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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-27

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匿名ユーザー

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 どこからどう見ても可愛らしい少女にしか見えない風貌の郁は、砂糖とミルクがこれでもか、とばかりに入ったコーヒーを男らしく口にしていた
 甘いドーナッツは甘党の郁としては嬉しいおやつである
 もぐ、もぐ、と食べていると、幸せな気持ちになってくる

「………最近、お仕事は?」
「忙しい、かな。事件が増えてしまっているからね」

 ふぅ、と澪の言葉にそう答える郁
 静かに、言葉を続ける

「君達も、気をつけて。「三年前」の事件の黒幕が、学校町に来ているようだから」
「来ている、ということしかわからないの?」
「現時点ではね」

 そう、「来ている」事だけは、「組織」だって把握している
 何せ、相手はなかなかの大物なのだから
 しかし………

「来ている、そこまではわかるけど。肝心のどこに居るか、がわからないのよねー」

 困ったものだわ、とるりがぼやいた
 οNoもまだ、それの行方はつかめていないのだ

「相手の顔や、人間として使ってる名前とか、ないの?」
「それがわかれば苦労はないさ。相手は、次々と姿を乗り換えて行くタイプなんだよ」
「……乗り換える?」

 首を傾げたキラに、そう、と郁は頷いてみせた

「相手は、人間に憑依、もしくは契約していって。ぼくらのような「組織」とか他の集団なりに見つかりそうになると、その人間を捨てて次の契約者、もしくは憑依対象へと移ってしまうのさ」
「え………それって、つまり、それまでの契約者や憑依された人は…」
「捨て駒だね。まぁ、憑依って辺りからある程度予測はできたんじゃないかな?」

 るりの言葉に郁はさらりと答えた
 酷い………と小さく呟いたるりの言葉に、苦笑してみせる

「それくらいの悪党、ということさ。しかも、そいつは他人の精神を汚染してくる。できれば、君達は接触しない方がいいだろう」

 汚染
 そう、問題はそれなのだ
 今、学校町で事件を起こしている契約者や都市伝説の中には、そいつの影響を受けてしまったものが多い
 ………特に、情報を漏らすくらいならばと自決したりする連中
 そいつらは間違いなく、関係者だ
 精神を汚染されるということはつまり………そういった連中と、同じようになってしまう、と言う事である

 郁としては、それは避けたい
 見知った相手が操られて敵対してしまう等、ごめんだ

「……あぁ、それと。黒幕を引きずり出そうとして、無謀な事をしたりしないようにね?」

 少し、念を押すように言った
 一瞬、脳裏をよぎるのは「三年前」の事件


 土川 咲李は、中学校の屋上から飛び降りた
 「強硬派」から聞いた情報を元に、飛び降り事件の犯人を止める為に
 成功する確率は低く、成功すれば奇跡
 土川 咲李はその奇跡をつかもうとして…………失敗して、死んだ


 彼女は契約者ではなかった
 契約者ではなかった彼女に、うかつに都市伝説に対抗できる「かもしれない」手段を教えてしまったのが、三年前の事件においての「強硬派」が起こした最大のミスだろう
 そして、そのミスが、日景 遥と荒神 灰人の飲み込まれ寸前までの暴走と言うさらなる事態を引き起こすことになったのだ

(もう、二度と。あんな状況に陥ってはならない)

 二度と、二度と
 戦うべきは自分達だけでいい。契約者ではない一般人は巻き込むべきではないのだ


 この生命に、変えようとも



to be … ?




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