連載 - わが町のハンバーグ-22 - 「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

あまりにも目に悪い支援の後、一応夢の国たちは退けた…はず。
ライダーの目の前に、ロボの右腕をたたきつけた。もう少しで潰しちまうところだったな…
「急ぎの用なら、僅かながらに手伝うぜ？」右手の横のあたりが開き、四人を迎え入れる態勢に入る。

「あぁ、俺の契約者がそこで危険な状況になってんだ」
頭部まで登ってきた、どこから声を出しているのかよく分からない首なしライダーとバールのようなものを持った少女。それと刀を持った男に、サムライ。
ライダーの話によると、占いのテントに契約者がいて、そこに張られている結界がやばい状況とのようだ。

「つまり、そこまで送り届けりゃいい、ってことだな。あんたらは運がいいぜ～？これもそのあたりに向かってるからな
　　まぁ、このロボ結構遅いからな。到着するまで料理でも食ってくつろいでってくれ」
「…俺、食えないんすけど」「わ、私は…遠慮しておきます」「…俺も。何か危険な香りがする…」「…ぬぅ」
…何故遠慮したし。
ちょっと試作品の味見してもらいたかったのだが。流石に無理強いするわけにはいかん…

「…会場が見えてきた」
前方のモニターに半分ほどを黒で覆い尽くされている、祭りの会場が見えてきた。
「よし、じゃあ四人とも下の胴体部分へ行ってくれ。んでもってライダーたち二人は正面門の前で待機な」

「こちら店長。胴体部分スタンバイOK?」「あぁ、OKだ。」
首なしライダー達は、さっき爺さんの契約者が乗ってきた自転車に乗って門の前で待機している。
「…ところで一体何をやろうと…？」「なぁに、これが一番手っ取り早いかなぁ、と思って」ﾋﾟｯ､ﾋﾟｯ
店長が手元のボタンを押すと、胴体部分の大きな門が開く。そして、二人の乗っている部分の床板が後ろへと下がっていく…
「…まさか」

「チャージ、MAX！嬢ちゃん、ちゃんとライダーにつかまってろよ！？」

「首なしライダーたち、　射　出　！」バシュゥン！

首なしライダー達を乗せた自転車は、超高速でかつ、テントに向けて正確に、飛んで行った…

「後で応援に行くからな～…多分」
「「…いいのかな～、あれで…」」胴体部にいたものの数名が、こうつぶやいたそうな。

「ところで、会場の様子は？」
「……数名の契約者、組織の黒服が、夢の国の勢力と激突。さっきライダーを射出した占いテントに1/4、お化け屋敷に1/6、あとはバラバラ」
結構距離はあるのだが、その能力とか元々頭が回るとかで、戦況を多分正確にいうこっちゃん。
「よし、金さん。出撃準備！攻撃目標は、お化け屋敷だ！」

また一人、出撃。

そして…ようやく…

「…やっと、ここについたか」
今、激戦区にロボットが…降り立った…！

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