秋。秋といえばスポーツの秋芸術の秋、いろいろとあるわけだが
「なるほど、そのお店の栗きんとんが美味しいんだ」
「うん、約一ヶ月間くらいの期間限定で、ちょっとお高めだけど。とっても美味しいの」
「うん、約一ヶ月間くらいの期間限定で、ちょっとお高めだけど。とっても美味しいの」
食欲の秋、と言うのがどうやら自分の周りには多いようで
Cが美味しいお店を、何箇所か紹介してくれた
以前、R達に学校町を案内してもらった時も何箇所か教えてもらったけど、そことはまた別の所だ
Cが美味しいお店を、何箇所か紹介してくれた
以前、R達に学校町を案内してもらった時も何箇所か教えてもらったけど、そことはまた別の所だ
「かなえは、食べ物の店詳しいわね」
「あっ、う、うん、えっと、その………お、美味しい物食べられると、幸せだし………」
「あっ、う、うん、えっと、その………お、美味しい物食べられると、幸せだし………」
こちらの指摘に、もじもじと恥ずかしそうにするC
そのつつき心地のいい頬を、軽くぷにぷにっとする
そのつつき心地のいい頬を、軽くぷにぷにっとする
「…その結果が、このぷにぷにと」
「あぅうう」
「あぅうう」
そう、ちょっとぽっちゃりしてるんだよなぁ、Cは
薙刀習ってるって言うし、体育となるとそれなりに動いてるし。なのに、どうしてぽっちゃり気味なんだろう
Yも結構食べる方だけど、Yはすらっとしてるのになぁ………新体操って、そんなにカロリー消費激しいんだろうか
薙刀習ってるって言うし、体育となるとそれなりに動いてるし。なのに、どうしてぽっちゃり気味なんだろう
Yも結構食べる方だけど、Yはすらっとしてるのになぁ………新体操って、そんなにカロリー消費激しいんだろうか
「いーい?運動してるからって油断しちゃダメよ。消費カロリー以上にカロリー摂取したら、結局太るんだからね?」
「あぅうう………えと、その………ど、道場の他の人が、おまんじゅうとか、ケーキとか、持ってきてくれて、その、食べなきゃ悪いし……」
「餌付けされてるっ!?」
「あぅうう………えと、その………ど、道場の他の人が、おまんじゅうとか、ケーキとか、持ってきてくれて、その、食べなきゃ悪いし……」
「餌付けされてるっ!?」
さてはその道場、Cより年上多いなっ!?Cはなんとなく、おばちゃん受け良さそうだし!「ほら、これもお食べ」とか食べさせられてそうだ!
以前は、自分以外の女なんてどうでも良かった私だが、Cとはそれなりに仲良くなったのだし、ぶくぶくと肥え太っていく事だけはストップさせなければ
以前は、自分以外の女なんてどうでも良かった私だが、Cとはそれなりに仲良くなったのだし、ぶくぶくと肥え太っていく事だけはストップさせなければ
「かわいいお洋服だって、太れば着られなくなったりするんだから。気をつけるように」
「う、うん、っき、気をつける」
「う、うん、っき、気をつける」
よし、素直でよろしい
YやMはそう言う関係大丈夫そうだけど、Cは今後も見ておいてあげないと
なんだろうか、こう、誰かがちゃんと見てないと不安になるタイプかもしれない。Cは
YやMはそう言う関係大丈夫そうだけど、Cは今後も見ておいてあげないと
なんだろうか、こう、誰かがちゃんと見てないと不安になるタイプかもしれない。Cは
(まぁ、他にも、別な意味で見ていないと不安になるのはいるけど………)
なんて、そう、心の中で思っていると
「れーん、今日は放課後、用事あるか?」
「今日はー、教会のお手伝いっすー。その後は家帰る前に夕食の買い出し。伯母さんがこっちに帰ってくるんで、いつもより豪勢に、っすー」
「ど畜生っ!?………あ、あの人、仕事から帰ってくるのか。じゃ、今晩はみんなでゆっくりした方がいいな」
「今日はー、教会のお手伝いっすー。その後は家帰る前に夕食の買い出し。伯母さんがこっちに帰ってくるんで、いつもより豪勢に、っすー」
「ど畜生っ!?………あ、あの人、仕事から帰ってくるのか。じゃ、今晩はみんなでゆっくりした方がいいな」
聞こえてきたのは、HとLの声
Hに突っ込み入れなければ、と言う使命感を一瞬感じたのだが、後半聞いてまぁ許すか、と言う気分になる
Lの話し方からするに、Lは伯母さんとかとも一緒に生活していて、でもって、伯母さん、仕事で単身赴任だったのかな?
Hに突っ込み入れなければ、と言う使命感を一瞬感じたのだが、後半聞いてまぁ許すか、と言う気分になる
Lの話し方からするに、Lは伯母さんとかとも一緒に生活していて、でもって、伯母さん、仕事で単身赴任だったのかな?
(家族団欒、かぁ)
……そう言えば、おじいちゃん、元気かな
学校町に来てから、会っていない。お盆の時期も、帰らなかったし
学校町に来てから、会っていない。お盆の時期も、帰らなかったし
(……………あれ、そういえば。どうして、帰らなかったんだっけ?)
普通、お盆の時期って、一旦帰るもの………いや、別に帰る用事ないから帰らなかったんだっけ?
ふと、思考が流れていきそうになった、その時
ふと、思考が流れていきそうになった、その時
「あ。でも明日は特に用事ないっすよ?」
「ほんとか?じゃあ、デー」
「ほんとか?じゃあ、デー」
……………
「せいっ!」
「あだっ!?」
「はるっちーっ!?」
「あ。あの、咲夜ちゃん。なんで、日景君の後頭部に、いきなりハイキックを」
「やらなきゃいけない予感がしたから」
「あだっ!?」
「はるっちーっ!?」
「あ。あの、咲夜ちゃん。なんで、日景君の後頭部に、いきなりハイキックを」
「やらなきゃいけない予感がしたから」
Cの言葉に、私は堂々とそう答えた
うん、本当、Cとは別な意味で放置してちゃダメだ!
NがRにわりとべったりと言うか、最近「あれ、逆にRが割合Nにべったりなんじゃ」って気づき始めたあっちの方がまだ安心でき………出来るよね、大丈夫だよね!?
周囲を取り巻くこの状況に、私は頭を抱えるしかないのだった
うん、本当、Cとは別な意味で放置してちゃダメだ!
NがRにわりとべったりと言うか、最近「あれ、逆にRが割合Nにべったりなんじゃ」って気づき始めたあっちの方がまだ安心でき………出来るよね、大丈夫だよね!?
周囲を取り巻くこの状況に、私は頭を抱えるしかないのだった
to be … ?