「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-42

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「あ~、くっそ……酷い目にあった」

 よろり
 将門の部屋を出た青年…女装姿のままである
 結局、女装姿のまま、将門の前に連れて来られてしまったのだ
 将門がまた面白がって、その格好のまま酌をさせたものだから、ずっとこのままだったのだ
 …しかし、将門が夜を向かえる前に一度眠りについたし
 青年は、これからアルバイトである
 いい加減に、元の姿に着替えなければ
 幸い、元の服はちゃんとこっちに持ってきている
 着替えて、化粧を落とせばいいだけだ

 …頼むから、こんな時に他の連中と顔をあわせる、なんて事にはならないでくれよ
 そう、自分に言い聞かせながら歩いていると

 がらりっ!!
 青年が歩いていた廊下のすぐ傍の障子が、開いた

「よぉ、何か、宴会の打ち合わせがあるって聞いてたか………ら……」
「…………げ!?」

 ぴしりっ
 青年は、障子を開けて出てきた男を見て…思わず、動きを止めた
 な、何故
 何故、こいつがここにっ!?
 「首塚」に所属している仲間ではあるが…こいつは、学校町じゃなくて、別の場所に住んでいたはずじゃあ!?
 まさか、秋祭り二日目に学校町に来ていて、「夢の国」と戦っていたとでも言うのか!?

 知り合いに女装姿を見られてしまい、思わず固まる青年
 …そして
 障子の向こうから出てきた男性も、じっと、じっと…青年を見つめてきた

 ………そして
 先に動いたのは、男の方だった

「お、俺と気持ちいいことしないかっ!?」
「っぎゃーーーーー!?」

 がしぃっ!!!
 突然、抱きついてきた男
 青年は逃げ出そうとしたが、男の方が動きが早い!!

「待てっ!落ち着け!!俺だ!!」

 声でわかるはず!
 そう思って、青年は声をかけたが…
 しかし、男性はこう返してくる

「あぁ、日焼けマシンの契約者だろ?…………だが、それがいい!」
「っぎゃーーーーーー!?待てやこら!!こちとら女装させられるだけだ!女になった訳じゃねぇんだぞ!?」
「だから、それがいい!!こんな可愛い子が女の子のはずがないっ!!!」

 がっしりと、青年に抱きついてくる男
 するり
 その手が、太ももに伸びて…

「-----っに、しやがんだこのど変態がっ!!」

 ごがっ!!
 青年の膝蹴りとエルボーが、同時に男性にヒット!!
 男性はもんどりうって、廊下に倒れた
 このまま追撃して……!

「まぁ、お待ちくださいませ、日焼けマシンの契約者様」

 ……す、と
 男性の傍に、別の男性が姿を現した

 洗練された、シェフのような姿をした男…この男性が契約している都市伝説「カレーおじさん」だ
 カレーおじさんは、にこり、微笑んで
 ……っご!!と
 男性の顔面に、カレー鍋を落とした…中に、カレーがたっぷり入った、カレー鍋を
 うぼぁっ!?と男性は呻き声をあげて………がくり、力尽きる

「ご迷惑をおかけしました」
「………まったくだ」

 ぜぇぜぇ
 肩で息をする青年
 そんな青年に、カレーおじさんは苦笑しながら続けてきた

「何分、私のご主人様は小学生時代、六年連続で20名もの女子にフラれて以来、女性不審なのですよ。むしろ男がいい、などと言っておりまして…」
「そんな変態だったのかこいつ!?」
「むしろ、女装男子大好物、だそうでございます」

 なんと言う変態
 このおっさんがそんな性癖だったとは、知らなかった
 …一番女装が見られたら不味い相手じゃねぇかっ!?

「ご主人様が気を失っている間に、お着替えください。ご主人様は私が何とかいたしますので」
「…わかった。悪ぃな」

 着替えを持って、そそくさと退散する青年
 …良かった
 おっさん事態は変態でも、契約している都市伝説がまともで本当に良かった!!
 とにかく、本当にさっさと着替えよう
 そして、バイトに行こう
 今日は深夜までバイトがあるのだ
 こんな事に体力使っている場合ではない
 青年は「首塚」組織本部での、自分が割り当てられている部屋までたどり着くと
 周囲に誰もいない事を確認して…そっと、中に入っていったのだった





 終わってしまえ






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