「はい……あぁ、あなたたち。良かった、ご無事でしたか…」
「組織」の同僚たちへの連絡の合間、かかってきた電話
彼は、すぐにそれに対応していた
電話口から聞こえてきた声に、ほっとする
彼は、すぐにそれに対応していた
電話口から聞こえてきた声に、ほっとする
「はい、私は大丈夫です………いえ、問題ありませんよ。あと一箇所、連絡を終えたら、一時間程仮眠をとりますので」
…正直、一時間でも、多いくらいだ
30分程度で、仮眠はすますべきだと思うのだが
……しかし、自分などと契約してくれた2人を、無駄に心配させる訳にもいかない
30分程度で、仮眠はすますべきだと思うのだが
……しかし、自分などと契約してくれた2人を、無駄に心配させる訳にもいかない
「そちらは、お怪我は?………そう、ですか。そうですね、明日の、朝一番にでも、顔を合わせられますか?……こちらも、明日は街の被害状況の確認・及び修復作業の確認などで、出歩く必要もありますから…」
2人の事が、心配だ
出来る限り、早く顔を合わせたい
その無事な様子を、確認したいのだ
出来る限り、早く顔を合わせたい
その無事な様子を、確認したいのだ
「…え?…………あぁ、住宅街の破損住所を聞いて嫌な予感はしていましたが…………はい、わかりました。せめて、通帳などの貴重品だけでも回収できないか、やってみます」
はい、はい……と、連絡を終えて
ふぅ、と彼は息を吐く
ふぅ、と彼は息を吐く
「あなたの契約者さんたちから?」
ひょこり
12時には解けてしまう魔法がかかった姫君が、顔を覗き込んできた
はい、と黒服は頷く
12時には解けてしまう魔法がかかった姫君が、顔を覗き込んできた
はい、と黒服は頷く
「…良かった、無事で」
心からほっとしたように、笑みを浮かべる黒服
そんな彼を、姫君たちはじっと見つめる
そんな彼を、姫君たちはじっと見つめる
「…?どうかなさいましたか?」
「ふふっ、やっと戻ったな、って」
「人間だった頃に。感情、大分表に表れるようになったわね?」
「ふふっ、やっと戻ったな、って」
「人間だった頃に。感情、大分表に表れるようになったわね?」
きゃいきゃいきゃい
はしゃぎだす姫君たち
はしゃぎだす姫君たち
…あぁ、確かに
元々、感情の起伏はさほど激しい方ではなかったような覚えがあるが
しかし、黒服になって以来、感情はさらに表に表れにくくなっていたように思える
ある意味で、それが「組織」で生きていくうえで必要だったのだから、仕方ないのだが…
元々、感情の起伏はさほど激しい方ではなかったような覚えがあるが
しかし、黒服になって以来、感情はさらに表に表れにくくなっていたように思える
ある意味で、それが「組織」で生きていくうえで必要だったのだから、仕方ないのだが…
(…これも、契約した効果、なのでしょうかね…)
自分は、二人と契約した
「組織」からその存在は切り離され、一個の独立した都市伝説となった
………さて
自分は、これからどうするか?
独立した都市伝説となった自分を、「組織」が置いてくれるかどうか
それは、正直自信はなく
「組織」からその存在は切り離され、一個の独立した都市伝説となった
………さて
自分は、これからどうするか?
独立した都市伝説となった自分を、「組織」が置いてくれるかどうか
それは、正直自信はなく
……自分の身を振り方を、考えなければならない
そう思いながらも、まずは優先すべき仕事を片付けるべく
彼はまた他の同僚へ連絡をとるべく、携帯に向かうのだった
そう思いながらも、まずは優先すべき仕事を片付けるべく
彼はまた他の同僚へ連絡をとるべく、携帯に向かうのだった
to be …?