インフェルノウルフ

【名前】 インフェルノウルフ
【読み方】 いんふぇるのうるふ
【分類】 種族名 / 魔物(魔獣、オオカミ)
【代表キャラ】 クロユキ など
【備考】
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インフェルノウルフ オオカミ 死の森 種族名 魔物 魔獣

【詳細】

死の森に生息する狼の魔獣。死の森の四強の一角。
他はデーモンスパイダー(飛行できる存在の天敵)、グラップラーベア(攻撃力最強)、ブラッディバイパー(再生力で食らいつく)。

共通項として黒い毛並みに、額に稲妻のような角を持つ。コキュートスウルフと呼ばれる突然変異種もおり、こちらは真っ白な毛並みである。
魔法が効きづらい上に魔法を扱うことが出来、さらに防御力も高く、尚且つ高い治癒能力を持つ。
そして素早いという死の森以外では驚異的な存在。
一匹が街に入り込むだけで街は壊滅してしまうと言われ、さらに数匹が集まれば「大陸災害」とまで呼ばれる恐ろしい魔獣である。本当はね。

額から生えた特徴的な形状のインフェルノウルフの角は一定の周期で生え変わるが、抜け落ちた角は強力なマジックアイテムになる。
この角を使って放たれる魔法の威力はドラゴンのウロコを砕くほどであり、ルーの見立てでは特級の威力があるらしい。
インフェルノウルフが魔法を使うための、いわば魔法の杖のようなポジションであるため、抜け落ちても魔法が使えるようだ。魔力増幅器のような機能を持つのかもしれない。
また、魔法を使おうと意識しないと効果が発揮できないため不要な暴発は起こりにくい。
インフェルノウルフの魔法属性は炎と雷。 コキュートスウルフは氷と雷。

食事については狼らしく肉を好むようであるが、大樹の村産の作物も好み、個体、オスメスで微妙に好みの野菜が異なるが、主にトマトを好むというのが共通している。
村長が思いついてプチトマトを育てた際にはトマトの発育が悪いと騒いだくらい好き(351話)。
おそらくトマトがlycopersicum(ギリシャ語 lycos「狼」 + persicos「桃」)であるために好物と設定されているのだと思われる。
ちなみに犬と異なるのかエリスのようにタマネギを気に入って食べても平気な様子(20話)。
また、魔物の魔石もボリボリ食べる。ルーゴーレムの核にするために樽で取り寄せた小さい魔石をオヤツと勘違いして半分ほど食べてしまった事もある(555話)。
徐々にグルメになってきているようで、血抜き処理がされ焼いてある肉の方を好み(21話)、魚ははらわたを抜いたモノしか食べない(64話)などこだわりを覚えてきた。

番(つがい)となった関係は妻側が優位となっている様子。
また求婚時はメスがオスへアタック(大抵実力行使)する。
オスがボロボロになっているのはこのためである。(求愛行動をとる異性に本気で対抗するか否かというのは読み手次第という事で。クロユキの求愛に死を覚悟したらしいが…)
クロイチ&アリスクロニ&イリスのように平和的な関係もあり、基本的には一夫一妻のようだが、マサユキのようにハーレムを築いている個体も居る。

繁殖に関しては概ね春頃に励み夏頃に出産、産まれた子犬の成長速度は速く7日ほどで乳離れ。肉を食べ始める。30日ほどで先述の角が生えてくる。
増加数を自己統制ができる描写がある。

パートナーと励んでいるのを火楽に見られると即座に離れるや、排泄中を見られると気まずい空気が流れる等、羞恥心を持っている。
彼等用としたトイレは野ざらし吹きっさらしではなく目隠しとしての衝立が設置されている。

一匹で街が壊滅、数匹で大陸災害、そんな魔獣大樹の村では数百匹レベルで群れをなし生活している。
伊達に「INFERNO=地獄」な名前のつく魔獣ではないのだが、村長クロユキを助けたことがきっかけで、
少なくともクロの一族は村の住人に手を出したりはしない。しないようにクロとかが言い含めているらしい。
人型の相手に襲いかかることはあるが、それは村に近づいた謎の存在くらいであり、危険性がないとわかれば攻撃したりはしない。
フローラの場合はいつの間にか村に入り込んだ上に支配者オーラを出していたため敵と認識されたのだろう。

世間では危険な魔獣との認識であるが、村にいるクロ達はと大差ない
フライングディスクやボール遊びに夢中になり、村長に頭を撫でられたり腹をわしゃわしゃされるのを好む。
フラウユーリ、住人達も最初は困惑していたが、しばらくすると慣れてきて、仕事の休憩時間中にフライングディスクで遊んであげたり、お腹をなでろという要求に応えたり、村長と一緒に体を洗ってあげたり、
防衛を担っているクロの子供たちに何かしてやりたいがどうすれば良いだろうかという相談が出たりするようになった。
ウルザや村の子供たちは特に順応が早く、背中に乗って遊んだりもしている。

知能も高く、初心者パックによる変換・伝達補正があるとはいえクロユキの名付けでは地面に書いた線を文字と認識。
それどころかボードゲーム系を好み、口でくわえやすいチェスではクロヨンが村のチェスチャンピオンとして君臨していた事もある。

非常に忠実な番犬ならぬ番狼だが、村長は寝ぼけた一匹に吠えられたことがある(村民達に話すと波風立ちそうなので村長は無かったことにしている)。
コキュートスウルフを除き皆が真っ黒な外見の為に違いが分からず、名前を間違えると拗ねたりする。
なお、村長に名付けて貰えることを名誉なことと思っている。

また、火楽がフライングディスクやボールに似た別の物を作ると、新たな遊び道具と勘違いし興奮し始める。
火楽の失言「角が無いと頭をなでやすい」を耳にしてしまい、角を折ろうと岩に頭をぶつける者が複数居た。

彼等は作中で村長の事を「村長」や「主」と表現しているがルビが「ボス」や「あるじ」またはルビ無しがある。
また、兄貴子犬を助けた際に「ボス」と呼んでいる。

ちなみに、現時点で村のインフェルノウルフ達に対して気絶したり負けたりしていないのはドラゴン族くらいなもので、
結構強いらしいルーティアですら、彼らには為す術無くボコボコにされていた。
初来村時に実際に殺気を出したリグネに至っては、迎えに出たリア達諸共ボコボコの目に遭っている。

一応、村の武闘会の騎士の部に出られるレベルであれば一対一なら何とかなるらしいが、ドラゴンと対等に殴り合える九尾狐ですら「群れた角狼。あれ、ダメ。反則」というほど群れたインフェルノウルフは恐ろしいものである。
ただ、繁殖と成長の様子から察するに番になって子供を生み、一冬超すぐらいで成長した子供はパートナーを探しに親元を離れるようなので、本来は群れをそこまで作らない魔獣なのかもしれない。
実際、73話でグランマリアが滅多に複数居る事は無いと語っており、村の群れが数、連携共に異常なレベルなのだろう(同種族のみならずザブトンの子供を背に乗せて協力し合い、ラミア族ダンジョンを攻略したりしている)。

ウノギラルから「歴代最強」のお墨付きを受けている。
でもクロサンはそのウノをボコボコにしていたような……?

正確な総数は明らかにされていないが、119話において一村二村三村の各村に30頭が常駐、遊撃隊として30頭が各村を巡回、残りは大樹の村で生活…となっている。
(のちに村民の防御能力に懸念される場面があったため一村のみ頭数を倍に増やされた)
その残りと記述された大樹の村で生活している数は数百いるらしいが。

なお、火楽にとって彼等インフェルノウルフは「家族」の一員であるため、'匹'ではなく'頭'で数えるよう意識しているらしい。

560話にて、大樹の村に初期からいるインフェルノウルフは、普通のインフェルノウルフではないことが明かされた。
種別 該当者
王を統べる者(インフェルノウルフ・エンペラー) クロ
王を統べる者の妻(インフェルノウルフ・エンプレス) ユキ
インフェルノウルフ・キング クロイチ
クロニ
ウノ
クロヨン
インフェルノウルフ・クイーン アリス
イリス
クロサン
エリス

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最終更新:2025年03月11日 16:09