五村

【名前】 五村
【読み方】 ごのむら
【分類】 地名/集落
【備考】 【書籍版、コミック版では「五ノ村」】
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ガルガルド魔王国 五村 地名 集落

【詳細】

太陽城から譲渡された転移門の存在を隠蔽する目的で作られた村。
村を名乗っているが、一村から四村を合わせたよりも、人口、規模共に桁違いに大きく、実質街扱いされている。

むしろ「村」と聞いてやってきた商人等から話が違うと言われてしまうこともあるくらい、その規模は大きい。
そのため便宜上、小山の頂上を五村、側面部や裾野を五街としている。

村の南西方向にはシャシャートの街があり、そこに続く道の周辺である南側及び西側を中心に発展してきた。
その後銀狐族(シルバーフォックス)達の移住に伴い村の北東方向に神社が建立。北側及び東側にも発展の兆しが出てきたようである。

死の森にある大樹の村が他の地域と間接的に交流している(出来ている)唯一の大樹の村傘下の村であり、品質はやや劣るが酒類や食物、料理などは大樹の村に追随する程のものが揃っている。

立地として選ばれた土地はかつて魔王国でも重要な土地だったらしく、先代の四天王二人がこの土地を推し、彼らが開発担当者にゴリ押しで就任した結果、移民人数、規模共に非常に大きな村として完成した。*1
魔王国とフルハルト王国との前線地域に元々住んでいて戦火に追われた住人らが、難民となっていたため、領主達の間でも五村が話題となっており、「新しく村が作られる、移住者募集中」という情報がもたらされたことで領主側は難民を押し付けられると考え、難民側も定住できる土地を得られるならぜひにと勇んで五村へ移動してきたことも、一気に人口が増えた理由である。*2

先代四天王が何かをしたのかは不明だが、魔王国でも有数の重要人物がこの村への移住を希望するなど、最初から問題が山積みで、完成してからも何かとトラブルが後を絶たない場所でもある。
ただし、五村の周囲の森は、普通の兵士や冒険者にとっては非常に手強い凶暴な魔獣(死の森の魔獣相手に戦える大樹の村の住民には大したことない強さだが)が多数住んでおり、魔獣討伐がたびたび行われている。*3

基本的に火楽が一から作り上げた大樹の村と少なからず彼の手が入った一村から四村までとは違い、誰かの明確な指導で開発されたわけではない、言わば曖昧模糊に拡大して出来上がった村であるために、住民の火楽への認知度が低く、火楽に対して敬意を持ちにくい部分もあり(ヨウコへの敬意が強い人間にはその傾向が強い)、ヨウコを擁立して独立を目論む人間もいる状態。

火楽も半ば渋々とではあるが、大樹の村から四村迄で見せる普段の農民スタイルを封印し、五村の住民が理解できる領主の姿と言動を心がけざるを得ないなど、火楽にとっては歪な関係になっている。
また、ルィンシァが五村の態度に腹を立てているように、大樹の村側から五村への不満が吹き上がる可能性もあり、今後、時間が経てばこの歪みがどこかで爆発しかねない危険性もある。

この村における村長代行ヨウコとなっている。
商人達はヨウコを相手に取引をしているが、ヨウコ本人はあくまで村長の代理であるとして、大樹の村に不利益がありそうな場合はバッサリ切り捨てるなどして統治している。
かつて統治者として振る舞った経験もあると言い、樹王フアノ等の持ち込んだ問題は見事に解決してみせた。
また、なろう版347話でユーリが魔王国管理員として五村に赴任してきた。立場としてはユーリがヨウコの下につく形となる。

なお、インフェルノウルフデーモンスパイダーによる警備が出来ないため、独自の警備隊が組織されている。
後に、ザブトンの子供たちの行動をヨウコがこっそり許可し、隠密特殊部隊として陰で活躍している。

主な店舗


主な施設

  • ヨウコ屋敷
  • 村議会場
  • 教会
  • 薬草院 (病院)
  • 野球場
  • 警備隊訓練施設 兼 イベント施設
    • 開催されるイベント
      • 死神遊戯
      • 宝探し
      • 盗賊密偵
      • 争奪戦
      • 怪しい男
  • 図書館
  • 劇場
  • 大浴場
  • 学園
  • レース場
  • 地下商店通り
  • 映画館*4

マスコットキャラ


火楽が直接立ち上げたわけではない自然発生的な施設など

  • 北側
    日当たりを気にしない夜の店(酒場、娼館、カジノなど)が集まる。*5
  • ラーメン通り
    麺屋ブリトアで弟子修行した者が近くに新しい支店を構えていくことでさまざまな味付けのラーメン屋ばかりが立ち並ぶラーメン通りとなった。
    ラーメン人気による行列が問題となり始めていたことから、あえて一箇所に集める対応を選んだ結果である。*6
  • 鍛冶場
    騒音源となるので五村から少し離れた場所に用意、専用の飯屋と風呂つき。*7
  • 海の種族専用の宿
    宿の内外に水路を張り巡らせ、客室にも大きな水槽が用意されている宿。*8
  • ドワーフの隠し酒場
    エルダードワーフが人知れず隠れて酒を提供している酒場。
    最初は地下商店通りの隠しスペースに開いたが、存在を知られすぎると閉店して別の場所に逃げてまた開くの繰り返しになっている。*9

なお事情を知らない者からは魔王が作らせた村だと思われている。

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最終更新:2023年02月19日 19:23

*1 なろう版257話「元四天王の一人」、258話「パルアネン」、270話「視察と主役不在の歓迎会」、271話「ランダンの部下」

*2 書籍07巻序章「希望」、2章閑話「移住者」

*3 なろう版270話「視察と主役不在の歓迎会」、271話「ランダンの部下」、285話「普通の人間の冒険者」

*4 なろう版668話「映画館」にて新たに建築

*5 なろう版325話「北側会」

*6 なろう版533話「野外学習と宴会と相談 45日目」、629話「冬の終わりの噂話」

*7 なろう版646話「異論は認める」

*8 なろう版672話「お茶ブームと五村の新施設」

*9 なろう版629話「冬の終わりの噂話」、672話「お茶ブームと五村の新施設」