『囲まれた世界』は、かつてインターネット上に公開されていた30秒の短編アニメーション作品。
概要
自主制作アニメ作家として活動していた頃の新海誠が1998年暮れに制作した3DCGアニメ(制作期間は約1週間)で、2000年3月頃に個人サイト「Other voices -遠い声-」で配布していた。新海作品としては『遠い世界』に続く第2作目となる。
使用ソフトは「Lightwave 3D」で、直前にこのソフトを使った仕事が終了したため、「「ひととおり復習しておこうか」という目的もありました」とのこと。
使用ソフトは「Lightwave 3D」で、直前にこのソフトを使った仕事が終了したため、「「ひととおり復習しておこうか」という目的もありました」とのこと。
BGMは天門が担当。本作で新海と初タッグを組み、以降『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』及び大成建設テレビCM「スリランカ高速道路篇」の6作品で劇中音楽を手掛けた。
サーバーの容量不足が原因で2001年2月までに削除され、以降は視聴不可能になっている。
ストーリー
壁に囲まれた不思議な世界。美しいもの、優しいもの―ここには全てがあった。
満ち足りたこの世界に違和感を覚えていた「彼」は「彼女」と共に旅をし、やがて世界の出口を見つける。
しかし「彼女」はこの世界に残ることを選択し、「彼」だけが出口へと続く長い階段を登ってゆく。
満ち足りたこの世界に違和感を覚えていた「彼」は「彼女」と共に旅をし、やがて世界の出口を見つける。
しかし「彼女」はこの世界に残ることを選択し、「彼」だけが出口へと続く長い階段を登ってゆく。
本作は村上春樹の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』にインスパイアされており、ラストシーンは「世界の終り」パートにおける「僕」と「影」の最後のやり取りを彷彿とさせる。
発見状況
映像そのものは削除されたが、個人サイト(のアーカイブ)にほぼ全シーンのスクリーンショットと解説が残っている。
2021年2月13日には、「ErickAnime」というユーザーによって、これらのスクリーンショットを繋ぎ合わせた動画がYouTubeにアップロードされた。
BGMは完全に失われており、新海作品のイメージアルバム「PROMISE」にも収録されていない。
2021年10月16日にはBGM付のスクショ動画がbilibiliに投稿されたが、天門は「元の作品の音楽ではないと思う」と述べている。
2021年2月13日には、「ErickAnime」というユーザーによって、これらのスクリーンショットを繋ぎ合わせた動画がYouTubeにアップロードされた。
BGMは完全に失われており、新海作品のイメージアルバム「PROMISE」にも収録されていない。
2021年10月16日にはBGM付のスクショ動画がbilibiliに投稿されたが、天門は「元の作品の音楽ではないと思う」と述べている。
新海誠自身、2019年9月8日に行われた『天気の子』北米プレミアで以下のように話しているため、再公開の可能性は低いだろう。
Q:『囲まれた世界』(1998)を再リリースする予定は?
新海監督:僕が昔作ったすごく短い、ショートフィルムなんですけど、知っている人は世界に20~30人しかいなくて、あなたはそのうちの一人だと思います(笑)。作りはしたんですけど、とても未熟な出来なので公開はずっとしていないんですね。もし公開できることがあったとしても、きちんと今の自分で作り直したものを皆さんに観てほしいなというふうに思います。昔作ったものはとても公開できないです。データも消えちゃったような気がしますね。
(シネマトゥデイのレポートより)
メディアギャラリー
スクリーンショットを繋ぎ合わせた動画。BGM付はこちらから。
外部リンク
- Other voices -遠い声-:囲まれた世界 新海誠の個人サイト。
- 電奏楽団:Works 天門の個人サイト。「Works」に本作の記述あり。
- 新海誠監督作品ファンの集い:囲まれた世界
- 天門ファンの集い:参加作品リスト一覧