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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 次世代の子供達-54

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匿名ユーザー

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 辛くないの?とそう問われた事があった
 なぜ、彼女がそんなことを聞いてきたのかわからなかった
 今もまだ、わからない
 辛くない、普通の事だと

「どうして?だって………」
「だって、俺はこれが出来るんだから。だったら、やるのは当たり前だろ」
「当たり前?」

 そうだ、当たり前だ
 多分、彼女はこちらとは違うから
 彼女はどこまでも、愚かなほどに優しいだけで普通の人間だから、わからないのだろう

 だから、俺も彼女の事はわかっているようでわからない
 俺は、普通ではないのだから

「友達守れる力があるなら、それを使うのは当たり前のことだろう?」

 それを、どうして辛くないか、と聞いてきたのか
 俺は今でもわからないし、理解できない




 どこか心配な仲良しグループの中で、彼こそが一番普通なのだと思っていた
 けれど、本当はそうじゃなかった
 彼こそが、彼らの中でもっとも特殊な存在だったのだ

 自分がそれを知ることができたのは、本当に偶然
 それが幸運なのか不運なのかは、その人の捉え方によって変わってくるだろう

 私は、それを不運とは思わなかった
 知ることが出来たことを幸運だ、と思ったけれど、同時にそれをほかの人に知らせてはいけない、とそう感じたのだ
 だって、この事が広く知られてしまったら、彼はきっと、今以上に危険なことに巻き込まれていってしまうだろう

 だから、心配で私は問うたのだ
 辛くないの?と
 その力のあまりの大きさに、重大さに、押しつぶされてしまうのではないか、と心配で

 けれど、私の問いかけに、彼はきょとん、とするだけだった
 なぜ、そんなことを聞くのか、とでも言うように

「辛くないよ。別に、普通の事だろう?」

 と、当たり前のように言ってきたのだ

 自分の力の重要性をわかっていない、と言う訳ではない
 幼いと言うのに、彼はその重要性をしっかりと理解して活用していた
 それでも、こう答えてきた

「友達守れる力があるなら、それを使うのは当たり前のことだろう?」

 そう考えるのは普通の事だ、と、彼はそう言ってきて



 恐ろしく感じた
 同時に、強い、と感じた
 彼は今までも、そしてきっとこれからも、その力のことは周囲に隠して、そのうえで全て守り続けるのだろう

 私のように、普通では出来ないことを、当たり前のように、普通にやってみせて

 あぁ、私は彼のようにはなれない
 彼のように彼らを守ることはできない


 それじゃあ、私はどうすれば良いのだろうか?
 答えはまだ、見つからない




to be … ?




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