「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-45

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だれでも歓迎! 編集
 ……っぽ
 ぽっぽっぽ、と 
 誰も居ないはずの廃ビルの一角に、灯りが灯りだした

 招かれた者だけが入り込める宴の準備が、始まろうとしているのだ


「ちょっと、そこの豆板醤取ってくれるか?」
「これかしらぁ?」

 …「首塚」主催の宴が開かれる予定の廃ビル
 その中に、ガスコンロやら何やら、色々と持ち込んで、数名の人間…と、都市伝説が調理を行っていた
 まぁ、何せ、「夢の国」及び「鮫島事件」との戦いに参加した者全員を招待しているのである
 流石に、全員来るとは思えないが…料理は多い方がいいだろう
 余ったらどうとでもなるが、足りなかったら悲しいものがある
 だからこそ、多めに料理は作らなければならない訳で
 作り置きが効く物はある程度作ってきたとは言え、それでも大変だ

「お野菜、切りおわったかしら?」
「はい、これでいいわね?」

 金髪のチャラチャラした格好の青年、スーツ姿のキャリアウーマン風の女性、長いロングヘアの女性に、水っぽい服装の……女性に見える、男性

「ご主人様、そろそろ弱火に致しませんと」
「あぁ、そうだな……後は、焦がさないようにするだけだな」

 洗練されたシェフを連想させる男性と、その男性と共にカレー鍋に向かう男性
 これら、「首塚」のメンバーたちは、宴直前まで調理を続けていた
 「夢の国」たちも手伝ってくれると言ってくれたが…一応、そちらには会場の飾り付けを任せて置いている
 なぜか?
 …そう言えば、飾り付けの事なんて、すっかり考えていなかった事を、当日になって気づいたからである
 将門も、その辺りは気が回っていなかったようだ…と言うか、多分、最初から気にしてもいなかったのだろう

「宴会、しっかりとした開始時間が決まってないのよねぇ…まぁ、それなりに人数が集まったら開始かしらぁ?」
「そうなるんじゃないのか?」

 時折、妙な所がアバウトな我等が首領は、開始時刻なんか告げてすらいなかった
 夕刻以降、としか言っていない
 …まぁ、皆各自勝手に集まって飲め、みたいな雰囲気なのだし、仕方在るまい
 ……ちゃんと、未成年も来るだろうから酒以外も準備はしている
 多分、きっと大丈夫だ
 祝勝会に戦いを持ち込む無粋な奴もおるまい……そんな奴がいたら、「首塚」の総力を持って排除するが

「ふふっ、でも、色んな都市伝説が集まるのは、楽しみね」

 外見は女性だが染色体的には男性の彼女…否、彼が、そう微笑む
 「首塚」には参加したばかりの彼だが、息子が先に「首塚」に所属していたせいか、あっさりと馴染んでしまった
 息子が前もって、父親の事をよく話していたお陰もあるだろう

「変なのが混じってこなければいいんだけど」
「問題ないんじゃないか?将門様のお力とかで、招待してない奴以外は入り込めないはずだろ?」
「招かれざる客は、立ち入り禁止でございますから」

 ロングヘアの女性の言葉に、カレー鍋の前に立つ二人が答える
 そう、資格のある者以外は入り込めない
 …だからこそ、さほど警戒もせず、料理に集中できているのだ
 そうじゃなかったら、流石にもうちょっと警戒する

 一応、敵対しているはずの「組織」の人間も若干名招待しているから…完全に、無警戒でもないが
 まぁ、わざわざ敵対組織の招待に乗ってくる相手だったら、そんな無茶などしまい

「…ま、いざとなったら、どうにでもなるさ。地の利はこっちにあるんだしな」

 青年は、どこか気軽にそう呟いて
 っじゃ、とフライパンを気軽に操っているのだった



 ……開始まで、あともう少し
 廃ビルから、美味しそうな匂いが、ふわり、ふわり、漂いだした

 …宴の開始まで、あと、もう少し




 to be … ?






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