「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-37

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匿名ユーザー

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 秋。秋といえばスポーツの秋芸術の秋、いろいろとあるわけだが

「なるほど、そのお店の栗きんとんが美味しいんだ」
「うん、約一ヶ月間くらいの期間限定で、ちょっとお高めだけど。とっても美味しいの」

 食欲の秋、と言うのがどうやら自分の周りには多いようで
 Cが美味しいお店を、何箇所か紹介してくれた
 以前、R達に学校町を案内してもらった時も何箇所か教えてもらったけど、そことはまた別の所だ

「かなえは、食べ物の店詳しいわね」
「あっ、う、うん、えっと、その………お、美味しい物食べられると、幸せだし………」

 こちらの指摘に、もじもじと恥ずかしそうにするC
 そのつつき心地のいい頬を、軽くぷにぷにっとする

「…その結果が、このぷにぷにと」
「あぅうう」

 そう、ちょっとぽっちゃりしてるんだよなぁ、Cは
 薙刀習ってるって言うし、体育となるとそれなりに動いてるし。なのに、どうしてぽっちゃり気味なんだろう
 Yも結構食べる方だけど、Yはすらっとしてるのになぁ………新体操って、そんなにカロリー消費激しいんだろうか

「いーい?運動してるからって油断しちゃダメよ。消費カロリー以上にカロリー摂取したら、結局太るんだからね?」
「あぅうう………えと、その………ど、道場の他の人が、おまんじゅうとか、ケーキとか、持ってきてくれて、その、食べなきゃ悪いし……」
「餌付けされてるっ!?」

 さてはその道場、Cより年上多いなっ!?Cはなんとなく、おばちゃん受け良さそうだし!「ほら、これもお食べ」とか食べさせられてそうだ!
 以前は、自分以外の女なんてどうでも良かった私だが、Cとはそれなりに仲良くなったのだし、ぶくぶくと肥え太っていく事だけはストップさせなければ

「かわいいお洋服だって、太れば着られなくなったりするんだから。気をつけるように」
「う、うん、っき、気をつける」

 よし、素直でよろしい
 YやMはそう言う関係大丈夫そうだけど、Cは今後も見ておいてあげないと
 なんだろうか、こう、誰かがちゃんと見てないと不安になるタイプかもしれない。Cは

(まぁ、他にも、別な意味で見ていないと不安になるのはいるけど………)

 なんて、そう、心の中で思っていると

「れーん、今日は放課後、用事あるか?」
「今日はー、教会のお手伝いっすー。その後は家帰る前に夕食の買い出し。伯母さんがこっちに帰ってくるんで、いつもより豪勢に、っすー」
「ど畜生っ!?………あ、あの人、仕事から帰ってくるのか。じゃ、今晩はみんなでゆっくりした方がいいな」

 聞こえてきたのは、HとLの声
 Hに突っ込み入れなければ、と言う使命感を一瞬感じたのだが、後半聞いてまぁ許すか、と言う気分になる
 Lの話し方からするに、Lは伯母さんとかとも一緒に生活していて、でもって、伯母さん、仕事で単身赴任だったのかな?

(家族団欒、かぁ)

 ……そう言えば、おじいちゃん、元気かな
 学校町に来てから、会っていない。お盆の時期も、帰らなかったし

(……………あれ、そういえば。どうして、帰らなかったんだっけ?)

 普通、お盆の時期って、一旦帰るもの………いや、別に帰る用事ないから帰らなかったんだっけ?
 ふと、思考が流れていきそうになった、その時

「あ。でも明日は特に用事ないっすよ?」
「ほんとか?じゃあ、デー」

 ……………

「せいっ!」
「あだっ!?」
「はるっちーっ!?」
「あ。あの、咲夜ちゃん。なんで、日景君の後頭部に、いきなりハイキックを」
「やらなきゃいけない予感がしたから」

 Cの言葉に、私は堂々とそう答えた
 うん、本当、Cとは別な意味で放置してちゃダメだ!
 NがRにわりとべったりと言うか、最近「あれ、逆にRが割合Nにべったりなんじゃ」って気づき始めたあっちの方がまだ安心でき………出来るよね、大丈夫だよね!?
 周囲を取り巻くこの状況に、私は頭を抱えるしかないのだった



to be … ?



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