ガルガルド魔王国

【名前】 ガルガルド魔王国
【読み方】 がるがるどまおうこく
【分類】 地名/国名
【備考】
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ガルガルド魔王国 国名 地名

【詳細】

現魔王のガルガルドが治める国。通称「魔王国」。
王都はグライゼン。

かなり広い勢力範囲を有する大きな国で、魔族と呼ばれる存在がメインで国民として暮らしている。
ここでの「魔族」は広義での魔族(亜人とほぼ同義)であり、魔力を持った存在を魔族と一括りで呼んでいる。
このため、細かく種族を分けていくと膨大な数になる。
また、魔族の国は、魔王国の1つであり、それ以外の国々は、すべて人間の国とされる。

国内には、ごく普通の人間も暮らしているが種族の差で差別をしたりするような描写はなく、読み取れる範囲では平和な国。
ただ現在西側にあるフルハルト王国と戦争中。かなり長引いているようだが、経済的に困窮している様子は無い。

主な舞台である大樹の村はこの魔王国の勢力圏内、死の森と呼ばれる魔王国であっても、うかつに手出しできない場所に存在する。
ビーゼル転移魔術を駆使して森を突破し接触を持ったことで交流が開始され、
村で生産される農作物や技術などが魔王国に流れ、それが大きな利益を生んでいる。

トップはもちろん魔王。
その下に大臣や将軍クラスの魔王国四天王がいて、少なくとも各地の街などに代官を置いていることがわかっている。
かつては魔国八将という役職もあったが現在は任命されていないようだ。
その他の政治体制は不明。
ただし君主制ではあるが、魔王は世襲でない。世襲ではないが魔王を担当する一族というものがあるらしいので基本的には親族で回している模様。
また、四天王も実質各政治方面を担当する大臣たちであり、いわゆる「最強の4人」というわけではない。一人、戦うのが好きなやつもいるが(強いとも限らないが)。

金貨、銀貨、銅貨が貨幣として流通しているのが確認されているが、鋳造もとによる貨幣の種類がどの程度あるのかは不明。
(現在のところ小銀貨、中銀貨、大銀貨、小金貨、中金貨、大金貨という表記が未確認。)
ルーの発言から基本的には計数貨幣であると思われるが秤量貨幣も存在するかが不明(なろう版565話オークション後半)
ガルガルド魔王国貨幣と日本円換算イメージ(厳密には物価が違う)
  • 小銅貨=        10円/十円
  • 中銅貨=       100円/百円
  • 大銅貨=     1,000円/千円
  • 銀貨 =   100,000円/十万円
  • 金貨 =10,000,000円/一千万円
例1)ビッグ・ルーフシャシャートの最初の一ヶ月(約30日)の利益が中銅貨17万6000枚(≒1760万円)/初期投資除く(なろう版227話村長は日帰り)
例2)ガットが作る販売用の剣が柄や鞘を付けて販売価格が銀貨5枚(≒50万)、材料費や燃料費を考える(人件費は考慮しない)と銀貨2枚(≒20万)の利益(書籍版13巻ガットの貢献)

魔族が多く住んでいるため、魔法魔道具についての知識はそれなりにあるようではあるが、「魔道具混ぜ物を生み出す」と迷信が信じられている等、あまり深く踏み込んだ、いわゆる専門家のような存在は置いていないようだ。

国内の農作物について

この異世界では種族の主食となる食物を優遇して育てるため、主食作物の疫病が流行れば一発で飢饉発生につながる偏った農業がどこも行われている。*1
このため、ほとんどフェアリー小麦しか育てていなかった人間の国では、11年目の春より15年ほど前にフェアリー小麦の疫病が世界規模で発生したときに大飢饉となっている。*2

一方で、魔王国では多種多様な種族が暮らしているため、種族による主食の違いから様々な作物が栽培されていたため、飢饉の影響を最小限に抑えることに図らずも成功した。
だが、飢饉の直撃によって大打撃を受けた人間の国であるフルハルト王国を中心に、作物の疫病が流行った原因を魔王国の所為にされ、飢饉による死者が比較的少なかったのを余裕があると見て食料を奪うための戦争を仕掛けられている。

ダンジョンイモは、かつて魔王国で主に魔物や飢饉の対策食物として作っていたが、200年くらい前に疫病が世界規模で流行ったため全滅した。
しかし、太陽城のダンジョンイモは疫病を逃れていたため、のちに復活している。*3

また、フェアリー小麦を育てた畑は他の作物が育ちにくくなる問題の対策としても復活したダンジョンイモが利用された。
このあたりの詳細は、フェアリー小麦ダンジョンイモのページを参照のこと。

主な貴族家

家名 爵位 主な人物 備考
ギリッジ家 侯爵 南の大陸で名高い三侯爵の一人
ブリトア家 侯爵 当主:グラッツ=ブリトア 魔王国四天王(軍事担当)
キッシュ家 伯爵 なろう版472話で登場
クローム家 伯爵 当主:ビーゼル=クライム=クローム
妻:シルキーネ
娘:フラウレム
祖母:ビーアナシスタ=クローム
魔王国四天王(外交担当)


なろう版899、900話で登場 魔王国先々代四天王、ヴェルサの本の挿絵絵師
グリッチ家 伯爵 当主:カナリアクド=グリッチ
次女:ロザリンド(文官娘衆の一人)
五女:キリサーナ=ランドリッド=グリッチ(ゴールの妻の一人)
ドレステン家 伯爵 娘:ドレステン=ドレステン なろう版665話で娘が登場、687話で伯爵家であることが判明、魔王のセリフから国内の治安維持担当の長であるようだ
ドロワ家 伯爵 次女:ラッシャーシ=ドロワ 西部地方に領地を持つ
プギャル家 伯爵 当主:ワトガング=プギャル
四女:クラカッセ(文官娘衆の一人)
七女:エンデリ=エリカテーゼ=プギャル(ゴールの妻の一人)
アルバトロス家 子爵 嫡男:ホット=アルバトロス
キーブル家 子爵 なろう版825話で名前だけ登場
コール家 子爵 当主:グルーワルド=ラビー=コール 二村でポロ男爵家の部下を抑えるために叙爵。後に爵位返上
ゴフリル家 子爵 嫡男:ヴォルグラフ=ゴフリル ランダンの妹と結婚予定
ゴン家 子爵 娘:文官娘衆の一人 ユーリのお付から転職
ゴールドバーク家 子爵 嫡男:ゴッドミリオン=ゴールドバーク なろう版678話で登場
トロイ家 子爵 長女:アイリーン(シールの妻の一人)
ビーグ家 子爵 ドロワ伯爵家の組下
マモンロズ家 子爵 次女:ロアージュ=マモンロズ(文官娘衆の一人)
リーブス家 子爵 娘:ロビア(シールの妻の一人)
ルーサルース家 子爵 子爵夫人:コリンコリン=ルーサルース なろう版880話で登場
ルチョイス家 子爵 隠居:ベルバーク=ルチョイス
キーク家 男爵 なろう版474話で名前だけ登場
ギマ家 男爵 なろう版711話で登場、南方大陸に領地を持つ。ギリッジ侯爵家の寄子
ツェゲリア家 男爵 三子:エリック=オーター=ツェゲリア
ボロイ家 男爵 フーリュリン(文官娘衆の一人) ユーリのお付から転職
ポロ家 男爵 当主:フカ=ポロ 西部地方に領地があった。後に爵位返上
ラーベルラ家 息子:ギギベル=ラーベルラ
娘:ララベルラルー=ラーベルラ(文官娘衆の一人)
魔王国の諜報部の家系
リーグ家 男爵 嫡男:シャイフル
レグ家 領主:ホウの姉の血縁
長老格:ホウ=レグ(シールの妻の一人)
実家の爵位は不明。ホウ自身は現役の魔王国四天王(財務担当)のため公爵家扱い
ロシュール家 アネ=ロシュール アネの実家なのか、魔王が王位につく前に名乗っていた家名なのか不明


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最終更新:2025年07月01日 01:05

*1 なろう版 60話「ビーゼルの娘とスライム」

*2 なろう版 212話「ダンジョンイモ」

*3 なろう版 212話「ダンジョンイモ」