……眠れない。
昨晩も十分に眠れなかったのだから今日はしっかりと寝たいのに、眠れそうにない。
昨晩見た悪夢のせいだろうか。
昨晩も十分に眠れなかったのだから今日はしっかりと寝たいのに、眠れそうにない。
昨晩見た悪夢のせいだろうか。
夢で、生首が出てきた。
恐怖であまり話を聞けなかったがとりあえず宴会に招待された。
恐怖であまり話を聞けなかったがとりあえず宴会に招待された。
あれは夢だった。わかっているのだ。
そんな宴会なんてきっとないだろう。生首が実在するわけがない。
…まぁ、なんかの都市伝説ならあり得るけど…。
そんな宴会なんてきっとないだろう。生首が実在するわけがない。
…まぁ、なんかの都市伝説ならあり得るけど…。
とにかく、夢に違いないのだ。
なのになぜだろう、あの生首の発言は現実に思える。
宴会は本当にある気がする。
なのになぜだろう、あの生首の発言は現実に思える。
宴会は本当にある気がする。
あれはやっぱりなんかの都市伝説だろうか…。
だとしたら、まだ見ぬ他の契約者たちも来るのだろうか。
だとしたら、まだ見ぬ他の契約者たちも来るのだろうか。
相方が祭で捜していた強力な使い手とやらも。
考えてると余計に眠れなくなってきた。
別にまた夢を見るのが怖いわけではない…。はず…。
別にまた夢を見るのが怖いわけではない…。はず…。
*
散歩することにした。
夜中2時。さすがに人通りも少ない。
夜中2時。さすがに人通りも少ない。
もちろんこの時間に出没する都市伝説もいるだろう
念のためペットボトルを持ち歩く。
念のためペットボトルを持ち歩く。
やっぱりあの生首は都市伝説何だろうか。
自分も契約者だというのに都市伝説に関する情報をあまり持っていない。
危機感が足りないのだろうか。
祭で謎のパレードに襲われたように、今後も都市伝説に襲われる可能性は十分ある…。
自分も契約者だというのに都市伝説に関する情報をあまり持っていない。
危機感が足りないのだろうか。
祭で謎のパレードに襲われたように、今後も都市伝説に襲われる可能性は十分ある…。
……やめた。わからないことを深く考えても仕方ない。
そもそも契約したのだって偶然に近いし。
そもそも契約したのだって偶然に近いし。
さて、コンビニでも寄ろうかn…あれ?
向こうの通りを見覚えのある男が走って行った。
一瞬目があった気がする。
一瞬目があった気がする。
気のせいだと思いたい。俺の相方は夜中にひとりでジョギングするほど運動好きではなかったはずだ。
「おぉーーい!!フジツボしょうねーん!」
大声が聞こえた。
走り去ったものが戻ってきたようだ。
走り去ったものが戻ってきたようだ。
*
深夜、ファミレス。
ドリンクバーだけの俺とステーキセット(大盛)の相方。
いや、今の人格は筋肉バカか。
ドリンクバーだけの俺とステーキセット(大盛)の相方。
いや、今の人格は筋肉バカか。
「その筋肉バカってのはやめてほしいな、ははは!」
「じゃあ、名乗ったらどうなんだ?」
「名前なんてないも同然だ、私はもう一度死んだ身だからなぁ…心臓以外は!はっはっは。」
「じゃあ、名乗ったらどうなんだ?」
「名前なんてないも同然だ、私はもう一度死んだ身だからなぁ…心臓以外は!はっはっは。」
何が面白いんだろうか。そういえばこいつ死んでるんだよな。
だから臓器提供したんだもんな。
だから臓器提供したんだもんな。
「だがなぁ、私も生前は君よりはるか年上だったわけだ!いわば人生の先輩だろう!」
「だからなんだよ」
「私だって体育会系だからな!先輩を馬鹿呼ばわりはよくないぞ!はっは!」
「だからなんだよ」
「私だって体育会系だからな!先輩を馬鹿呼ばわりはよくないぞ!はっは!」
とはいえ体は同級生なのだ。敬語とかめんどくさい。
「だから敬語は妥協してるじゃないか!せめて呼び方だけでも年上として扱ってくれよ、少年。」
「ならあんたもちゃんと名前で呼べよ。おっさん。」
「おっさんか、まぁ、筋肉バカよりはいいだろう!フジツボ少年!これでいいかな?」
「だからフジツボじゃなくて藤久保だ。」
「はっはは、似たようなもんだ!」
「ならあんたもちゃんと名前で呼べよ。おっさん。」
「おっさんか、まぁ、筋肉バカよりはいいだろう!フジツボ少年!これでいいかな?」
「だからフジツボじゃなくて藤久保だ。」
「はっはは、似たようなもんだ!」
調子が狂う。
「ところでおっさんは夜中に何してたんだ?」
「もちろんトレーニングだ!主人格が寝てる間くらいしかできないからなぁ!」
「もちろんトレーニングだ!主人格が寝てる間くらいしかできないからなぁ!」
おっと、契約者には内緒だぞ!と言いつつやたらステーキの最後の一切れをほおばる。
「勝手におっさんの意思で人格変えられるのか?」
「いや、普段はできんが主人格の意識が弱い時なら大丈夫だぞ!寝てる時とかな!」
「それであいつはたまに寝不足な顔をしてるのか。」
「体は休んでいないからな。はっはっは!で、フジツボくんは何をしてたんだ?」
「あぁ、寝れないんで考え事をね。変な夢を見たし。」
「いや、普段はできんが主人格の意識が弱い時なら大丈夫だぞ!寝てる時とかな!」
「それであいつはたまに寝不足な顔をしてるのか。」
「体は休んでいないからな。はっはっは!で、フジツボくんは何をしてたんだ?」
「あぁ、寝れないんで考え事をね。変な夢を見たし。」
悪夢を見たくないから、とは言えないけどな。
おっさんはまたメニューを見始めた。まだ食うのか、夜中に。
おっさんはまたメニューを見始めた。まだ食うのか、夜中に。
「そうか、私たちも昨日は変な夢を見たぞ!」
「たち?」
「私と主人格だ。二人とも同じ夢でな!生首が出てきたのだ!
フジツボくんも同じものを見たんじゃないかと思うがな!」
「まさか、宴会に招待された?」
「そうだ。夢の国と戦った者って言ってたからな!私と少年で戦っただろう!」
「あの奇妙なパレード?」
「推測だがなぁ!はっはっは!」
「たち?」
「私と主人格だ。二人とも同じ夢でな!生首が出てきたのだ!
フジツボくんも同じものを見たんじゃないかと思うがな!」
「まさか、宴会に招待された?」
「そうだ。夢の国と戦った者って言ってたからな!私と少年で戦っただろう!」
「あの奇妙なパレード?」
「推測だがなぁ!はっはっは!」
おっさんの推測が正しいなら、あの奇妙なパレードも、あの生首も都市伝説だったのか。
やっぱりもう少し情報を持っておいたほうがいいのかな?
宴会に行けば他の都市伝説とも会えるんだろうか。
やっぱりもう少し情報を持っておいたほうがいいのかな?
宴会に行けば他の都市伝説とも会えるんだろうか。
「うむ、やめておこう。この体は胃袋が小さすぎる。」
おっさんはメニューを置きながらぼやく。
深夜2時にそれだけ食えば十分だろう。きっとまた朝になって相方が胸やけで苦しむんだろう。
深夜2時にそれだけ食えば十分だろう。きっとまた朝になって相方が胸やけで苦しむんだろう。
「で、おっさんは行くのか?」
「クククッ、これぞ選ばれし者の宿命。行かない理由はないだろう、同志よ。」
「いつの間に人格戻った!?」
「って言ってたぞ!主人格が!」
「クククッ、これぞ選ばれし者の宿命。行かない理由はないだろう、同志よ。」
「いつの間に人格戻った!?」
「って言ってたぞ!主人格が!」
紛らわしいことをするな。驚くだろうが。
正直なところ、相方よりもおっさんのが話しやすい。
というか、相方は厨二病過ぎて話が通じない時がある。
正直なところ、相方よりもおっさんのが話しやすい。
というか、相方は厨二病過ぎて話が通じない時がある。
「行ったところでどうせ私の人格は表に出してもらえないだろうがな!はっはっは!」
「 おっと、そろそろ部屋にもどらないと!主人格が起きてしまう!」
では、またな!少年!と言い残して筋肉バカは去って行った。
……金もおかずに。