辛くないの?とそう問われた事があった
なぜ、彼女がそんなことを聞いてきたのかわからなかった
今もまだ、わからない
辛くない、普通の事だと
なぜ、彼女がそんなことを聞いてきたのかわからなかった
今もまだ、わからない
辛くない、普通の事だと
「どうして?だって………」
「だって、俺はこれが出来るんだから。だったら、やるのは当たり前だろ」
「当たり前?」
「だって、俺はこれが出来るんだから。だったら、やるのは当たり前だろ」
「当たり前?」
そうだ、当たり前だ
多分、彼女はこちらとは違うから
彼女はどこまでも、愚かなほどに優しいだけで普通の人間だから、わからないのだろう
多分、彼女はこちらとは違うから
彼女はどこまでも、愚かなほどに優しいだけで普通の人間だから、わからないのだろう
だから、俺も彼女の事はわかっているようでわからない
俺は、普通ではないのだから
俺は、普通ではないのだから
「友達守れる力があるなら、それを使うのは当たり前のことだろう?」
それを、どうして辛くないか、と聞いてきたのか
俺は今でもわからないし、理解できない
俺は今でもわからないし、理解できない
どこか心配な仲良しグループの中で、彼こそが一番普通なのだと思っていた
けれど、本当はそうじゃなかった
彼こそが、彼らの中でもっとも特殊な存在だったのだ
けれど、本当はそうじゃなかった
彼こそが、彼らの中でもっとも特殊な存在だったのだ
自分がそれを知ることができたのは、本当に偶然
それが幸運なのか不運なのかは、その人の捉え方によって変わってくるだろう
それが幸運なのか不運なのかは、その人の捉え方によって変わってくるだろう
私は、それを不運とは思わなかった
知ることが出来たことを幸運だ、と思ったけれど、同時にそれをほかの人に知らせてはいけない、とそう感じたのだ
だって、この事が広く知られてしまったら、彼はきっと、今以上に危険なことに巻き込まれていってしまうだろう
知ることが出来たことを幸運だ、と思ったけれど、同時にそれをほかの人に知らせてはいけない、とそう感じたのだ
だって、この事が広く知られてしまったら、彼はきっと、今以上に危険なことに巻き込まれていってしまうだろう
だから、心配で私は問うたのだ
辛くないの?と
その力のあまりの大きさに、重大さに、押しつぶされてしまうのではないか、と心配で
辛くないの?と
その力のあまりの大きさに、重大さに、押しつぶされてしまうのではないか、と心配で
けれど、私の問いかけに、彼はきょとん、とするだけだった
なぜ、そんなことを聞くのか、とでも言うように
なぜ、そんなことを聞くのか、とでも言うように
「辛くないよ。別に、普通の事だろう?」
と、当たり前のように言ってきたのだ
自分の力の重要性をわかっていない、と言う訳ではない
幼いと言うのに、彼はその重要性をしっかりと理解して活用していた
それでも、こう答えてきた
幼いと言うのに、彼はその重要性をしっかりと理解して活用していた
それでも、こう答えてきた
「友達守れる力があるなら、それを使うのは当たり前のことだろう?」
そう考えるのは普通の事だ、と、彼はそう言ってきて
恐ろしく感じた
同時に、強い、と感じた
彼は今までも、そしてきっとこれからも、その力のことは周囲に隠して、そのうえで全て守り続けるのだろう
同時に、強い、と感じた
彼は今までも、そしてきっとこれからも、その力のことは周囲に隠して、そのうえで全て守り続けるのだろう
私のように、普通では出来ないことを、当たり前のように、普通にやってみせて
あぁ、私は彼のようにはなれない
彼のように彼らを守ることはできない
彼のように彼らを守ることはできない
それじゃあ、私はどうすれば良いのだろうか?
答えはまだ、見つからない
答えはまだ、見つからない
to be … ?