ゴールゼン王国

【名前】 ゴールゼン王国
【読み方】 ごーるぜんおうこく
【分類】 地名/国名
【備考】 村長の子供達を襲撃した結果、滅亡(国名が変わった)した。
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イースリー コードル ライオン 国名 地名

【詳細】

魔王国と敵対していた人間達の国の一つ。
ただフルハルト王国と違って正面から魔王国にぶつかっていたわけではない。

王城はダモクレス城。
山の中腹にある堅牢な城として有名だったが、天使族による上空からの魔法攻撃には打つ手もなく崩れ去った。

鉱山の密集しているゴーロック山脈を擁しており、国の経済の生命線だった。
が、そこも謎の悪竜のブレスにより消滅してしまい壊滅状態となっている。南無三!

世界中に点在する空に浮かぶ島の一つが領土内にあったが、とある理由からそれが川に落下し、農地にダメージを受けてしまった。
それによって食糧問題が発生し、近隣国に頼ろうにも隣国も余裕があるわけではなかったため、コードル王子自ら魔王国に出向いて同盟を締結しようとした。

国の内情は詳しく語られていない時期だったにも関わらず、病気を押して同盟締結のためコードル王子が自ら出向きながらも、その王子当人が後継者レースから外れようと考えているらしいなど、国情があまり良くなさそうな片鱗が見え隠れしている。

治療された王子の付き人を通してルールーシー=ルーの子達の存在が露見し、これを魔王国の商会の一部に襲撃させ、ルー達の復讐の矛先を魔王国に向けさせることで魔王国内部から崩壊させようと王や大臣が画策。
しかし、襲撃こそ成功したものの種族値の暴力を前に、目標の命を奪うまでには到底至らず、内部崩壊の目論みは失敗した。

結果的に無傷に済んだとはいえ子供の命を狙われて親元が黙っている筈がなく、いち早く襲撃を知った親元や関係者が素早く結託して対応。
謎の蜘蛛の協力の下、ヴァルヴァロイがゴールゼン王国王子コードルを王に擁立すべくクーデターを誘導。
謎の天使族達率いる編隊、謎の美少女ビューティその父親の攻撃を受け、王城や資金源の鉱山に壊滅的な打撃を受け、一度国として滅びることとなった。
さながら、実況番組の特別企画の如く。

イレ曰く旧政権の王や大臣は捕まり、クーデター側の勝利は確実とのことから現在はコーリン教の支援の下、コードル王による新傀儡政権に無事移行したと思われる。
17年目秋(なろう版578話)時点で、ゴールゼン王国は既になく、新しい国と国名になっている。

後になろう版第598回投稿分「イースリー」にて、イースリー=イレブンエイトが登場。
彼女の所属が実はゴールゼン王国だったことが明らかになり、彼女目線の語りによってフルハルト王国なんか目じゃないほどヤバい内情を抱えていたことが判明した。

まず親の居ない子供達を集めて、当時5歳のイースリーも暗殺技術を叩き込まれる。
また、この異世界には人を殺したことに反応する魔道具があるとされ、その魔道具を避けつつ要人を暗殺するための鉄砲玉…たった一人を殺すためだけの暗殺者を何人も用意していた。
その魔道具は未登場のため詳細は不明ながらもおそらく殺害経験があるかないかに反応する魔道具だろう。
それを配置するなら、人の出入りを管理する関所や国の入り口等への配置が考えられる。
そうなれば暗殺技術を叩き込んでおいて魔道具判定で殺人経験が無いと判断されれば、関所を通り抜けて魔王のお膝元にだって送り込むことが出来る。

実際にイースリーは魔王国の貴族学園に潜り込むことに成功していたあたり、それ関係の手回しは優れていのだろう。過去形。理由は前述。

次に、今まで「ライオン」とだけ書かれ、翼が生えたり普通に死の森で生活しているらしいことが判明していた謎の魔獣の親子だが、ゴールゼン王国の研究機関が作り出したキメラだったことが判明した。
数百話を経ての正体判明である。やはりただのライオンではなかった…
というよりイースリー曰く「ライオンをベースに飛行能力をもたせる」計画だったといい、それを考えると元は魔獣ですら無く普通のライオンだった可能性がある。
雄は二十一号、雌は二十ニ号と呼ばれ管理されていたようだが脱走したのか、オルのような使われ方(魔王国に持ち込んで暴れさせる)をする予定だったのか。
死の森にいたあたり、魔王国に害を成そうとしていた可能性が考えられる。

そんなライオン一家だが、子供がいる。子供も飛べる。
…つまり、キメラだが生殖能力がある。番号を考えると二十体、もしくはそれ以上のキメラが作られていた可能性もある。
現実世界においてライオンとタイガー、つまり虎の合いの子であるライガーは、本来生息域が異なるネコ科生物同士で作られた生物で両親の特徴を併せ持つが、雄は生殖能力が無く、雌の場合極稀に子供がなせる場合があるという。
しかしその雌から生まれた子供は生殖能力が皆無であり、そもそもライガー自体長くは生きられない。

すでにそういうことをやっていた暗部ごと国が消滅したため、これらのような存在が今後生まれなくなること自体は良いことだが、イースリーは組織の手によって貴族学園に入り込むも、誰かを暗殺する指示が来ず(すでにその頃には国がなくなっていたため)、恐らく現時点でもゴールゼン王国が滅びたことを知らないと思われる。
彼女のように指示していた者達がいなくなったことを知らずに各地に潜伏している工作員が今も残っているのだとしたら…

対外的に喧嘩を売りまくっていたフルハルトとは対象的に、そのヤバさが国の内部で蠢いていたことを考えると、あの王子が後継者からはずれようと考えていたのも無理はないだろう。遅かったけどな!

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最終更新:2023年12月02日 12:31