……っぽ
ぽっぽっぽ、と
誰も居ないはずの廃ビルの一角に、灯りが灯りだした
ぽっぽっぽ、と
誰も居ないはずの廃ビルの一角に、灯りが灯りだした
招かれた者だけが入り込める宴の準備が、始まろうとしているのだ
「ちょっと、そこの豆板醤取ってくれるか?」
「これかしらぁ?」
「これかしらぁ?」
…「首塚」主催の宴が開かれる予定の廃ビル
その中に、ガスコンロやら何やら、色々と持ち込んで、数名の人間…と、都市伝説が調理を行っていた
まぁ、何せ、「夢の国」及び「鮫島事件」との戦いに参加した者全員を招待しているのである
流石に、全員来るとは思えないが…料理は多い方がいいだろう
余ったらどうとでもなるが、足りなかったら悲しいものがある
だからこそ、多めに料理は作らなければならない訳で
作り置きが効く物はある程度作ってきたとは言え、それでも大変だ
その中に、ガスコンロやら何やら、色々と持ち込んで、数名の人間…と、都市伝説が調理を行っていた
まぁ、何せ、「夢の国」及び「鮫島事件」との戦いに参加した者全員を招待しているのである
流石に、全員来るとは思えないが…料理は多い方がいいだろう
余ったらどうとでもなるが、足りなかったら悲しいものがある
だからこそ、多めに料理は作らなければならない訳で
作り置きが効く物はある程度作ってきたとは言え、それでも大変だ
「お野菜、切りおわったかしら?」
「はい、これでいいわね?」
「はい、これでいいわね?」
金髪のチャラチャラした格好の青年、スーツ姿のキャリアウーマン風の女性、長いロングヘアの女性に、水っぽい服装の……女性に見える、男性
「ご主人様、そろそろ弱火に致しませんと」
「あぁ、そうだな……後は、焦がさないようにするだけだな」
「あぁ、そうだな……後は、焦がさないようにするだけだな」
洗練されたシェフを連想させる男性と、その男性と共にカレー鍋に向かう男性
これら、「首塚」のメンバーたちは、宴直前まで調理を続けていた
「夢の国」たちも手伝ってくれると言ってくれたが…一応、そちらには会場の飾り付けを任せて置いている
なぜか?
…そう言えば、飾り付けの事なんて、すっかり考えていなかった事を、当日になって気づいたからである
将門も、その辺りは気が回っていなかったようだ…と言うか、多分、最初から気にしてもいなかったのだろう
これら、「首塚」のメンバーたちは、宴直前まで調理を続けていた
「夢の国」たちも手伝ってくれると言ってくれたが…一応、そちらには会場の飾り付けを任せて置いている
なぜか?
…そう言えば、飾り付けの事なんて、すっかり考えていなかった事を、当日になって気づいたからである
将門も、その辺りは気が回っていなかったようだ…と言うか、多分、最初から気にしてもいなかったのだろう
「宴会、しっかりとした開始時間が決まってないのよねぇ…まぁ、それなりに人数が集まったら開始かしらぁ?」
「そうなるんじゃないのか?」
「そうなるんじゃないのか?」
時折、妙な所がアバウトな我等が首領は、開始時刻なんか告げてすらいなかった
夕刻以降、としか言っていない
…まぁ、皆各自勝手に集まって飲め、みたいな雰囲気なのだし、仕方在るまい
……ちゃんと、未成年も来るだろうから酒以外も準備はしている
多分、きっと大丈夫だ
祝勝会に戦いを持ち込む無粋な奴もおるまい……そんな奴がいたら、「首塚」の総力を持って排除するが
夕刻以降、としか言っていない
…まぁ、皆各自勝手に集まって飲め、みたいな雰囲気なのだし、仕方在るまい
……ちゃんと、未成年も来るだろうから酒以外も準備はしている
多分、きっと大丈夫だ
祝勝会に戦いを持ち込む無粋な奴もおるまい……そんな奴がいたら、「首塚」の総力を持って排除するが
「ふふっ、でも、色んな都市伝説が集まるのは、楽しみね」
外見は女性だが染色体的には男性の彼女…否、彼が、そう微笑む
「首塚」には参加したばかりの彼だが、息子が先に「首塚」に所属していたせいか、あっさりと馴染んでしまった
息子が前もって、父親の事をよく話していたお陰もあるだろう
「首塚」には参加したばかりの彼だが、息子が先に「首塚」に所属していたせいか、あっさりと馴染んでしまった
息子が前もって、父親の事をよく話していたお陰もあるだろう
「変なのが混じってこなければいいんだけど」
「問題ないんじゃないか?将門様のお力とかで、招待してない奴以外は入り込めないはずだろ?」
「招かれざる客は、立ち入り禁止でございますから」
「問題ないんじゃないか?将門様のお力とかで、招待してない奴以外は入り込めないはずだろ?」
「招かれざる客は、立ち入り禁止でございますから」
ロングヘアの女性の言葉に、カレー鍋の前に立つ二人が答える
そう、資格のある者以外は入り込めない
…だからこそ、さほど警戒もせず、料理に集中できているのだ
そうじゃなかったら、流石にもうちょっと警戒する
そう、資格のある者以外は入り込めない
…だからこそ、さほど警戒もせず、料理に集中できているのだ
そうじゃなかったら、流石にもうちょっと警戒する
一応、敵対しているはずの「組織」の人間も若干名招待しているから…完全に、無警戒でもないが
まぁ、わざわざ敵対組織の招待に乗ってくる相手だったら、そんな無茶などしまい
まぁ、わざわざ敵対組織の招待に乗ってくる相手だったら、そんな無茶などしまい
「…ま、いざとなったら、どうにでもなるさ。地の利はこっちにあるんだしな」
青年は、どこか気軽にそう呟いて
っじゃ、とフライパンを気軽に操っているのだった
っじゃ、とフライパンを気軽に操っているのだった
……開始まで、あともう少し
廃ビルから、美味しそうな匂いが、ふわり、ふわり、漂いだした
廃ビルから、美味しそうな匂いが、ふわり、ふわり、漂いだした
…宴の開始まで、あと、もう少し
to be … ?