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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - トイレの花子様-20

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トイレの花子様 20





花「アッハッハッハ!!跪け!そして散れぇぇええ!!!!!!アハハハハハハ」

スティッ●を倒した後、残りのパレードを掃討しに向かった花子様。
鞭で四肢をへし折り、高速で紙を飛ばし切り刻み、水で跡形もなく流す。
運よくそれを潜り抜けたモノも花子様に踏み砕かれて終わる。
情けないながらも花子様のやや後ろにいる俺の所にパレードが到達することはなかった。

男「どうせ流すなら、水の攻撃だけで良いんじゃ・・・」

花「それじゃあつまらないじゃない。私はもっと気持ち良くなりたいのそれに・・・」

男「?」

続きは聞き取れなかった。何を言ったか考える間もなく、花子様がパレードの方に向き直り、襲いかかろうとしたのだが・・・



花「アハハハ・・・はぁはあ・・・・・・。アハッアハハハハハ・・・」

さっきからずっと楽しげにマスコット集団を駆逐している花子様だが、
複数の攻撃手段を同時に使い続けたツケが回っているのは目に見えて明らかだった。
それに使用した力に対してトイレがショボ過ぎて花子様の負担が大きい。。
走り込みの後のように肩で息をする。
疲労で力が弱まり、宙を舞いパレードを切り刻む紙も、水流も徐々に弱まり、やがて使えなくなる。鞭も八本だったのが両手に一本づつになった。疲労は俺にも現れる。
男「身体が重くなって、ちょっと眠い・・・」
花子様がローゼンメ●デンを読んで、身につけてしまった特性
【契約者の体力を犠牲に能力強化】
これが先ほどの花子様のフルバーストで俺の体力を奪ったらしい。



少しぼんやりした頭で暴れ放題の花子様を見る。
二本の鞭で順調に・・・?
ちょっと待て、おかしい。いまだに攻撃し続けているにしろ、さっきより格段に花子様の戦闘力は落ちている。
それなのに敵の減るペースが落ちない。これは・・・

男「再生が止まってるってか」

それだけじゃない。パレードの様子がおかしい。
なんとなくツラそうで、でもささやかな希望を得て喜んでいるようでもある。
悩むかのように動きを止める。

男「花子様!ちょっと待って・・・!」

抱き着くような形で花子様を止める。
よくわからないけど、今パレードを壊してはいけない気がする。
なにより、無抵抗なヤツらを叩き潰すなんてしてほしくない。
花「な、何を!?放しなさい!!私は守らないといけないの!!コイツらを壊して、今度こそ守りきらないといけないのよ!!
あんな思いは二度としたくないのよぉぉぉぉ!!」

男「だ、だから待って下さいって!パレードの様子が・・・!」

必死に花子様を抑える。花子様は絶叫してもがく。
俺が抑えるのも限界って時に、パレードは口々に言葉を紡ぐ。

「壊して・・・」「終わらせて・・・」「※して・・・」

あまりに自虐的な願いを口にする。




花「ほら・・・向こうから頼まれてるのよ?なら・・・壊してあげないとねぇ♪はふぅぅ・・・」

快楽を押さえきれないといった感じの震えた溜め息を付く。
事態がイマイチ飲み込めないで、呆気にとられた俺を軽く押し、その制止を払う。

花「良い心掛けじゃない!!喜べぇ!!全員跡形もなくブチ※してやるからよぉ!!くひひひひひひひひひ!!」

パシーンと素振りを一発打ち鳴らす。

花「散れぇ!ゴミが!!」

パレードの中の一体が砕け散る。

花「くたばれぇ!ケダモノがぁ!!」

また一体。

花「くひひ・・・くひひひひひひひ!!!!」

壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す。
まるで死刑執行のように、無抵抗な者を葬り去る。

ただ、印象的なのが、花子様に散らされる瞬間のパレードの表情。
なにやら晴れやかというか嬉しそうなニュアンスを感じる。

男(まさかこいつら・・・ドMなのか?)

この考えは少し後に合流する花子さんの契約者から「猫」の話を聞き、自分が恥ずかしく思わせる事になるのだが。




花「コレで最後ぉ♪くひひひひ」

最後の一体を撃破し終える。

花「私達を邪魔する奴等はみぃんなこうしてやるわぁ・・・。
私の大事なモノに手を出す輩なんて要らないもの。
まあ、少しはいないと、またこうして気持ち良くなれないから、少しくらいならいても良いけど。
くひひひ・・・くひひひひ・・・アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・」

天を仰ぎ、愉快極まりないという様子で笑い始めた花子様だったが、
フラリと倒れそうになる。すかさず駆け寄り、抱き止める。

半分お姫様抱っこ的な状態になり、花子様は俺の頬に手を添えて言った。

花「男・・・無事?」

さっきまでの暴れっぷりからは想像できない、ややか細い声。

男「ええ、おかげさまで。」
花「そう。良かった。」

たしかに良かった。
疲れたけど俺達は無事だし敵は全滅、多分向こうも無事だろう。
ただ、そのプロセスに問題があるというか・・・
必要以上に攻撃的な花子様、「もうあんな思いはしたくない」という発言も引っ掛かる・・・

花「・・・ちょっと聞いてる?」

男「え?ああ、すみません。聞いてなかったです。」
花「私と男を引き剥がそうとするヤツは、さっきみたいに・・・はふぅ」

花「さっきみたいにズタボロにブチ壊してあげるから、
お前は何の心配もしないで、ずっと私の側にいなさい。良いわね?」

男「・・・はい。」

鈍感な俺も、何かを感じずにはいられなかった。
花子様の中で徐々に大きくなる狂気の気配を感じずにはいられなかった。
ただ、気づいていても後回しにした。今は無事に終わったことにホッとしたい。
花子様の狂気に関しては後日、本人やメイドに聞くしかない。


男「ところで花子様?」
花「何よ駄犬?」
男「いつまで抱きついてるんですか?」
花「私の気が済むまで。」
男「そうですか・・・」

この後、花子さんとその契約者と合流するまで、この体制は続くのだった。



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