「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - ハーメルンの笛吹き-09d

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

上田明也の協奏曲Ⅸ~操り人形劇~


各所に配備した鼠達は善戦を続けているようだった。
基地内の様々な場所で銃声が聞こえては途絶える。
しかし異変は突然に訪れた。
「マスター、同時多発的に鼠の数が急速に減少しています。」
「どういうことだ?」
「鼠の駆除に出ている契約者が居ますね。向こうも操作系の都市伝説かと思われます。」
「そうか……、敵も操作系か。鼠への命令変更だ。自分への攻撃を行う物を最優先に攻撃しろ。
 そして俺たちは動くぞ、相手の本体を叩く。」
「了解しました。」

そこら辺に転がっていた黒服からサブマシンガンを奪い取る。
MP5とは良い物を使っている。
俺がドイツ製の銃器が好きなのを知ってのことか!

「仮面ライダー!」
大穴に一緒に入ってきた友人に声をかける。
「なんだ、笛吹?」
「作戦に妨害が入った、妨害入れて居る奴をこれから叩きに行ってくる。
 それじゃあ!」
「な、ちょ!お前何処へ!!」
「ちなみにこれ連絡先な、さらば!また会おう!」

メールアドレスと携帯の電話番号を渡しておいた。
勿論携帯番号から身元割り出しはできないぞ☆
真暗闇の中、俺とメルは走り出した。

一部の電気系統を壊した為、少々暗くなっている基地を進む。
「マスター、見てください。鼠達が死んでいます。」
廊下に鼠の死体が転がっていた。
鼠には何十匹もの蟻のような生き物が集っている。

「虫のような物を使役する能力、か。俺たちと同じ自動操作で鼠を攻撃しているのだろうな……。
 メル、命令の内容を"自分より小さな存在に対する攻撃"に変えておいてくれ。
 命令実行はこの基地の西側に居る鼠から順番にしろ。
 相手に俺たちのいる場所を気取られては敵わない。」

「はい、ところでマスター。この蟻みたいなのはどうするんですか?」
「放っておけ、攻撃したら俺たちが攻撃対象にされるぞ。」
そう話しながら俺は廊下の途中にあったドアを開けた。

「なんだ?これは………。」
部屋の中には大量のカプセル。
その中に浮かんでいるのは人、人、人、人。
「人ですね。」
「そんなことは解ってるよ。問題はこいつらがなんなのかってことだよ。」
「とりあえず重要な物であることは間違いないかと思います。」
「ああ、そうだな。」

そこら辺にあったコンピューターをカプセルに向けて投げつける。
カプセルは当然ながら次々壊れていく。

「なんで銃や鼠を使わないんですか?」
「だって弾も勿体ないし、自動操作をここだけ変更すれば相手に居場所を気取られかねないだろ。
 それよりも北の大穴からの鼠の追加を忘れるなよ?」

今回の勝負は相手の居場所の探知にかかっている。
見つければ勝ち、見つけられれば負け。
かち合ったら………、考えない事にしよう。
すでに大量の内出血でどす黒くなっている右手を見る。
蜻蛉切は使えてもあと2回だ。
大丈夫、メルには感づかれていない。

痛む右腕を押さえながらハーメルンの笛吹き達は基地を走るのだった。

【上田明也の協奏曲Ⅸ~操り人形劇~ fin】



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー