【はないちもんめの人のお話より】
「念の為言うが、俺じゃねぇからな」
「んな事はわかってるよ」
「んな事はわかってるよ」
鬼灯の言葉に、慶次は苛立たしげに答えた
彼らの目の前には、今、獣に食い殺されたような死体が一つ、転がっている
彼らの目の前には、今、獣に食い殺されたような死体が一つ、転がっている
「………うぅん、困ったわねぇ……ベートの皆さんから、事情聴取しなくちゃいけないかしら」
ふぅ、とどこかおばさんくさい仕草でため息をつく慶次担当の黒服
鬼灯は手元で煙管を弄びながら、静かに考えこんでいる
鬼灯は手元で煙管を弄びながら、静かに考えこんでいる
「……あいつの手駒のうちの誰かが………いや、そうとは限らないか……?」
「ったく。この20年でだいぶ学校町も落ち着いてきたってのに、また騒がしくなってやがる」
「ったく。この20年でだいぶ学校町も落ち着いてきたってのに、また騒がしくなってやがる」
忌々しげに呟く慶次
赤マントの事件と言い、「あの件」といい……近頃、学校町は久方ぶりにずいぶんと騒がしい
ちらり、と、その忌々しさそのままに、鬼灯を見た
赤マントの事件と言い、「あの件」といい……近頃、学校町は久方ぶりにずいぶんと騒がしい
ちらり、と、その忌々しさそのままに、鬼灯を見た
(獄門寺家がこいつを客人として迎えてなかったら、今すぐ討伐してやるってのに……!)
鬼灯は、今でこそおとなしいらしいが、もともとは「組織」の討伐対象になっていてもおかしくない存在だ
三年前より、「この学校町では騒ぎを起こすつもりはない」と言い、獄門寺家と同盟めいたものを結んでいる
それ故、獄門寺組ではこの男を客人として迎え入れており………つまりは手を出すと、獄門寺組相手にけんかを売ったような事になってしまうのだ
慶次としては、いつまた事件の火種になりかねない鬼灯のような存在は放置したくない
手を出せないんが、悔しくて仕方ないのだ
三年前より、「この学校町では騒ぎを起こすつもりはない」と言い、獄門寺家と同盟めいたものを結んでいる
それ故、獄門寺組ではこの男を客人として迎え入れており………つまりは手を出すと、獄門寺組相手にけんかを売ったような事になってしまうのだ
慶次としては、いつまた事件の火種になりかねない鬼灯のような存在は放置したくない
手を出せないんが、悔しくて仕方ないのだ
「………なぁ」
「話しかけんな。てめぇなんぞに支配されたくねぇ」
「やらねぇよ。っつか、軽く話しかけただけで影響与えるだけの力、俺にはねーっつの。「悪魔の囁き」じゃねぇんだぞ、俺は」
「似たようなもんだろうが」
「話しかけんな。てめぇなんぞに支配されたくねぇ」
「やらねぇよ。っつか、軽く話しかけただけで影響与えるだけの力、俺にはねーっつの。「悪魔の囁き」じゃねぇんだぞ、俺は」
「似たようなもんだろうが」
………そう
鬼灯の正体は、「悪魔の囁き」に近いものなのだ
だからこそ、油断は出来ない
慶次の態度に、鬼灯は肩をすくめてきた
鬼灯の正体は、「悪魔の囁き」に近いものなのだ
だからこそ、油断は出来ない
慶次の態度に、鬼灯は肩をすくめてきた
「仕方ねぇな………んじゃ、そっちの女」
「はい?何かしら?」
「「組織」でも確認しているとは思うが。あの女狐の手駒にも、人食い系の都市伝説がいる。この件の犯人かどうかはわからんが…」
「……要警戒、って事ね。そうよね、私だって、担当している契約者に何かあったら嫌ですもの………討伐するにしても、十分に注意しないとねぇ」
「はい?何かしら?」
「「組織」でも確認しているとは思うが。あの女狐の手駒にも、人食い系の都市伝説がいる。この件の犯人かどうかはわからんが…」
「……要警戒、って事ね。そうよね、私だって、担当している契約者に何かあったら嫌ですもの………討伐するにしても、十分に注意しないとねぇ」
うん、と頷き、黒服の女は立ち上がる
「ほらほら、慶次君、睨んでちゃダメよ。もうちょっとで調査担当の皆さんが来るんだから。それまで、ここに新しい死体を増やしちゃ駄目。お仕事増やしちゃうわ」
「……おぉ、怖い怖い。死体になるつもりはねぇし、退散させてもらうわ」
「……おぉ、怖い怖い。死体になるつもりはねぇし、退散させてもらうわ」
くつくつ、と笑いながら、この場を後にする鬼灯
……今度、学校町を出たところで、討伐してやろうか
そんな物騒な考えを、慶次は静かに抱いたのだった
……今度、学校町を出たところで、討伐してやろうか
そんな物騒な考えを、慶次は静かに抱いたのだった
to be … ?