合わせ鏡のアクマ 13
四コマ的日常風景
スーパーにて
「食品はこれでいいな」
「おぉ、君は!」
「おぉ、君は!」
「あ、姫さんのお父さん。こんにちは」
「はっはっは、そんなかしこまらなくても」
「はっはっは、そんなかしこまらなくても」
「なんなら私のことをお義父さんと呼んでくれても」ゴッ!
「あ、姫さん」
「まだ買い物終わってないから後でね」ズルズル
「まだ買い物終わってないから後でね」ズルズル
*
スーパー その2
「契約者、アイスー」
「今日はなし。明日買ってやる」
「今日はなし。明日買ってやる」
「えー」
「駄々をこねるな、買ってやらないぞ」
「駄々をこねるな、買ってやらないぞ」
「なぁ、娘よ」
「駄目」
「な・・・!」
「駄目」
「な・・・!」
「私に死ねと言うのか!?」
「いい年してチョコを娘にねだるな!小遣いで買え!」
「いい年してチョコを娘にねだるな!小遣いで買え!」
*
スーパー その3
「今使っているのは食費用のお金なんだから無駄遣いはできないの」
「チョコは食品だよ!?」
「チョコは食品だよ!?」
「我が家では嗜好品よ」
「そんなこと言って、お前だってリンゴとか蜂蜜を買っているじゃないか!」
「そんなこと言って、お前だってリンゴとか蜂蜜を買っているじゃないか!」
「カレーの隠し味よ!」クワッ
「父さんが辛いの駄目だからって私がどれだけ苦労を・・・!」
「痛い痛い首絞めないでくれぇ!」
「痛い痛い首絞めないでくれぇ!」
*
スーパー その4
「姉と弟みたいだね」
「遠目からだとな・・・」
「遠目からだとな・・・」
「買ってくれるまでここ動かないからな!」
「じゃあお母さん探してくる」スタスタ
「じゃあお母さん探してくる」スタスタ
「・・・・・・あ・・・うー・・・」
「待ってぇ~!」
「いや母と子か」
「仕事は真面目なのにねぇ」
「いや母と子か」
「仕事は真面目なのにねぇ」
*
スーパー その5
「・・・ところで誰ですか?」
「あの人の妻ですが」
「あの人の妻ですが」
「あ、お母さん。ここにいたの?」
「今戻ってきたの、シャンプー安かったみたいよ」
「今戻ってきたの、シャンプー安かったみたいよ」
「休みはいつも家族全員で買い物してるのか?」
「ううん」
「ううん」
「トイレットペーパーがお一人様二セットまでだったから」
「・・・へー」
「・・・へー」
*
帰り道にて
「なんか姫さん、主婦みたいだな」
「悪かったわね」
「悪かったわね」
「悪くはないさ、ただ意外だったから」
「いいお嫁さんになれそうだろう?」
「いいお嫁さんになれそうだろう?」
「どうだい今からでも娘と付きあtt」ゴッ
「黙れバカ親父」ドカッ
「黙れバカ親父」ドカッ
バコッ!ドカッ!バシッ!
「和むわぁ」
「いや止めましょうよ」
「和むわぁ」
「いや止めましょうよ」
*
帰り道 その2
「じゃあ俺はここで」
「また学校でね」
「また学校でね」
「いつでも遊びに来なさい、娘も喜ぶだr」
「まだ足りない?」
「まだ足りない?」
「私たちは普段仕事でいないから、娘には寂しい思いを」
「そんなことないからね、お母さん」
「えっ」
「そんなことないからね、お母さん」
「えっ」
「・・・なぁ、もう帰っていいか?」
「うん。というか早く行って」
「うん。というか早く行って」
*
帰り道 その3
「なぁアクマ」
「んー?」
「んー?」
「家族って、いいもんだよな」
「・・・そーかもね」
「・・・そーかもね」
「俺にとっちゃお前とザクロも家族同然だけどな」
「・・・ん、ありがと」
「・・・ん、ありがと」
「ねぇ、今日はカレーがいい」
「・・・そういう希望は買う前に言ってくれ」
「・・・そういう希望は買う前に言ってくれ」