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連載 - 三面鏡の少女-04

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三面鏡の少女 04


「ふ、ふふふ……峠は越えたわ……これでしばらくは大丈夫」
「それでも時間の問題よねー」
「着実に膀胱炎フラグ?」
「諦めてこれ使いなよ、ほらペットボトル」
「絶対にノゥ! ていうかコーラのペットボトルは化学の先生の顔思い出すからパスー!?」
「あれ、知らないの? コーラ持って歩いてるのは先生の弟さんだよ、双子の」
「マジでっ!? ていうか何で知ってるのあたし達!? というか知らない事を知ってるなら鮫島事件の解決時期とか教えて!?」
「無限にいるあたし達の中で、先生に弟さんがいるって聞いたのをたまたま覚えてた子がいたのよねー」
「忘れた事でも誰かが覚えてるものよね、無限にいるんだもん」
「知らない事は知らないけどね。あたしの知らない事で知ってるのは、あたしが死ぬときの顔だけでーす」
「ホント役に立たないなー!?」
「心外だなー、現在進行形で役に立ってるじゃない。人数で」
「人数だけだけど」
「ペットボトル空になるまで飲んであげてるじゃない。するのに」
「今のあたしがペットボトル空になるまで飲んだら破裂するよねきっと。何処がとは言わないけど」
「やかましいわー!? ……っ、叫び続けてたらまた波がっ……」
「あたし自重、マジ自重……ん?」
「どうしたのあたし?」
「お母さんとお父さん、まだ旅行中だよね? 帰ってくるの来週ぐらいで」
「結婚記念日はいつも海外だもんねー。それがどうかしたの?」
「誰か家に入ってきてるよ? 玄関とこの床板、アレちょっと軋むじゃない。あの音がした」
「誰かちょっと見てくる?」
「絶対嫌ー、こっそり入ってくるなんて絶対まともな人じゃないじゃない」
「だとしたらあたしがピンチ!? あたし達ちょっと薄情じゃない!?」
「ていうかさー、刺激しないでこっそりやり過ごした方がいいかもしれないじゃない」
「なんかまさにホラー展開よねー。ドッキドキー」
「他人事だと思って……」
「他人事でーす」
あたしは三面鏡に顔を突っ込んだまま震えていた
正体不明の侵入者への恐怖二割、あたし達への怒り一割、堪えきれるかわからない尿意七割で



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