トイレの花子様 ばれんたいん
男「小腹がすいたー、餅でも食うかな。」
食料を求め、キッチンに向かう。
キッチンに入ると甘い匂いが鼻をくすぐる。
匂いの漂ってくる方向を見ると花子様がこちらに背を向けて何かを作っていた。
かなり真剣らしく、俺がキッチンに入ったことにも気づいていなかった。
キッチンに入ると甘い匂いが鼻をくすぐる。
匂いの漂ってくる方向を見ると花子様がこちらに背を向けて何かを作っていた。
かなり真剣らしく、俺がキッチンに入ったことにも気づいていなかった。
男「花子様ー何作ってるんですか?」
花「…」
花「…」
呼びかけも聞こえない。もう一度、後ろから手元を覗くようにしながら聞いてみる。
男「花子さm
花「ひゃっ!?」
花「ひゃっ!?」
驚いた花子様が手元を狂わせてしまって何かを落としてしまう。
花「な、何すんのよ!!この馬鹿犬!!!」
男「す、すみません…。」
花「せっかくここまで溶かしたのに…こんなに零れて…最悪よ…。」
男「す、すみません…。」
花「せっかくここまで溶かしたのに…こんなに零れて…最悪よ…。」
ボウルから零れたものは溶けたチョコレート。
その大半はボウルから零れてしまっていて…
その大半はボウルから零れてしまっていて…
花「服だって汚れちゃったじゃない…」
そう、花子様の上に零れていた。それは結構な量で胸から脚にまで至っていた。
男「ほんとにすみません。」
花「・・・・・・駄犬。」
男「は、はい!」
花「・・・・・・駄犬。」
男「は、はい!」
うつむき肩を震わせながら花子様にそう言われ、ちょっと死んだと思った。
花「舐めなさい。」
男「へ?」
花「責任とって、舐めて綺麗にしろって言ってんのよグズ!
胸から爪先まで、お前のせいでこぼしたチョコを全部!残さず!入念に!!」
男「かしこまりましたあああ!!」
男「へ?」
花「責任とって、舐めて綺麗にしろって言ってんのよグズ!
胸から爪先まで、お前のせいでこぼしたチョコを全部!残さず!入念に!!」
男「かしこまりましたあああ!!」
それが、俺の2月13日。