18 三年前
☞ 「罪深い赤薔薇の花子さんとかの人 ◆7JHcQOyXBMim」さんの連載「次世代の子供達」、
甲虫弾丸 から
色々あって三年前の事件の「再現」を見ることになった
見ることになってしまった、と取るべきか
とにかくだ
見ることになってしまった、と取るべきか
とにかくだ
ワイルド野郎が携帯越しの相手と剣呑なやり取りを繰り広げている
どうやら「再現」する契約者がこの中学に在籍しているらしく
その子を呼び出している、らしい
らしいのだが
どうやら「再現」する契約者がこの中学に在籍しているらしく
その子を呼び出している、らしい
らしいのだが
「電話の向こうの相手と険悪と言うか罵りあっているように見えるんだが」
「そういや、あいつら絶望的に仲悪かったわ」
「そういや、あいつら絶望的に仲悪かったわ」
俺が思わず率直な感想を口にしたのに対し
花束野郎は楽しげに笑いながら応じた
花束野郎は楽しげに笑いながら応じた
花束野郎は「再現」の契約者の連絡先を知らなかったというが
この顔を見てると、わざとワイルド野郎に連絡を入れさせたような気がしてならない
この顔を見てると、わざとワイルド野郎に連絡を入れさせたような気がしてならない
なんて野郎だ
「直斗君、花選びのセンスない」
今や露骨な罵倒と化したワイルド野郎のやり取りを背景に
「繰り返す飛び降り」の女の子が唐突に喋り出した
「繰り返す飛び降り」の女の子が唐突に喋り出した
「あれ、全部死者に供えるようなお花じゃないよ。直斗君、咲李と仲良かったじゃない」
「えー、そうかな?」
「えー、そうかな?」
女の子のどこか非難めいた口振りに花束野郎は首を傾げている
そうか、あんた直斗って言うのか。覚えたからな
そうか、あんた直斗って言うのか。覚えたからな
にしても、どことなく違和感を覚える
花束野郎もこの中学出身のようだし女の子もそうなんだろうが
何というか二人とも普通に会話しているこの状況に違和を感じる
何というか二人とも普通に会話しているこの状況に違和を感じる
二人は顔見知りかもしれないが
一応訊いてみるか
一応訊いてみるか
「知り合い、って言うか。名前は知ってるよ。彼ら、有名人だったもの」
先に答えたのは女の子の方だ
有名人ね、確かにこの花束野郎には得体のしれない大物感がある
有名人ね、確かにこの花束野郎には得体のしれない大物感がある
「東一葉(あずま いよ)。『三年前』の事件の九人目の犠牲者
咲李さんはあの野郎の能力の影響で飛び降りた訳じゃないから、実質最後の犠牲者と言っていい」
咲李さんはあの野郎の能力の影響で飛び降りた訳じゃないから、実質最後の犠牲者と言っていい」
花束野郎が続けてきた
なるほど、女の子は東ちゃんと言うらしい
俺より年下に見えるが実際の彼女は年上かもしれない
なるほど、女の子は東ちゃんと言うらしい
俺より年下に見えるが実際の彼女は年上かもしれない
「どうして、わたしの名前を知ってるの?」
東ちゃんが野郎にそう尋ねる
「さっき言った通り。『三年前』の事件の犠牲者だからだ
当時、俺達はその事件について調べていたからな。知っているよ
あの野郎が能力を解除して『富士の樹海の自殺者の幽霊が人間を引き込んで自殺させる』から解放されたら
今度は『繰り返す飛び降り』になったっつー不運さ含めて印象に残ったんだ」
当時、俺達はその事件について調べていたからな。知っているよ
あの野郎が能力を解除して『富士の樹海の自殺者の幽霊が人間を引き込んで自殺させる』から解放されたら
今度は『繰り返す飛び降り』になったっつー不運さ含めて印象に残ったんだ」
「人をアンラッキーガールみたいに呼ぶのはやめてね?」
何というか
花束野郎って重要な情報をさらりと出してきやがる
やっぱこいつは怪しい、そして信用できない。要警戒だな
花束野郎って重要な情報をさらりと出してきやがる
やっぱこいつは怪しい、そして信用できない。要警戒だな
しかし野郎の話が確かなら、三年前の事件に「狐」が直接関わったわけでは無いらしい
東ちゃん含め、被害者達は「樹海に引き込む自殺者」の契約者によって犠牲になったようだ
東ちゃん含め、被害者達は「樹海に引き込む自殺者」の契約者によって犠牲になったようだ
なら「狐」は? 事件の裏で糸を引いてたのか
「それよりー! なんで、あんなお花選んだの?
もっと無難に、死者に供えるお花あるでしょ
お花屋さんで供える花ですって言えば作ってくれるでしょ」
もっと無難に、死者に供えるお花あるでしょ
お花屋さんで供える花ですって言えば作ってくれるでしょ」
「そう言われても
マリーゴールドとラベンダーは咲李さんも好きな花だったし」
マリーゴールドとラベンダーは咲李さんも好きな花だったし」
半ば思考に意識を引っ張られながら二人の会話を耳にする
サクリさん? その名前、さっきも聞いたな
サクリさん? その名前、さっきも聞いたな
「ホオズキは……
咲李さんは、鬼灯さんの事が好きだったんだと思うから」
咲李さんは、鬼灯さんの事が好きだったんだと思うから」
サクリさんに、ホオズキさん?
ホオズキさんって、まさか、あの「鬼灯」さんだろうか
ホオズキさんって、まさか、あの「鬼灯」さんだろうか
いや、まさかな
それより、サクリさんというのは事件関係者なのか
花束野郎はそのサクリさんと仲が良かったんだろうか
花束野郎はそのサクリさんと仲が良かったんだろうか
「んー、まぁ、それなりに仲は良かったつもりだよ。俺より、皆の方が仲良かったと思うけど」
澄ました表情で野郎は答えた
サクリさんってどんな人だったんだろうな
サクリさんってどんな人だったんだろうな
「どんな人、か」
ワイルド野郎の罵倒合戦を聞き流しながら
俺は、質問に答える花束野郎の表情を見ていた
俺は、質問に答える花束野郎の表情を見ていた
「優しくて、お人好しで、世話焼きで、おせっかいで、哀れで、―――――― 愚かだった」
一瞬だけ
野郎の「何か」が澱んだ
ややあって、「再現」を担当する契約者がやって来た
「なんで俺が呼んでも来ねぇのに『直斗が力借りたがってる』で来るんだよ」
「あいつには、まだ借り返してねぇし」
「あいつには、まだ借り返してねぇし」
ワイルド野郎は非常に不機嫌そうだ
この場に現れた件の契約者も野郎を睨みつけている
この場に現れた件の契約者も野郎を睨みつけている
長い髪の少年だ、三白眼の凶相でこっちに一瞥をくれた
率直な感想を言おう
この子怖い。それに尽きる
この子怖い。それに尽きる
彼が花束野郎と言い合ってるのを聞きながらそっと東ちゃんの方を窺った
こっちを見てた
彼女は黙ってVサインを突き付けてきた
彼女は黙ってVサインを突き付けてきた
全員揃って校舎の屋上へ向かう
「わたしが通ってた頃は普通のフェンスだったんだけどな」
東ちゃんはフェンスの方を眺めている
屋上を囲うように張り巡らされたフェンスは内側に向かって返しが付いていた
なるほど、事件の後に再発防止、つまり飛び降りを防ぐ為に設置されたわけだ
なるほど、事件の後に再発防止、つまり飛び降りを防ぐ為に設置されたわけだ
「再現してから説明した方が多分早いな。星夜、頼めるか?」
「わかった……疲れるんだからな、これ」
「わかった……疲れるんだからな、これ」
花束野郎に文句を垂れつつ「再現」担当の少年は集中を始める
いよいよ始まるわけだ
いよいよ始まるわけだ
ワイルド野郎の方を横目で窺うとこっちを露骨に警戒していた
「再現」担当の方も先程から俺を警戒しているようだ
「再現」担当の方も先程から俺を警戒しているようだ
流石「組織」の所属契約者だ
ただね
なんでこう露骨に警戒感を、しかも俺に向けるかな
警戒するならもっとこう、ばれないようにさり気なくやるだろ
なんでこう露骨に警戒感を、しかも俺に向けるかな
警戒するならもっとこう、ばれないようにさり気なくやるだろ
心中で溜息を吐いていると“波の先触れ”が周囲の空間に走り始めた
「再現」担当の子が能力を発動するらしい、いよいよ始まるのか
「再現」担当の子が能力を発動するらしい、いよいよ始まるのか
唐突に景色が変わった
これが再現映像か
フェンスの丈が低くなっており
空も夕方から青空に変化している
太陽の位置からして正午頃だろうか
フェンスの丈が低くなっており
空も夕方から青空に変化している
太陽の位置からして正午頃だろうか
「『残留思念』。この場所で、かつて起きた事の再現だ」
それが「再現」担当の子の能力らしい
本当だろうか? “波”から推測するにこれは事象改変系に近い気もするが
だがそんなことを気にしている暇は無い
本当だろうか? “波”から推測するにこれは事象改変系に近い気もするが
だがそんなことを気にしている暇は無い
再現された風景の中を中学の生徒達が歩き回る
やがて、一人の少女がフェンスへと向かっていった
顔色も表情も普通、その子は自然にフェンスをよじ登り、これを越えた
やがて、一人の少女がフェンスへと向かっていった
顔色も表情も普通、その子は自然にフェンスをよじ登り、これを越えた
「せえのっ!」
そしてそのまま、それも自然な所作で、飛び降りた
再現された映像内のニオイまでを判別できる程の力は、俺には無い
しかしこれが能力の影響によるものだというのは分かる
再現された映像内のニオイまでを判別できる程の力は、俺には無い
しかしこれが能力の影響によるものだというのは分かる
不意に早送りのように再現映像が進み出した
次に再生されたのは、夕暮れの屋上から飛び降りる男子の姿だ
これも表情は先程の女の子と同様に普通、ごく自然にフェンスの向こうへ落ちていった
次に再生されたのは、夕暮れの屋上から飛び降りる男子の姿だ
これも表情は先程の女の子と同様に普通、ごく自然にフェンスの向こうへ落ちていった
あ、待て
これはちょっとやばくないか
これはちょっとやばくないか
この調子で犠牲者全員の飛び降りが再生されていくなら
当然東ちゃんの場面を見せられることになるわけで
いや、さっきの時点でそれは分かっていたが
当然東ちゃんの場面を見せられることになるわけで
いや、さっきの時点でそれは分かっていたが
これはまずい気がする
東ちゃんの方を窺う
彼女は俺より少し前に立っている為、その表情は分からない
彼女は俺より少し前に立っている為、その表情は分からない
まずいよな
悟られないようにじりじりと彼女の傍へ近づいていく
東ちゃんの後姿は、どことなく虚ろに見えた
そのことがどうしようもなくやばく感じた
東ちゃんの後姿は、どことなく虚ろに見えた
そのことがどうしようもなくやばく感じた
そして
今や彼女の横顔が見える位置まで近寄れたとき
今や彼女の横顔が見える位置まで近寄れたとき
再現映像の中に東ちゃんが現れた
他の野郎共の方へ視線を走らせる
まあそうだろう、どいつも涼し気な表情で再現を眺めている
まあそうだろう、どいつも涼し気な表情で再現を眺めている
そして
再現の中の東ちゃんがフェンスの向こう側へ消えた瞬間
再現の中の東ちゃんがフェンスの向こう側へ消えた瞬間
俺は本物の東ちゃんの方に目を向けた
目が、合う
彼女は、俺を見ている
彼女は、俺を見ている
東ちゃんの目には光が無かった
ただ、その顔は今にも泣きそうに歪んでいた
ただ、その顔は今にも泣きそうに歪んでいた
不意に東ちゃんは人差し指をある一点へと向けた
まるで、俺に何かを伝えるかのように
彼女は声に出さなかったが、その唇は何かを伝えようとしていた
さ く り
その言葉の意味を理解したとき、俺は彼女の指し示す方を見た
彼女が居た
この人がサクリさんか
サクリさんの表情はどこか決意に満ちていた
彼女もまた、先程の子達のようにフェンスへ向かっていった
「私が、やらないと」
それは小さな呟きだった
だが、その声ははっきりと聞こえた
「みんなが、死んでしまうのは……嫌だもの」
確かにそう聞こえた
こっちの位置からはサクリさんの顔は窺えない
「ごめんね、さよなら」
だが、彼女が飛び降りる瞬間
サクリさんは笑っていた。確かに、そう感じた
そして
何者かが屋上へ現れた
三年前の事件については知っていることがある
情報が確かなら、教師が生徒を屋上から突き落とし
そして犠牲者の中には、教師の実の娘が含まれていたと
三年前の事件については知っていることがある
情報が確かなら、教師が生徒を屋上から突き落とし
そして犠牲者の中には、教師の実の娘が含まれていたと
二人組の内、一人は恐らく、その教師だ
そして「樹海に引き込む自殺者」の契約者だろう
そして「樹海に引き込む自殺者」の契約者だろう
「いいの? 娘なんでしょう?」
教師の背に寄り添うように、もう一人が彼に話し掛けた
よお、「久しぶり」だな
それとも「はじめまして」になるか?
それとも「はじめまして」になるか?
「いいさ。どうせここから飛び降りたら取り込めるのだしな。せいぜい役に立ってもらえばいい」
「酷い人」
「酷い人」
二人組のもう一方、その女が嗤う
教師と女の囁き合いはまるで恋人同士のようだ
教師と女の囁き合いはまるで恋人同士のようだ
「でもあまり一箇所で続けると面倒な連中に感づかれるわよ。そろそろ移動しましょう?」
「ああそうだな。誰に気づかれようとも取り込んでしまうだけだが」
「ああそうだな。誰に気づかれようとも取り込んでしまうだけだが」
二人は重なるようにして屋上から立ち去った
その直後、再現の景色が加速する
そして
再現が終了する直前
一瞬だけ、それが映し出された
フェンスの向こう側に、巨大な竜の翼
解説は不要だ、その主は強力な殺意を放っていた
そして、凄まじい怒りを孕んでいた
なるほど、ね
「ここまで」
完全に再現が終了した
周囲の景色が、再現以前のものへと戻る
「再現」担当の少年は荒い呼吸を繰り返しており
花束野郎が声を掛けている
周囲の景色が、再現以前のものへと戻る
「再現」担当の少年は荒い呼吸を繰り返しており
花束野郎が声を掛けている
大丈夫なのか?
俺も「再現」担当の方を見ているとその少年と目が合った
「気遣いは無用だ」と言いたげだが、凄い目で俺を睨んでくる
「気遣いは無用だ」と言いたげだが、凄い目で俺を睨んでくる
大丈夫なんだろう、きっと
俺は東ちゃんの方へ振り向こうとした
その寸前、右手を後ろへ引かれる錯覚がした
いや、錯覚では無いな
彼女が俺の手を引いたんだ
振り向く
東ちゃんは居なかった
視線を巡らせるが、屋上から居なくなっていた
行ってしまったのか
不意に右手に違和感
俺は小さな紙切れを握っていた
よく見ると、ルーズリーフの切れ端のようなものに数字の羅列が記されている
俺は小さな紙切れを握っていた
よく見ると、ルーズリーフの切れ端のようなものに数字の羅列が記されている
感覚で分かった、これは東ちゃんの電話番号だ
そして、なるほど。そういうことか
そして、なるほど。そういうことか
「さて」
花束野郎が俺に話し掛けてきた
野郎の調子は、先程と相変わらずにこやかなままだ
野郎の調子は、先程と相変わらずにこやかなままだ
「どの辺り、主に説明ほしい?
聞きたいあたりを重点的に説明するけど」
聞きたいあたりを重点的に説明するけど」
「俺はますますあんたのことが知りたくなったよ」
花束野郎から視線を外さず、先ずそう答えた
視界の端でワイルド野郎が俺を睨んでいるのを感じる
「再現」担当の少年がワイルド野郎に何かを話し掛けている
野郎は少年に、何やら押し殺した早口で何かをまくし立てている
「再現」担当の少年がワイルド野郎に何かを話し掛けている
野郎は少年に、何やら押し殺した早口で何かをまくし立てている
一応、そっちを少しだけ窺った
ワイルド野郎の話を聞いていた少年は
今度こそ俺の方を、完全に汚物を見るかのような視線で睨みつけてきた
今度こそ俺の方を、完全に汚物を見るかのような視線で睨みつけてきた
何なんだよ、全く
そいつらから視線を外し、再度花束野郎に向き直る
「長くなりそうなら、場所を替えようか?
多分あいつが何か奢ってくれるだろうし」
多分あいつが何か奢ってくれるだろうし」
花束野郎から嬉しい提案だ
あいつ、というのは、花束野郎の肩越しに俺を睨んでいるワイルド野郎のことらしい
あいつ、というのは、花束野郎の肩越しに俺を睨んでいるワイルド野郎のことらしい
個人的には「組織」の奴に借りを作りたくないし
むしろ、こっちが金払ってでも話を訊きたいくらいだ
むしろ、こっちが金払ってでも話を訊きたいくらいだ
いいや、俺が金出してでも質問に答えてもらう
「で、何が聞きたい? 俺のことだけか?」
そうだな
訊きたいことは山程あるんだが
訊きたいことは山程あるんだが
内容を絞ろう
「狐」について教えてやるという話だったんだから
ここは「狐」中心で質問した方が良いだろう
ここは「狐」中心で質問した方が良いだろう
「そうだな、じゃあまずは
東ちゃんとサクリさんって何年生?」
東ちゃんとサクリさんって何年生?」
「そんなことを聞きたいのか?」
相変わらず野郎はにこやかだ
「『狐』のことを訊いていいってんなら」
俺はそのまま言葉を続ける
「『狐』の『今の体』は、誰かな?」
ほんの一瞬だけ
花束野郎の「何か」が澱んだ
花束野郎の「何か」が澱んだ
あくまで俺の印象だ
だが引く積りは全く無い
「狐」の今の体は誰なのか
そもそも
「狐」に魅了されたらどんな感覚になるかを説明できるのか
「狐」に魅了されてた奴で、その魅了から解除された奴を知っているか
「狐」に魅了された奴は、魅了されている間のことを覚えているのか
「狐」に魅了されてる奴は、今どれくらい居るのか知っているか
「狐」に魅了されたらどんな感覚になるかを説明できるのか
「狐」に魅了されてた奴で、その魅了から解除された奴を知っているか
「狐」に魅了された奴は、魅了されている間のことを覚えているのか
「狐」に魅了されてる奴は、今どれくらい居るのか知っているか
そして
あんた方の「狐」に対する勝算はどれくらいのものか
花束野郎、あんた自身は「狐」をどうしたいのか
あんた方の「狐」に対する勝算はどれくらいのものか
花束野郎、あんた自身は「狐」をどうしたいのか
説明してやるというのなら
是非訊いてみたいな、俺は
是非訊いてみたいな、俺は
☞ 「罪深い赤薔薇の花子さんとかの人 ◆7JHcQOyXBMim」さんの連載「次世代の子供達」、
甲虫弾丸 から
| + | 本編に関する補足 |
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