。
親に買って貰ったんだよ、契約のせいだかでもう居ないようなもんだけどさ。
とにかく良い車だぜ~、なによりお洒落だ。」
「マスターの家って……、意外とお金持ち?」
「まあな。親父が貿易関連やってたの。
しかし金なんかよりやりたいことやれる人生の方が数十倍楽しいぜ。メル。」
意外だ……。
もっとこう別な家庭を想像していた。
お夕食はフランス料理的なサムシングとかだったのだろうか。
「家には中華料理の上手いコックが居てなあ……。
俺の趣味への理解以外は最高の家族だった……。」
中華料理だった。
この人は家族なんて居ても顧みない人だと思っていたからこそ、すぐに契約してくれると思ってたのに……。
暖かい家族との絆より幼女を(ピー)するのが大切なのかこいつは!!!
「この車は?また……。」
「よくぞ聞いてくれたな、ポルシェだ!
名作映画のM.I.Pやバッドボーイだかに出てたな。
親に買って貰ったんだよ、契約のせいだかでもう居ないようなもんだけどさ。
とにかく良い車だぜ~、なによりお洒落だ。」
「マスターの家って……、意外とお金持ち?」
「まあな。親父が貿易関連やってたの。
しかし金なんかよりやりたいことやれる人生の方が数十倍楽しいぜ。メル。」
意外だ……。
もっとこう別な家庭を想像していた。
お夕食はフランス料理的なサムシングとかだったのだろうか。
「家には中華料理の上手いコックが居てなあ……。
俺の趣味への理解以外は最高の家族だった……。」
中華料理だった。
この人は家族なんて居ても顧みない人だと思っていたからこそ、すぐに契約してくれると思ってたのに……。
暖かい家族との絆より幼女を(ピー)するのが大切なのかこいつは!!!
「…………………。」
この馬鹿にはかける言葉もない。
「おっと、しんみりしちゃったねえ。
でもそれより何よりお前が大切なんだぜ。」
むしろそこで趣味の話に戻ることに呆れているだけだから安心して欲しい。
「いえ、良いんです!そういうのじゃないですから!!」
この馬鹿にはかける言葉もない。
「おっと、しんみりしちゃったねえ。
でもそれより何よりお前が大切なんだぜ。」
むしろそこで趣味の話に戻ることに呆れているだけだから安心して欲しい。
「いえ、良いんです!そういうのじゃないですから!!」
「おっと、遊園地着いたぜ。」
スイスイと車を進めて駐車場に駐車する。
か~な~り、上手い。
スイスイと車を進めて駐車場に駐車する。
か~な~り、上手い。
「ほら、行くぞメル!」
マスターは車から降りて私の手を引く。
私よりもなんだかはしゃいでいる。
「はーい!」
しかし私も少しばかりはしゃいではいた。
マスターは車から降りて私の手を引く。
私よりもなんだかはしゃいでいる。
「はーい!」
しかし私も少しばかりはしゃいではいた。
ジェットコースター
観覧車
さらには水族館なんかも回ったりしてとにかく遊び倒した。
日が暮れる頃にはもう遊んでいない場所なんて殆ど無かったと思う。
観覧車
さらには水族館なんかも回ったりしてとにかく遊び倒した。
日が暮れる頃にはもう遊んでいない場所なんて殆ど無かったと思う。
「メル、最後にお化け屋敷行くぞ。」
しかしお化け屋敷は昼間に何度も回っている。
何故最後にわざわざこれを……?
「もうそろそろ攻めてくるだろ。」
「は?」
「組織とやら、車に乗っていた時から付けてくる奴らが居たのさ、だから多分ね。」
「お化け屋敷で妖怪大戦。最高じゃない?」
「………何を言っているのだこいつはそれに私は都市伝説であって妖怪ではない。
外見幼女でも人間相手に暴力で従わされていても誇り高きハーメルンの笛吹きである。」
「文句があるらしいね。」
しまった、中の人のせいで地の文にカギ括弧をつけられた!
「い、いえ違いますご主人様!マスター!おにいたん!」
「くくく……、まあ良い。お化け屋敷の構造は頭に叩き込んでいるだろ?
さあ、行くぞ!あ、それと後でお仕置きな。」
私達はもはや人の居ないお化け屋敷に入っていった。
やる気のない脅かし役の人達にいつも通り驚きながら奥に進む。
だが、今の私はマスターが怖い。
しかしお化け屋敷は昼間に何度も回っている。
何故最後にわざわざこれを……?
「もうそろそろ攻めてくるだろ。」
「は?」
「組織とやら、車に乗っていた時から付けてくる奴らが居たのさ、だから多分ね。」
「お化け屋敷で妖怪大戦。最高じゃない?」
「………何を言っているのだこいつはそれに私は都市伝説であって妖怪ではない。
外見幼女でも人間相手に暴力で従わされていても誇り高きハーメルンの笛吹きである。」
「文句があるらしいね。」
しまった、中の人のせいで地の文にカギ括弧をつけられた!
「い、いえ違いますご主人様!マスター!おにいたん!」
「くくく……、まあ良い。お化け屋敷の構造は頭に叩き込んでいるだろ?
さあ、行くぞ!あ、それと後でお仕置きな。」
私達はもはや人の居ないお化け屋敷に入っていった。
やる気のない脅かし役の人達にいつも通り驚きながら奥に進む。
だが、今の私はマスターが怖い。
「………?」
或る地点からパッタリと人が消えた。
やはり仕掛けてきたのだろうか、私は辺りを見回した。
或る地点からパッタリと人が消えた。
やはり仕掛けてきたのだろうか、私は辺りを見回した。
「伏せろ!」
いきなり頭を押さえつけられる。
マスターと一緒にお化け屋敷にある物影に隠れていた。
パンパン!
と二発の乾いた音がした。
「銃か……。」
何で冷静に考えているのこの人!?普通銃なんてみたら慌てるよ!?
「不意打ちには都市伝説を使う方が適している。持ち運びの手間もないし、相手に攻撃を予想されづらい。
それにも関わらず奴は銃を使った。
つまり……、こいつは都市伝説持ちではない。もしくは俺たちを閉じ込めるタイプの都市伝説。
そしてメル、知名度の集まった今ならお前の真の姿も出せるとお前から聞いている。
お前の話通りならそいつでさっさと終わらせるのが一番良い。」
「は、はい……。」
「じゃあ行け、ハーメルンの笛吹き!最古の都市伝説よ!……の一つ(小声)」
いきなり頭を押さえつけられる。
マスターと一緒にお化け屋敷にある物影に隠れていた。
パンパン!
と二発の乾いた音がした。
「銃か……。」
何で冷静に考えているのこの人!?普通銃なんてみたら慌てるよ!?
「不意打ちには都市伝説を使う方が適している。持ち運びの手間もないし、相手に攻撃を予想されづらい。
それにも関わらず奴は銃を使った。
つまり……、こいつは都市伝説持ちではない。もしくは俺たちを閉じ込めるタイプの都市伝説。
そしてメル、知名度の集まった今ならお前の真の姿も出せるとお前から聞いている。
お前の話通りならそいつでさっさと終わらせるのが一番良い。」
「は、はい……。」
「じゃあ行け、ハーメルンの笛吹き!最古の都市伝説よ!……の一つ(小声)」
確かにハーメルンの笛吹きとは本来、子供達による"集団"失踪。
だから私の真の姿だって集団。
元々の名前がなかったのはそれが理由。
我らには名前がありません、軍団(レギオン)ですので。
と言ったところだろうか。
だから私の真の姿だって集団。
元々の名前がなかったのはそれが理由。
我らには名前がありません、軍団(レギオン)ですので。
と言ったところだろうか。
どんどん増える私達。
物陰から片っ端から飛び出しては撃たれる。
だがそれでも構わない。
増えに増えた私のすべてが本体。
倒されても倒されても大丈夫。
一体一体には戦闘力など備わっていない。本物の子供より非力だ。
だから戦うのに使えるわけではないのだが囮にはなっているらしい。
ちなみに便利かもしれないがこれ疲れるんだ……。
それと自分の撃たれるシーンを見ると怖くて怖くて脚が震えてしまう。
私とマスターのコンビの弱点は私かもしれない。
物陰から片っ端から飛び出しては撃たれる。
だがそれでも構わない。
増えに増えた私のすべてが本体。
倒されても倒されても大丈夫。
一体一体には戦闘力など備わっていない。本物の子供より非力だ。
だから戦うのに使えるわけではないのだが囮にはなっているらしい。
ちなみに便利かもしれないがこれ疲れるんだ……。
それと自分の撃たれるシーンを見ると怖くて怖くて脚が震えてしまう。
私とマスターのコンビの弱点は私かもしれない。
「マスター、これあと2分くらいしか無理……。」
「……それだけあれば充分。あいつの銃も充分見せて貰ったしな……。
作戦をちょいと変えるぜ。」
「はぁ……。」
「奴がさっきから使っている銃はH&KのUSPで
装弾数は15発。さっきの二発とお前に撃ったのでもう12発は撃っている。
そして奴も囮に気付いたらしい。他のお前に弾は撃ってこない。だからやることは一つ。」
マスターは手元からロケット花火を取り出した。
何をやっているんだこいつ?どこから出してきた?
火を付けて……撃った!?
「こっちの居場所を教えてどうするんです!?」
「居場所はばれてる。それにあいつも暗いところに目を慣れさせてるかな、と思って。」
いきなり私を二人ほど捕まえて服をひんむいた。異常に速い理由については話させないで欲しい。
「え、ちょ!」
口をふさがれる。
こんなときに何をする気なんだこの人!?
「……それだけあれば充分。あいつの銃も充分見せて貰ったしな……。
作戦をちょいと変えるぜ。」
「はぁ……。」
「奴がさっきから使っている銃はH&KのUSPで
装弾数は15発。さっきの二発とお前に撃ったのでもう12発は撃っている。
そして奴も囮に気付いたらしい。他のお前に弾は撃ってこない。だからやることは一つ。」
マスターは手元からロケット花火を取り出した。
何をやっているんだこいつ?どこから出してきた?
火を付けて……撃った!?
「こっちの居場所を教えてどうするんです!?」
「居場所はばれてる。それにあいつも暗いところに目を慣れさせてるかな、と思って。」
いきなり私を二人ほど捕まえて服をひんむいた。異常に速い理由については話させないで欲しい。
「え、ちょ!」
口をふさがれる。
こんなときに何をする気なんだこの人!?
と、思ったらすぐにマスターの服を着せられた。
でも私の服じゃない。
「合図したらすぐに走れ、で、突撃。」
増え続けている私をもう一人つかんで男の方へ投げつける。
一発ほど撃たれたらしい、ひどいことするなあ……。
「残り二発、あいつは確実にお前を倒す為に二発撃ち込む。」
合図が出た。
すばやく男の方向に向かって走る。
と、おくれてマスターも男に向けて走り出す。
私の方に二発、痛い、頭を撃ち抜かれたらしい、この私はもう駄目なようだ。
別の私が、マスターが男に迫る姿を見る。
パン!
もう一度乾いた音。
弾は十五発じゃなかったのか?
マスターが撃たれた……?
やはり暗くてよく見えない。
続いてゴン、と鈍い音が響く。
「これで終わりだよ。やっぱり隠し弾が有ったかぃ。」
倒れていたのは見知らぬ男、組織の追手だろう。
何故かマスターは撃たれていなかった。
「メル、さっさと服返せ、寒い。」
そして当然素っ裸だった。
すごく……大きいです。
でも私の服じゃない。
「合図したらすぐに走れ、で、突撃。」
増え続けている私をもう一人つかんで男の方へ投げつける。
一発ほど撃たれたらしい、ひどいことするなあ……。
「残り二発、あいつは確実にお前を倒す為に二発撃ち込む。」
合図が出た。
すばやく男の方向に向かって走る。
と、おくれてマスターも男に向けて走り出す。
私の方に二発、痛い、頭を撃ち抜かれたらしい、この私はもう駄目なようだ。
別の私が、マスターが男に迫る姿を見る。
パン!
もう一度乾いた音。
弾は十五発じゃなかったのか?
マスターが撃たれた……?
やはり暗くてよく見えない。
続いてゴン、と鈍い音が響く。
「これで終わりだよ。やっぱり隠し弾が有ったかぃ。」
倒れていたのは見知らぬ男、組織の追手だろう。
何故かマスターは撃たれていなかった。
「メル、さっさと服返せ、寒い。」
そして当然素っ裸だった。
すごく……大きいです。
「え?なんで撃たれてないんですか!」
私の頭は疑問だらけだった。
「まるで撃たれた方が良かったみたいだな。」
「そそそ、そんなことないですっ!!」
「銃弾はな、避けた。」
こいつ人間じゃねええええええええええええええええ!!!!
「弾道、タイミング、見ていれば全部解ったよ。だからそのタイミングにちょっと横にずれれば良いだけ。
どうせわざと弾を0に見せかけて俺を引っ張り出すことは解ってたからな。」
解説されても無理だよ!!
「なんてのは嘘で……。子供だよ、昼間に一人だけ子供を浚ってたの。
昨日の被害者を盾用にするのは俺のポルシェのシートが汚れるじゃない。
昼間からずっと回り続けていたのは浚ってもばれない子供を捜す為、
お前を盾にしなかったのは笛の能力は浚った子供しか透明に出来ないから。
本当に妙な所で不便だよな、都市能力って。」
酷い人だ……。
私の頭は疑問だらけだった。
「まるで撃たれた方が良かったみたいだな。」
「そそそ、そんなことないですっ!!」
「銃弾はな、避けた。」
こいつ人間じゃねええええええええええええええええ!!!!
「弾道、タイミング、見ていれば全部解ったよ。だからそのタイミングにちょっと横にずれれば良いだけ。
どうせわざと弾を0に見せかけて俺を引っ張り出すことは解ってたからな。」
解説されても無理だよ!!
「なんてのは嘘で……。子供だよ、昼間に一人だけ子供を浚ってたの。
昨日の被害者を盾用にするのは俺のポルシェのシートが汚れるじゃない。
昼間からずっと回り続けていたのは浚ってもばれない子供を捜す為、
お前を盾にしなかったのは笛の能力は浚った子供しか透明に出来ないから。
本当に妙な所で不便だよな、都市能力って。」
酷い人だ……。
ちなみに追手と盾に使われた子供は後でおいしくネズミが頂きました。
H&KのUSP?だかはマスターが追手から奪って弾ごと自分の物にしていた。
「9mmパラベラムはかなりの場所で使われている銃弾だから盗みやすいんだぜ?」
また、追手の人からは財布を取らなかった。理由を聞いたら
「紙幣やらなにやらにルパン三世で使うような発信器みたいなが使われてたらどうするの?
はっはっは~、次元見てくれ!奴の居場所がわかったぜ~、とかやられたら腹立つ。」
やっぱり考えて居るのか……。
その後、組織からの追っ手を一応退けた私達はそのまま帰ろうとしたのだが……、
「あ、タイヤパンクしてる。」
「マスター……。」
結局タクシーで帰ることになったのであった。
すごく怪しまれた。
H&KのUSP?だかはマスターが追手から奪って弾ごと自分の物にしていた。
「9mmパラベラムはかなりの場所で使われている銃弾だから盗みやすいんだぜ?」
また、追手の人からは財布を取らなかった。理由を聞いたら
「紙幣やらなにやらにルパン三世で使うような発信器みたいなが使われてたらどうするの?
はっはっは~、次元見てくれ!奴の居場所がわかったぜ~、とかやられたら腹立つ。」
やっぱり考えて居るのか……。
その後、組織からの追っ手を一応退けた私達はそのまま帰ろうとしたのだが……、
「あ、タイヤパンクしてる。」
「マスター……。」
結局タクシーで帰ることになったのであった。
すごく怪しまれた。
数日後
新居での生活は案外住みよい。
前のマンションと違い私の為の部屋も貰えた。
学校町とやらでもここ数日都市伝説とは出会わないし……
多分これから先、すこしは平和に暮らせるのだろう。
マスターが銃の手入れやら弾丸の入手ルートやら調べていたのが不安材料ではあるけど。
前のマンションと違い私の為の部屋も貰えた。
学校町とやらでもここ数日都市伝説とは出会わないし……
多分これから先、すこしは平和に暮らせるのだろう。
マスターが銃の手入れやら弾丸の入手ルートやら調べていたのが不安材料ではあるけど。
「小説風日記お~わりっと。」
ハーメルンの笛吹きことメルは自分の部屋を出て行った。
そして今夜も彼女は都市伝説として契約主と学校町を歩き始める。
【メルの夜想曲Ⅰ fin】
ハーメルンの笛吹きことメルは自分の部屋を出て行った。
そして今夜も彼女は都市伝説として契約主と学校町を歩き始める。
【メルの夜想曲Ⅰ fin】