「おい、何だ、さっきの悲鳴!?」
『あ、チャラチャラー』
『あ、チャラチャラー』
「…とりあえず、弁解は聞くぞ。何やった」
『違うもん。何もやってないもん』
『違うもん。何もやってないもん』
ぷるぷるぷるっ
首を左右に振る幽霊
が、何故だろう
直感的にわかる
絶対、こいつ何かやらかした
首を左右に振る幽霊
が、何故だろう
直感的にわかる
絶対、こいつ何かやらかした
「……ところで、台所には将門様から渡された塩もあるんだが。神社で清め済の」
『!?っそ、そそそそそそ、それは嫌っ!?清められたら死んじゃうぅ、らめぇえええ!!!』
『!?っそ、そそそそそそ、それは嫌っ!?清められたら死んじゃうぅ、らめぇえええ!!!』
っぱ!!
姿を消す女幽霊
マンション内の、別の部屋に退避したのだろう
まったく…と、青年はため息をついた
あの女幽霊、決して悪人ではないのだが、どうにも精神が子供っぽい(それに関しては青年も人の事はあまり言えない)
そして…その存在故か、傍にいる人間にうっかりと悪夢を見せた回数、数知れず
というか、青年自身も、何度か悪夢にうなされている
寝る前に、とっととあれを追い出すべきだったか
ひとまず、青年は少女に毛布をかけなおしてやる
う~んう~ん、とうなされている様子の少女
姿を消す女幽霊
マンション内の、別の部屋に退避したのだろう
まったく…と、青年はため息をついた
あの女幽霊、決して悪人ではないのだが、どうにも精神が子供っぽい(それに関しては青年も人の事はあまり言えない)
そして…その存在故か、傍にいる人間にうっかりと悪夢を見せた回数、数知れず
というか、青年自身も、何度か悪夢にうなされている
寝る前に、とっととあれを追い出すべきだったか
ひとまず、青年は少女に毛布をかけなおしてやる
う~んう~ん、とうなされている様子の少女
…青年は、悪夢をはらってやる手段など持っていない
悪夢にうなされている相手を救う事は、彼にはできない
悪夢にうなされている相手を救う事は、彼にはできない
……この少女の人となりについて、青年は詳しく知らない
ただ、両親がいないらしい事は、ぼんやりと理解していた
…その両親が、恐らく、ロクでもない人間だったのではないか?という部分も、なんとなくは、わかる
それは、この少女が、大人を信用していないように見えたから
自分とて、世間一般で言うロクでもない両親の元で育ち、大人になるまで、大人と呼ばれる存在が嫌いだった
ただ、両親がいないらしい事は、ぼんやりと理解していた
…その両親が、恐らく、ロクでもない人間だったのではないか?という部分も、なんとなくは、わかる
それは、この少女が、大人を信用していないように見えたから
自分とて、世間一般で言うロクでもない両親の元で育ち、大人になるまで、大人と呼ばれる存在が嫌いだった
……だが、この少女が大人から受けた、仕打ちは
己が受けてきたそれよりも、はるかに酷いものであったであろう、と
それを、何となく感じ取って
己が受けてきたそれよりも、はるかに酷いものであったであろう、と
それを、何となく感じ取って
それに、同情する訳ではない
きっと、この少女はそんな事を望まないだろうから
…結局、自分にできる事など、ほとんどないのだ
きっと、この少女はそんな事を望まないだろうから
…結局、自分にできる事など、ほとんどないのだ
「……せめて、明日の朝飯、少し豪勢に作ってやるかね」
ぼそり、小さくそう呟いて
少女の頭を軽く撫でて…青年はまた、リビングに戻り、ソファーに横たわって眠りにつくのだった
少女の頭を軽く撫でて…青年はまた、リビングに戻り、ソファーに横たわって眠りにつくのだった
終われ