―第29章 逢魔ヶ刻の悪夢―
俺はいつもの日常を繰り返していた。変わり映えのしない、ただの一度も変化のない怠惰な日常を…
ただ一つ変わった事があるとすれば、すぐ近くで俺と同じ契約者が※された―そのくらいだ。
その人は喫茶店のマスターであった。イカレた思考の持ち主のエゴに巻き込まれて※された。
俺はすかさずそいつを抹消しようとした。しかし抹消まではしなかった。それでも無力化はしたつもりだ。あとは『組織』等に任せよう。フリーの俺が出来るのは此処までだ。そう思うことにした。
―その日から俺は剣を置くことを躊躇う様になった。俺はフリーの契約者だ。いつ狙われるか分からない。だから常に周囲を警戒するようになった。
それはある意味安全と言える学校でもそうだった。元々話し掛けてくる人なんて滅多に居ないが、最近はそれに拍車をかけてますます人が近づいてこなくなった。
独りはある意味気楽でいい。そう思いながら夕方の道を独り歩いていると―
「…そこで見ているんだろう?いいかげん出てきたらどうだい?『組織』の黒服さん。」
振り返るとそこには、黒のスーツ、黒いサングラスという出で立ちの男がそこに立っていた。
「よく分かりましたね、ちなみにいつ頃から?」
「そうだな…まずは西地区の廃工場で1回目、「ルーモア」のマスターの葬儀の時で2回目、そして今、の計3回だ。それも全部あんたのな。」
「よく私だと気付きましたね。」
「伊達に場数を踏んでる訳じゃないからな。で、俺に何の用だ。俺の事を消しに来たのか?」
「いえ、あなたにお伝えしたいことがありまして。」
「俺に?」
「ええ、前にあなたが相手をしたあの魔法使いですが…」
…ああ、あの童貞糞野郎のことか。
「あいつがどうかしたか?―まさか死んだか?」
「いえ、生きてます。しかも、あなたが負わせた傷は全快しています。」
何だと!?あいつ、回復もお手の物かよ!いや、それよりも俺は傷はつけてない。ただ光に変えて昇華させただけだ。それすらも回復してしまうなんて…
「…魔法ってのはつくづく何でもありだな。っていうか、何でそんな情報を俺に?」
「あなたもあの男と戦った1人だから、ですかね。」
あいつを倒すには、完全に息の根を止める必要があるようだ。それには―
「どうやら、奴は「舌・声帯・四肢を消し去ってその後は存在ごと光にする」しかないみたいだな…」
「あぁ、そうそう。あまり力をつけすぎると貴方『組織』に消されかねませんよ?『組織』の上層部は貴方を消すことも視野に入れてますから…」
「『組織』の人間であるあなたが言うことですかそれ…」
どうやら『組織』は俺の力を恐れているのか手に入れようとしているのか分からないが、刺客を送ることも考えているようだ。
「まあ、俺の邪魔をする奴は例え『組織』だろうと容赦はしないぜ?」
―!今、一瞬だけ殺気を感じた!この少年、本気だ!
「…分かりました。上層部には伝えておきましょう。」
次回予告
―君達に最新情報を公開しよう!
何やら嫌な予感を感じた主人公。果たしてその理由とは!?そしてその嫌な予感は的中してしまうのか!?
「結界都市『東京』」the NEXT,"闇よりの挑戦者"次回もこのチャンネルでファイナルフュージョン、承認!
これが勝利の鍵だ!
つ「ディバイディングブレード」
俺はいつもの日常を繰り返していた。変わり映えのしない、ただの一度も変化のない怠惰な日常を…
ただ一つ変わった事があるとすれば、すぐ近くで俺と同じ契約者が※された―そのくらいだ。
その人は喫茶店のマスターであった。イカレた思考の持ち主のエゴに巻き込まれて※された。
俺はすかさずそいつを抹消しようとした。しかし抹消まではしなかった。それでも無力化はしたつもりだ。あとは『組織』等に任せよう。フリーの俺が出来るのは此処までだ。そう思うことにした。
―その日から俺は剣を置くことを躊躇う様になった。俺はフリーの契約者だ。いつ狙われるか分からない。だから常に周囲を警戒するようになった。
それはある意味安全と言える学校でもそうだった。元々話し掛けてくる人なんて滅多に居ないが、最近はそれに拍車をかけてますます人が近づいてこなくなった。
独りはある意味気楽でいい。そう思いながら夕方の道を独り歩いていると―
「…そこで見ているんだろう?いいかげん出てきたらどうだい?『組織』の黒服さん。」
振り返るとそこには、黒のスーツ、黒いサングラスという出で立ちの男がそこに立っていた。
「よく分かりましたね、ちなみにいつ頃から?」
「そうだな…まずは西地区の廃工場で1回目、「ルーモア」のマスターの葬儀の時で2回目、そして今、の計3回だ。それも全部あんたのな。」
「よく私だと気付きましたね。」
「伊達に場数を踏んでる訳じゃないからな。で、俺に何の用だ。俺の事を消しに来たのか?」
「いえ、あなたにお伝えしたいことがありまして。」
「俺に?」
「ええ、前にあなたが相手をしたあの魔法使いですが…」
…ああ、あの童貞糞野郎のことか。
「あいつがどうかしたか?―まさか死んだか?」
「いえ、生きてます。しかも、あなたが負わせた傷は全快しています。」
何だと!?あいつ、回復もお手の物かよ!いや、それよりも俺は傷はつけてない。ただ光に変えて昇華させただけだ。それすらも回復してしまうなんて…
「…魔法ってのはつくづく何でもありだな。っていうか、何でそんな情報を俺に?」
「あなたもあの男と戦った1人だから、ですかね。」
あいつを倒すには、完全に息の根を止める必要があるようだ。それには―
「どうやら、奴は「舌・声帯・四肢を消し去ってその後は存在ごと光にする」しかないみたいだな…」
「あぁ、そうそう。あまり力をつけすぎると貴方『組織』に消されかねませんよ?『組織』の上層部は貴方を消すことも視野に入れてますから…」
「『組織』の人間であるあなたが言うことですかそれ…」
どうやら『組織』は俺の力を恐れているのか手に入れようとしているのか分からないが、刺客を送ることも考えているようだ。
「まあ、俺の邪魔をする奴は例え『組織』だろうと容赦はしないぜ?」
―!今、一瞬だけ殺気を感じた!この少年、本気だ!
「…分かりました。上層部には伝えておきましょう。」
次回予告
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何やら嫌な予感を感じた主人公。果たしてその理由とは!?そしてその嫌な予感は的中してしまうのか!?
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これが勝利の鍵だ!
つ「ディバイディングブレード」