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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 不良教師と骨と模型-12

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匿名ユーザー

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「ふぅ……」

 秋祭り、三日目
 お化け屋敷から出て、タバコを口にする
 …昨日のあの戦いの様子など嘘のように、街は賑やかさを取り戻していた
 新聞でもテレビでも、今回の件の話題はほとんど出ていない

 きっと、どこかの誰かさんたちが、そう言った情報を封じ込めているのだろう
 世界とは、そう言う風に出来ているのだと、いつからか気付くようになってしまった

 ……思えば
 それに気付いたからこそ、今の自分がいるのかもしれない
 そうとも、思う

「兄さん、休憩?」
「………あぁ」

 お化け屋敷のすぐ傍の出店でバイトしている弟に、声をかけられた
 いつも通りの、笑顔
 さぞや、女性客をひきつけている事だろう

「…お前は?」
「僕は、もうちょっと後で休憩かな」

 そうやって話している間にも客が来て、弟は対応している
 自分と違って、こいつはこう言った対応がうまい
 昔は人見知りで泣き虫だったくせに、いつからかこうやって逞しくなっていた

 一卵性の双子
 外見は、全く同じなのに
 中身は、こんなにも違う

「…………」

 …気付いていないとでも、思っていたか
 お前が、何か得体の知れない連中と接触している事を
 気付いていないとでも思っていたか
 お前が何をしているのか、俺が気付かないと思っていたのか

 気付かれていない、と思うなら思っておけ
 俺とて、お前に報せたくない事をしている、しようとしている

 …だから、これはお互い様なのだ

「ね、兄さん。僕の休憩時間になったら、お昼にしようよ?お弁当作ってきたよ」
「…こう言う時くらい、屋台で済ませばいいだろう」
「え~、でも、こう言うお店のって大抵ボッタクリだよ?」

 …そのボッタクリ値段で飲料を売っているお前の言えたことか
 そうは思ったが、彼は口に出す事はなく
 ただ、タバコの煙をゆらり、登らせるのだった


 …首筋をさする
 その時は、まだ、来ない




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