―第3章 天地開闢―
「くっそおぉぉ!」俺はまたしても悪態をついていた。その理由というのも今回の都市伝説が、
「なんでバイクに乗ってんだよぉぉぉぉ!」ご存じ首なしライダーだからだ。
ったく、こっちは生身だっつうのに!
ライダーのほうはそんなのお構いなしで俺を追っかけまわしている。
「くそっ!天照!『転移』を頼む!」
「はい!」
そう言うと、すぐに周りの風景が一変した。ここはどうやら繁華街のど真ん中にある広場だった。
遠くからバイクのエキゾースト音が聞こえてくる。
「天照、奴が来たらすぐに結界を!」
「了解!」
音がだんだん近づいてくる。10m…5m…3m…
「今だぁ!」
「せーの!」
やってきてすぐに景色が反転する。仕事が早い。
「さて、閉じ込めたはいいけど、こっからどうすっかな、とりあえず出て来い!」
そう言うと、おなじみの三人組が姿を現した。
「呼ばれて飛び出てジャジャjぶべらっ!」
「変な口上は止めろと何度言えば(ry」
「ついに省略された…」
「お前ら…その茶番はいいから早くしろよ…」
改めて首なしライダーと相対する俺。
「いくぞ、建速!」
「了解ぃ!」
そういうと、いつものように刀に変化した建速。
バイクがこっちに向かってきた瞬間、刀で横に薙いだ。
が、やはりバイク、そう易々と切らせてくれるものではない。
「やっぱババアみたくちょろちょろ動き回られると困るな。どうにかできるか?」
「ここは俺に任せてくれねぇか?」
「できんのか?」
「応よぉ!」
「いいか?奴が正面に来た時に地面に剣を突き刺すんだ。出来るだけ引きつけろよ?」
そういうと、俺は奴と再び相対した。
ライダーはまるで急かすかのようにエンジンをふかした。
そして奴が俺に迫ってきた瞬間、俺は刀を地面に突き刺した。
すると、突然目の前の地面が刀を刺したところから裂け始めたのだ!
当然、裂けた地面のそこに吸い込まれるライダー。
「…建速、これちゃんと元に戻るんだよな?」
「うっ…し、心配すんな。元に戻る(筈だ)」
「なんだよ、最後の筈ってのは!?」
「わっはっはっはっはっhぶべらっ!」
「ったく、結界があるから元に戻るようなもんだけどあんな技使わないでよね!見せ場なくなっちゃうじゃない!」
「その意見に同意…メズラシクマトモナコトヲイウ…」
「月読、な ん か 言 っ た ? 」
「イ、イエ、ナンデモアリマセン…」
―3人組の明確(?)な上下関係が分かったところで、また一体、都市伝説を排除した。
というか建速、あの地割れは正直ないと思うぞ?
「くっそおぉぉ!」俺はまたしても悪態をついていた。その理由というのも今回の都市伝説が、
「なんでバイクに乗ってんだよぉぉぉぉ!」ご存じ首なしライダーだからだ。
ったく、こっちは生身だっつうのに!
ライダーのほうはそんなのお構いなしで俺を追っかけまわしている。
「くそっ!天照!『転移』を頼む!」
「はい!」
そう言うと、すぐに周りの風景が一変した。ここはどうやら繁華街のど真ん中にある広場だった。
遠くからバイクのエキゾースト音が聞こえてくる。
「天照、奴が来たらすぐに結界を!」
「了解!」
音がだんだん近づいてくる。10m…5m…3m…
「今だぁ!」
「せーの!」
やってきてすぐに景色が反転する。仕事が早い。
「さて、閉じ込めたはいいけど、こっからどうすっかな、とりあえず出て来い!」
そう言うと、おなじみの三人組が姿を現した。
「呼ばれて飛び出てジャジャjぶべらっ!」
「変な口上は止めろと何度言えば(ry」
「ついに省略された…」
「お前ら…その茶番はいいから早くしろよ…」
改めて首なしライダーと相対する俺。
「いくぞ、建速!」
「了解ぃ!」
そういうと、いつものように刀に変化した建速。
バイクがこっちに向かってきた瞬間、刀で横に薙いだ。
が、やはりバイク、そう易々と切らせてくれるものではない。
「やっぱババアみたくちょろちょろ動き回られると困るな。どうにかできるか?」
「ここは俺に任せてくれねぇか?」
「できんのか?」
「応よぉ!」
「いいか?奴が正面に来た時に地面に剣を突き刺すんだ。出来るだけ引きつけろよ?」
そういうと、俺は奴と再び相対した。
ライダーはまるで急かすかのようにエンジンをふかした。
そして奴が俺に迫ってきた瞬間、俺は刀を地面に突き刺した。
すると、突然目の前の地面が刀を刺したところから裂け始めたのだ!
当然、裂けた地面のそこに吸い込まれるライダー。
「…建速、これちゃんと元に戻るんだよな?」
「うっ…し、心配すんな。元に戻る(筈だ)」
「なんだよ、最後の筈ってのは!?」
「わっはっはっはっはっhぶべらっ!」
「ったく、結界があるから元に戻るようなもんだけどあんな技使わないでよね!見せ場なくなっちゃうじゃない!」
「その意見に同意…メズラシクマトモナコトヲイウ…」
「月読、な ん か 言 っ た ? 」
「イ、イエ、ナンデモアリマセン…」
―3人組の明確(?)な上下関係が分かったところで、また一体、都市伝説を排除した。
というか建速、あの地割れは正直ないと思うぞ?