世間は夏休み突入と言う、その日、獄門寺家建築(在処爆破被害修繕専門)組は、特に仕事もなくのんびりとしていた
さて、今日こそ積みゲー崩すぞヒャッハー、しようとしてた、その時だった
さて、今日こそ積みゲー崩すぞヒャッハー、しようとしてた、その時だった
「皆さん、少々よろしいでしょうか」
ぽてぽて、近づいてきた小さな人影
獄門寺家次男の、獄門寺 龍威だ
兄の龍哉と同じように和装に身を包んでおり、言葉遣いも丁寧だ。龍哉と違って、同年代相手はもう少しくだけた口調になるのだが
獄門寺家次男の、獄門寺 龍威だ
兄の龍哉と同じように和装に身を包んでおり、言葉遣いも丁寧だ。龍哉と違って、同年代相手はもう少しくだけた口調になるのだが
「どうしました、坊っちゃん」
「お友達がおすすめしてくれた映画のDVDを見たいのですが、怖い映画なので、大人の人と一緒に見た方がいい、とも言われまして………」
「お友達がおすすめしてくれた映画のDVDを見たいのですが、怖い映画なので、大人の人と一緒に見た方がいい、とも言われまして………」
少し、困ったような表情をしている龍威
見れば、その手元には問題のDVDが入っているであろうケースが有る
見れば、その手元には問題のDVDが入っているであろうケースが有る
「お父さんは忙しそうですので、ご一緒していただけるでしょうか」
「あれ、姐さん……と言うか奥さんは?」
「お母さんは、怖い映画を見ると時々テレビを爆破してしまうらしいので、ちょっと危険な予感がします」
「あれ、姐さん……と言うか奥さんは?」
「お母さんは、怖い映画を見ると時々テレビを爆破してしまうらしいので、ちょっと危険な予感がします」
あー………と、三人組は思わず声を上げた
ありそうだ
すっごく、ありえそうだ
彼らは家屋やちょっとした家具程度なら壊れても直せるが、テレビやDVDデッキまで壊されるとちょっとしんどい
爆破は回避したほうがいいだろう
ありそうだ
すっごく、ありえそうだ
彼らは家屋やちょっとした家具程度なら壊れても直せるが、テレビやDVDデッキまで壊されるとちょっとしんどい
爆破は回避したほうがいいだろう
「……それとも、皆さんも、お忙しいでしょうか?」
じっ、と三人を見上げる龍威
ショタ~ン、とでも効果音がしていそうな錯覚を覚える、そんな表情である
ショタ~ン、とでも効果音がしていそうな錯覚を覚える、そんな表情である
子供は人類の宝である(ロリショタ的な意味で)
そんな考えの三人に、龍威のこんなお願いを断れるか、と問われれば否である
それに、あれだ
怖がっているショタを合法的に目撃できるチャンスでもあるのだ
素晴らしい事ではないか
そんな考えの三人に、龍威のこんなお願いを断れるか、と問われれば否である
それに、あれだ
怖がっているショタを合法的に目撃できるチャンスでもあるのだ
素晴らしい事ではないか
「わかりました。お付き合いしましょう」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
にぱり、と笑って頭を下げる龍威
その様子は、まさしく天使と形容するにふさわしかった
その様子は、まさしく天使と形容するにふさわしかった
数十分後
「おや、何やらDVDとテレビをおいてある部屋から、建築衆の悲鳴が」
「そう言えば、龍威が、憐の弟さんからホラー映画を勧められた、と言っておりましたが」
「……そうですか」
「そう言えば、龍威が、憐の弟さんからホラー映画を勧められた、と言っておりましたが」
「……そうですか」
確か、その弟さんとやらは、えげつないホラー映画を好んでいたような
龍哉の英語の宿題の手伝いをしつつ、絵里はふとそんな記憶を引っ張りだしていたのだった
龍哉の英語の宿題の手伝いをしつつ、絵里はふとそんな記憶を引っ張りだしていたのだった
終われ