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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-30

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「おい、何だ、さっきの悲鳴!?」
『あ、チャラチャラー』

 寝ていたら、「はないちもんめ」の少女の悲鳴が聞こえてきた
 その悲鳴に飛び起きた青年は、急いで寝室に飛び込んでいた
 見ると、ベッドに倒れこむように気絶している少女の姿と、少し困った表情の女幽霊一人

「…とりあえず、弁解は聞くぞ。何やった」
『違うもん。何もやってないもん』

 ぷるぷるぷるっ
 首を左右に振る幽霊
 が、何故だろう
 直感的にわかる
 絶対、こいつ何かやらかした

「……ところで、台所には将門様から渡された塩もあるんだが。神社で清め済の」
『!?っそ、そそそそそそ、それは嫌っ!?清められたら死んじゃうぅ、らめぇえええ!!!』

 っぱ!!
 姿を消す女幽霊
 マンション内の、別の部屋に退避したのだろう
 まったく…と、青年はため息をついた
 あの女幽霊、決して悪人ではないのだが、どうにも精神が子供っぽい(それに関しては青年も人の事はあまり言えない)
 そして…その存在故か、傍にいる人間にうっかりと悪夢を見せた回数、数知れず
 というか、青年自身も、何度か悪夢にうなされている
 寝る前に、とっととあれを追い出すべきだったか
 ひとまず、青年は少女に毛布をかけなおしてやる
 う~んう~ん、とうなされている様子の少女

 …青年は、悪夢をはらってやる手段など持っていない
 悪夢にうなされている相手を救う事は、彼にはできない

 ……この少女の人となりについて、青年は詳しく知らない
 ただ、両親がいないらしい事は、ぼんやりと理解していた
 …その両親が、恐らく、ロクでもない人間だったのではないか?という部分も、なんとなくは、わかる
 それは、この少女が、大人を信用していないように見えたから
 自分とて、世間一般で言うロクでもない両親の元で育ち、大人になるまで、大人と呼ばれる存在が嫌いだった

 ……だが、この少女が大人から受けた、仕打ちは
 己が受けてきたそれよりも、はるかに酷いものであったであろう、と
 それを、何となく感じ取って

 それに、同情する訳ではない
 きっと、この少女はそんな事を望まないだろうから
 …結局、自分にできる事など、ほとんどないのだ

「……せめて、明日の朝飯、少し豪勢に作ってやるかね」

 ぼそり、小さくそう呟いて
 少女の頭を軽く撫でて…青年はまた、リビングに戻り、ソファーに横たわって眠りにつくのだった


 終われ





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