ライオン

【名前】 ライオン
【読み方】 らいおん
【分類】 種族名 / 魔物(魔獣、キメラ)
【備考】 【ライオン一家】【実はキメラ】
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キメラ ゴールゼン王国 ライオン 温泉地

【詳細】

元来そこに居たのか他所から移動してきたのか、保温石採掘場に居たライオンの親子。
当初は死霊騎士達のペット的な立場だったが、後に温泉地に住み着いている。

父ライオン、母ライオン、子ライオン3頭の計5頭。
死霊騎士達が倒した魔獣や魔物を食べている。

見た目は普通のライオンではあるが大きい。
村長が見たところ「四つ足で立つと」つまり体高が約3メートル。インフェルノウルフの巨大化時と同等らしい。
お父さんライオンの1頭だけたてがみがある。

背中にコウモリ状の羽を出現させ、空を飛べる。
お父さんライオンの背に子ライオン3頭が乗って飛んで移動できる。
また、氷魔法を使う。スイカを丸かじりで食べられる。明らかにただのライオンではない。

温泉地に住み着いてからは死霊騎士の周辺警備に同行、時には背に乗せて大樹の村の祭りに参加している。また、時折見せる死霊騎士の「舞い」には子ライオンも参加している。

とは仲が良いのか並んで温泉に浸かっていたりする。

見た目はライオンだが、翼が生えて飛べたり、死の森の温泉地で暮らしていたりと地味に謎が多い。ただ、実力としては全力で対応しないと死の森の魔物には対抗できないようで、良くも悪くも「弱くない」といったところなのだろうか(大樹の村基準で、だが)。
また、村長が子ライオンを撫でたいと言ったら決死の覚悟で子ライオンを送り出したりと相手の実力はちゃんと理解できる知恵も持つ。

実はライオン呼びではあるが、魔獣としての正式名が判明していなかった。
ライオンベースの魔獣となると、顔がライオンというキマイラが思い浮かぶが、翼はともかく、蛇のしっぽとかヤギの頭とかは確認されていない。
今のところ誰も珍しがったり、存在に言及してはいないため、さほど珍しい魔獣ではないのか?

…その後、数年が経過して第602話投稿分「イースリー 油断する」にて、その正体が判明した。
このライオン一家、ライオンをベースに飛行能力をもたせるというキメラ計画に基づいて作り出された存在だったことがイースリー=イレブンエイトの独白回にて明らかになった。
雄の方は二十一号、雌の方は二十ニ号と呼ばれていたようだが、世話をさせられていたイースリーは雄に「ラシャール」、雌に「ダマルティ」と名付けていたとか。

ゴールゼン王国の研究機関が作り出したようだが彼らが何故死の森にいたのかは定かではない。
ただ、五村で密かに育てられていたオルのように、死の森にいたということは魔王国に入り込んでいたということであるため、明らかに悪意があって何かをしようとしていた可能性が高い。
研究機関から逃げ出したのか、オルのように育てられている間に逃げ出したのか…

キメラと判明した彼らだが、普通に子供がいるあたり生殖能力があると思われる。
ライガー等のライオンとトラの交配で誕生した生物はいるにはいるが、雌が極稀に生殖能力がある場合がある程度で基本的に子をなすことは出来ない。
そんな彼らの子供は3匹。……子沢山だね!と現実逃避するのは簡単だが、魔法を使えて空を飛べて死の森で暮らせる魔獣を量産されていたらと考えるとなかなかに笑えない話である。
インフェルノウルフとフェンリルという種族違いの番にも問題なく子供が出来る、というか人間と異種族でも交配できれば子供が出来る世界なので、もしかしなくても死の森でパートナーが見つかれば血筋は続いていくかもしれない。

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最終更新:2025年04月09日 18:28