親に、優しい言葉をかけてもらった記憶はない
親に褒められた事はない、親に心配された事はない、
父親は、こちらを己の見栄の為の道具にしか使おうとしなかった
母親は、男漁りに夢中で、こちらを見てくれた事なんてない
親に褒められた事はない、親に心配された事はない、
父親は、こちらを己の見栄の為の道具にしか使おうとしなかった
母親は、男漁りに夢中で、こちらを見てくれた事なんてない
家にいるのが、たまらなく苦痛だった
学校から家に帰っても、大抵誰もいない
母親がいたとしても、大抵一緒に母の愛人がいて
父親は仕事が忙しいだか何だかで帰りはいつも遅かったし、休日家にいたとしても、こちらに話し掛けてくれることなんてほとんどなかった
学校から家に帰っても、大抵誰もいない
母親がいたとしても、大抵一緒に母の愛人がいて
父親は仕事が忙しいだか何だかで帰りはいつも遅かったし、休日家にいたとしても、こちらに話し掛けてくれることなんてほとんどなかった
家になどいたくなかった
両親と一緒にいたくなかった
この両親から逃れられるのなら、やりたくもない習い事とて、熱心にやった
…はじめのうちは、これをきちんとやっていれば、親に褒めてもらえるかもしれない、とかすかな希望を抱いていたもかもしれない
しかし、その希望はあっさりと打ち砕かれて、ただもっともっと上を、とどこまでも求められ続けた
両親と一緒にいたくなかった
この両親から逃れられるのなら、やりたくもない習い事とて、熱心にやった
…はじめのうちは、これをきちんとやっていれば、親に褒めてもらえるかもしれない、とかすかな希望を抱いていたもかもしれない
しかし、その希望はあっさりと打ち砕かれて、ただもっともっと上を、とどこまでも求められ続けた
だから、あの日も、その場にいたくなくて
逃げ出したくて、たまらなかった
母親が浮気相手に会う為に訪れた店
何故、自分まで連れてこられなければならかったのか
母親が男と話している間、自分は店の隅で居心地悪く大人しくしていた
視界の隅には、人を日焼けさせる機械が置いてあるのが見えて
逃げ出したくて、たまらなかった
母親が浮気相手に会う為に訪れた店
何故、自分まで連れてこられなければならかったのか
母親が男と話している間、自分は店の隅で居心地悪く大人しくしていた
視界の隅には、人を日焼けさせる機械が置いてあるのが見えて
…そう言えば、あれで焼け死んだ人がいる、という話をクラスメイトがしていたのを、何気なく思い出した
-----直後
体中に、熱を感じた
体中に、熱を感じた
「っ!?」
しかし、その熱は一瞬で引いて
その時、自分に何が起きたのか…よく、わからなくて
気のせいだ、とその時は思ったのだ
幸い、その直後、ようやく母親が戻ってきてその居心地の悪い場所から脱出する事が出来たから、先程の体験など、すぐに忘れてしまっていた
その時、自分に何が起きたのか…よく、わからなくて
気のせいだ、とその時は思ったのだ
幸い、その直後、ようやく母親が戻ってきてその居心地の悪い場所から脱出する事が出来たから、先程の体験など、すぐに忘れてしまっていた
…その時は、まだ
それから数日後、珍しく、何の習い事も入っていなかった、その日
自分は、わざと遠回りして、学校から家に帰ろうとしていた
…家に帰ったって、自分の居場所なんてない
どうせ、誰もいないか、母親が男を連れ込んでいるかのどちらかだ
そんな家になど帰る気などなくて、わざと遠回りしてゆっくりと歩いていく
赤く染まった空に自分の影が伸びて……周りに他に影がない事実が、無償に寂しかった
自分は、わざと遠回りして、学校から家に帰ろうとしていた
…家に帰ったって、自分の居場所なんてない
どうせ、誰もいないか、母親が男を連れ込んでいるかのどちらかだ
そんな家になど帰る気などなくて、わざと遠回りしてゆっくりと歩いていく
赤く染まった空に自分の影が伸びて……周りに他に影がない事実が、無償に寂しかった
……ひたり
自分の影の隣に、長い影が…伸びた
思わず、くるりと振り返る
そこにいたのは…近頃、母親が熱心に相手をしている、男だった
…何故、こんな奴と、こんな場所で顔を合わせなければいけないのか
憂鬱な気分がさらに憂鬱になり足早に立ち去ろうとした
しかし、がしり、男に腕を捕まれてしまい、それは叶わない
思わず、くるりと振り返る
そこにいたのは…近頃、母親が熱心に相手をしている、男だった
…何故、こんな奴と、こんな場所で顔を合わせなければいけないのか
憂鬱な気分がさらに憂鬱になり足早に立ち去ろうとした
しかし、がしり、男に腕を捕まれてしまい、それは叶わない
「っ、だよ」
ぎり…と、強く腕を捕まれ、顔をしかめる
一体、何だと言うのか
その男を睨みあげて…
一体、何だと言うのか
その男を睨みあげて…
ぞくり
全身に、悪寒を感じた
全身に、悪寒を感じた
ニヤニヤと笑ってきている、その男
その笑いに、嫌悪感のようなものを感じた
その笑いに、嫌悪感のようなものを感じた
逃げろ
本能が叫びだす
こいつから、逃げ出さなければならない
本能が叫びだす
こいつから、逃げ出さなければならない
「っと!騒ぐなよ?」
「-----っ!?」
「-----っ!?」
引き寄せられて、口を塞がれた
暴れて抜け出そうとするが、大人の体格で押さえ込まれては子供では抜け出せない
ニヤニヤと笑い、その男はじっとりと、こちらを眺めてくる
暴れて抜け出そうとするが、大人の体格で押さえ込まれては子供では抜け出せない
ニヤニヤと笑い、その男はじっとりと、こちらを眺めてくる
「あの女が連れてきた時から思っていたが……なかなか、可愛らしい坊ちゃんじゃねぇか。これは、使えそうだ……需要ってのは、意外とあるもんだからな」
「----っ、-----っ!!」
「----っ、-----っ!!」
男が何を言っているのか、理解などできず
ただ、逃げ出そうと必死だった
男はこちらの口を塞いで抱きかかえたまま、どこかへと移動しようとして
ただ、逃げ出そうと必死だった
男はこちらの口を塞いで抱きかかえたまま、どこかへと移動しようとして
「さぁ、行こうじゃないか」
「------っ」
「------っ」
…ずるり
目の前の、道が…………歪んだ
何が起こっているのか理解できず、パニック状態に陥る
歪んだ道が、裂けて…異空間とでも言うのだろうか?
そんなものが、目の前に広がって
目の前の、道が…………歪んだ
何が起こっているのか理解できず、パニック状態に陥る
歪んだ道が、裂けて…異空間とでも言うのだろうか?
そんなものが、目の前に広がって
「けけっ、『幼女誘拐をモデルにした交通標識』か……便利な能力だ!」
けたけたと笑い、そいつはこちらを捕まえたまま、その異空間に入り込もうとしていた
…嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!
逃れようと、闇雲に体を動かし続ける
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!
逃れようと、闇雲に体を動かし続ける
こいつが何を考えているのか、わからない
ただ、確実に、自分は何かされるだろう、という事はわかった
ただ、確実に、自分は何かされるだろう、という事はわかった
何故、自分がこんな目にあわなければならないのか
母親の浮気相手などに、こんな目にあわされなければならないのか
母親の浮気相手などに、こんな目にあわされなければならないのか
-------こんな奴、死んでしまえ
そう考えたのが、恐らく、合図だったのだ
「-------っちぃ!?」
「っ!?」
「っ!?」
突然、男が悲鳴をあげて、手を放した
転げ落ちるように、その腕から逃れる
振り返ると…男の手が、黒く染まっていた
転げ落ちるように、その腕から逃れる
振り返ると…男の手が、黒く染まっていた
違う
黒く、焼け焦げていた
黒く、焼け焦げていた
「…っめぇ……ってめぇも、都市伝説契約者か……!?」
何を言われているのか、わからなかった
ただ…相手から向けられていた感情が、殺意に変わったのを自覚する
生まれて初めて向けられた、剥き出しの殺意に体が震えた
すらり、男はナイフを取り出すと、こちらに近づいてくる
ただ…相手から向けられていた感情が、殺意に変わったのを自覚する
生まれて初めて向けられた、剥き出しの殺意に体が震えた
すらり、男はナイフを取り出すと、こちらに近づいてくる
あのナイフで、自分は刺されて……死んでしまう?
そんなのは嫌だ
あんなナイフなど、なくなってしまえばいい
恐怖とパニック状態の中、そう考えていると
そんなのは嫌だ
あんなナイフなど、なくなってしまえばいい
恐怖とパニック状態の中、そう考えていると
「……っなぁ!?」
どろり
男が持っていたナイフが……溶けた
男が持っていたナイフが……溶けた
「熱ぃいいい!?」
からんっ!!
男がナイフを取り落とす
どうやら、ナイフが高温を発しているらしかった
男がナイフを取り落とす
どうやら、ナイフが高温を発しているらしかった
何が起こっているのか?
まったく、わからなかった
ただ、恐怖だけが蓄積されていく
まったく、わからなかった
ただ、恐怖だけが蓄積されていく
「ち、畜生が……餓鬼の癖に……っ!!」
「-----っ!!」
「-----っ!!」
拳が振り上げられる
怖い、恐ろしい、嫌だ
-------死んでしまえ
こんな男、消えてなくなってしまえ!!
こんな男、消えてなくなってしまえ!!
「っぎゃああああああああああああああああああああ!!??」
絶叫が、響き渡った
目の前の光景に、目を疑う
目の前の光景に、目を疑う
男の体が…黒く、焼け焦げ始めていた
体中の痛みに、男はのた打ち回る
自分は、苦しむ男から、目を離す事ができなかった
その間にも、男の体は焼け焦げ、苦しみ続けている
体中の痛みに、男はのた打ち回る
自分は、苦しむ男から、目を離す事ができなかった
その間にも、男の体は焼け焦げ、苦しみ続けている
「あちぃいいい……っ!?あちぃ、いてぇえええ………っ!?も、やめ………俺が悪かったから……!!」
命乞いの声
男が…もはや黒く焼けただれ、元の顔がわからくなってきたその顔で、こちらを見て
炭になりかけた手を、こちらに伸ばす
男が…もはや黒く焼けただれ、元の顔がわからくなってきたその顔で、こちらを見て
炭になりかけた手を、こちらに伸ばす
「も……や、め………しんぢま…………あぁぁ………」
…どしゃり
男の腕が、地面に落ちて………砕けた
真黒に焼き尽くされ、炭と化したその体は、恐らくちょっと風がふいただけで粉々に砕け散るだろう
男の腕が、地面に落ちて………砕けた
真黒に焼き尽くされ、炭と化したその体は、恐らくちょっと風がふいただけで粉々に砕け散るだろう
「…………ぁ」
がたがたと、体が震える
…理解してしまった
理解などしたくなくとも、嫌でもわかってしまった
…理解してしまった
理解などしたくなくとも、嫌でもわかってしまった
自分が、この男を殺した
どうやったのか、自分でもわからない
ただ、間違いなく…この男を殺したのは、自分だ…!
どうやったのか、自分でもわからない
ただ、間違いなく…この男を殺したのは、自分だ…!
…かつん、と
響いた足音
びくり、体を震わせて振り返る
響いた足音
びくり、体を震わせて振り返る
そこにいたのは、黒いスーツを纏った男性だった
まるで、テレビのドラマか何かに出てくるような、黒いスーツ、サングラス、オールバックの髪形に、重たそうな鞄
それはまるで、親の目を盗んで見たテレビに出ていた、不思議な物を見た人間の口封じをしてくる、黒服そのものではないか…!
まるで、テレビのドラマか何かに出てくるような、黒いスーツ、サングラス、オールバックの髪形に、重たそうな鞄
それはまるで、親の目を盗んで見たテレビに出ていた、不思議な物を見た人間の口封じをしてくる、黒服そのものではないか…!
「ぁ………や、来る、な……っ」
どうして
どうして、自分がこんな目に
どうして、自分がこんな目に
ただただ恐ろしく、目を閉じて縮こまる
そんな事をしているのではなく、逃げるべきだと言うのに…もはや、体は動かなかった
そんな事をしているのではなく、逃げるべきだと言うのに…もはや、体は動かなかった
来るな
来るな、来るな、来るな
ただそう呟き、震え続ける
来るな、来るな、来るな
ただそう呟き、震え続ける
黒服の男は、こちらの言葉などお構いなしに、近づいてきているようだった
無機質が足音が、近づいてくる
無機質が足音が、近づいてくる
…あぁ、今度こそ、自分は殺されるのか
恐怖が、臨界点に達しようとしていた、その時
恐怖が、臨界点に達しようとしていた、その時
ぽふり、と
頭に、手を乗せられて…そのまま、優しく撫でられた
頭に、手を乗せられて…そのまま、優しく撫でられた
「………え?」
その手は、酷く、酷く、優しくて
…そもそも、頭を撫でられるなんて、生まれて初めての経験で
恐る恐る、目を開くと…黒服の男が、心配そうにこちらを見つめてきていた
サングラスごしに心配そうにこちらを見つめ、優しく、頭を撫でてくる
…そもそも、頭を撫でられるなんて、生まれて初めての経験で
恐る恐る、目を開くと…黒服の男が、心配そうにこちらを見つめてきていた
サングラスごしに心配そうにこちらを見つめ、優しく、頭を撫でてくる
「大丈夫ですか?……お怪我は、ありませんか?」
かけられたのは、優しい言葉
心から、こちらを心配してくれているかのように、そう声をかけてきて
心から、こちらを心配してくれているかのように、そう声をかけてきて
「遅くなってしまって、申し訳ありません…あなたに、手を汚させてしまった」
「ぇ……あ…」
「もう、大丈夫ですよ」
「ぇ……あ…」
「もう、大丈夫ですよ」
そっと、抱き上げられる
背中を撫でてきた手が、酷く優しい
背中を撫でてきた手が、酷く優しい
「もう、怖がらないで、大丈夫です…あなたを、保護しに来ました」
向けられた、優しい表情
こちらを安心させようと、何とか笑顔を浮かべようとしているようだった
こちらを安心させようと、何とか笑顔を浮かべようとしているようだった
この黒服はこちらを安心させようとしてくれている、心配してくれている
それを理解した瞬間、再び恐怖が襲う
それを理解した瞬間、再び恐怖が襲う
自分は、たった今、訳のわからない力で人を殺してしまったばかりだ
目の前のこの黒服まで、殺してしまうかもしれない……!?
目の前のこの黒服まで、殺してしまうかもしれない……!?
「…大丈夫」
ぽふり
胸元に、顔を押し付けられた
再びパニック状態に陥りかけたこちらを落ち着かせるように…優しく、優しく、背中を撫でてくる
胸元に、顔を押し付けられた
再びパニック状態に陥りかけたこちらを落ち着かせるように…優しく、優しく、背中を撫でてくる
「落ち着いて…あなたは、契約した事すら理解できずに、能力の使い方がわからないだけです…」
「のう…りょく…?……っでも、俺……今、人を、殺し……っ」
「……あなたのせいではありません」
「のう…りょく…?……っでも、俺……今、人を、殺し……っ」
「……あなたのせいではありません」
こちらを抱いてくれている手に、かすかに力が篭る
「…私が、遅れたばかりに…あなたに、こんな恐ろしい思いをさせてしまって……本当に、申し訳ありません」
何故、謝ってくるのだろう?
自分が、あの男を殺してしまったのだから、悪いのは自分のはずなのに
何故、この黒服が謝るんだ?
自分が、あの男を殺してしまったのだから、悪いのは自分のはずなのに
何故、この黒服が謝るんだ?
「大丈夫です、その力の使い方、全て教えます。あなたが、この力を恐ろしいと思うのなら…今なら、まだ、契約を解除させる事もできるかもしれません。私が遅れてしまったばかりに、あなたに罪を犯させてしまった…身勝手だとは、わかっています。それでも……どうか、その咎を、私に償わせてください」
「…………」
「…………」
…違う
あんたは、何も悪くない
悪いのは、こちらを襲ってきたあの男で……そして、あの男を殺してしまったのは、自分で
この黒服は、何も悪くないのに
どうして、自分なんかに、謝ってくるんだ
あんたは、何も悪くない
悪いのは、こちらを襲ってきたあの男で……そして、あの男を殺してしまったのは、自分で
この黒服は、何も悪くないのに
どうして、自分なんかに、謝ってくるんだ
「…さぁ、行きましょうか」
こちらを抱き上げたまま、黒服が歩きだす
自分は、ただその黒服に、しっかりと捕まって
自分は、ただその黒服に、しっかりと捕まって
…嬉しかった
頭を撫でられたのが、嬉しかった
心配されたのが、嬉しかった
頭を撫でられたのが、嬉しかった
心配されたのが、嬉しかった
誰からも頭をなでられたことなどない、心配されたことなどない
親だって、こちらの事を心配した事などないのに
初めて会ったはずのこの黒服に心配されたのが、嬉しくて
親だって、こちらの事を心配した事などないのに
初めて会ったはずのこの黒服に心配されたのが、嬉しくて
「……?どうなさいました?どこか、痛いのですか?」
「…………っ」
「…………っ」
ぼろぼろと、両目から涙をこぼしながら、首を左右に振る
違うのだ
自分は、嬉しいのだ
頭を撫でられて、心配されて……嬉しかったのだ
この黒服が、自分をちゃんと「見てくれている」のが、とても嬉しかった
違うのだ
自分は、嬉しいのだ
頭を撫でられて、心配されて……嬉しかったのだ
この黒服が、自分をちゃんと「見てくれている」のが、とても嬉しかった
生まれてはじめて向けられた、善意の感情が、ただただ、嬉しくて
人を殺してしまったことが、恐ろしくて、恐ろしくて
二つの感情が混ぜこぜとなり、よくわからなくなって
ただただ、涙が溢れ続ける
人を殺してしまったことが、恐ろしくて、恐ろしくて
二つの感情が混ぜこぜとなり、よくわからなくなって
ただただ、涙が溢れ続ける
黒服は、そんな自分の体を優しく抱きしめたまま、こちらを落ち着かせるように背中を撫でてきてくれた
子供をあやすように、優しく、優しく
子供をあやすように、優しく、優しく
その手が嬉しくて、嬉しくて
余計に、涙が溢れ出して
余計に、涙が溢れ出して
…あの日、俺は自分が「日焼けマシンで人間ステーキ」と言う都市伝説と契約したのだと、知った
世界に、「都市伝説」と言うものが実在する事を知った
世界に、「都市伝説」と言うものが実在する事を知った
そして、あの日から
自分は、生まれてはじめて尊敬できる存在を見つけた
父親のような存在を手に入れることができた
自分は、生まれてはじめて尊敬できる存在を見つけた
父親のような存在を手に入れることができた
あの日から、自分を支え続けてくれた黒服
その存在を、俺は命をかけてでも護り続けてやる
その存在を、俺は命をかけてでも護り続けてやる
たとえ、世界の全てを敵に回す事に、なろうとも
fin