読み

  • ショウハイまいてぃ

種別

  • フェアリー麻雀

解説

基本的には三人麻雀で行われる。
通常の麻雀より1枚少ない、12枚(ツモ牌含めて13枚)と、架空のオールマイティ牌を持っているものとして行う麻雀。
つまり、テンパイ形を作ると和了となる。

ゲーム進行

配牌を12枚取ったら、親が1枚だけ自摸し、打牌してゲームスタート。
以降は通常の麻雀の通り摸打を繰り返す。
誰かが和了するか、流局をもって局終了となる。

※少牌・多牌に関して
  • 親の第一自摸の取り忘れ等で手牌が11枚となった場合は、本来の意味の通りの少牌となり、アガリ放棄などの罰則となる。※ただし、6巡目までに気が付いたら補充して修正することができる。
  • 何らかの理由で手牌が15枚以上になった場合は、多牌となり、チョンボ等の罰則となる。
  • もし、親が最初の段階で2枚(いわゆるチョンチョン)をとる等して14枚となった場合、修正はせずその人は通常の14枚の麻雀で行う(和了形になれば、和了可能)。

待ち・和了形に関して

架空のオールマイティー牌を持っている関係で、待ちが複雑化することが多々ある。
下記に例を挙げる。
※s=索子/p=筒子/m=萬子/字牌=そのまま

例1

東場 東家
23456779s4577p ツモ6p(立直あり)
表ドラ=2s 裏ドラ=8s
234sと456sが出来面子で77pが雀頭となり、残りのターツは68sの嵌張と45pの両面。
つまり待ちは36pと8s。6pで上がったため、架空の牌は8sにとる。
今回の場合は、平和の要件がそろっている状態で上がっているため、平和がつく(もちろん8sの場合は、両面和了ではないため付かない)。
また、架空の牌が高めにとれる場合やドラとしてとれる場合はそちらが優先される。
裏ドラに8sがあるため、架空の牌の8sがドラとしてカウントされる。
つまりこの手は、「立直・門前清自摸和・平和・ドラ2」で、満貫の和了となる。

例2

東場 東家
2245567s34578p ロン6s(立直あり)
表ドラ=2s 裏ドラ=東
567sと345pが出来面子、2sが雀頭で、残りのターツが45sと78p。
つまり待ちは36s69pの両面両面となる。
今回の場合、架空の牌を6pにとることで、タンヤオが付くため、そちらで取る。
「立直・タンヤオ・平和・ドラ2」で満貫の和了となる。

例3

南場 南家
3456677888p西西 ロン6p(立直なし)
表ドラ=東
染め手などで待ちが複雑化する例。
まず、架空の牌を西としてとると、3456677888pの形が残るため、258p67p。
次に、架空の牌7pとしてとると、西と6pのシャンポンと78pの両面ができるため先ほどの6pに加え、西と9pも待ちとなる。
つまり待ちは「256789p西」の7面張となる。
このように様々な待ちが複合するため、形を理解していないと、待ちがわからないという例が多々ある。

例4

11m22334478p西西 ツモ8p
この手は一見面子手に見えるが、架空の牌を7pか8pとしてとると、七対子の形にもとれる。
つまり待ちは「69p1m西78p」となる。
ちなみに、七対子は「フリテンでなければ」必ず2面待ちとなり、国士無双の場合は2面待ちか13面待ちのいずれかになる。

例5

11m22334477p西西 ツモ4s(オープン立直あり)
ではフリテン七対子では何が起こるかというと、全部の牌が待ちになることがある。
この例だと、すでに6対子あるため、架空の牌は何でとっても7対子目が完成することになるため、4枚使い七対子がありのルールの場合は、すべての牌が上がり牌となる(4枚使い七対子なしの場合は手で使っている種類以外すべてが上がりとなる)。
但し、この手順を踏んだ場合、必ずツモアガリをしている状態からリーチをかけるため、必然的にフリテンとなる。
しかしながら、高確率で一発で上がれるうえに、オープンを採用しているのであればオープン立直をかけてさらなる打点アップを望めるため、この手順を踏めた場合は、アガリを逃してでもフリテンオープンで打点アップと祝儀を取りに行くべきである。
逆に、これをされた側になった場合、次巡のツモ前までに上がるしか阻止する手段はないため、祝儀がある場合は、立直してない人同士でポンできそうな牌を捨てて、一発を消しに行くことが重要となる。

追加ルール

お多福

待ちがフリテンではない5面張となった場合、翻数と祝儀が1追加され、さらに待ちが増えるごとに1翻(毎)加算される。
9翻の10面張の場合は、お多福で+6翻となるため、14翻の数え役満となり、祝儀も+6枚となる。

注意を要するケース

一般に、架空の牌を5p・5sと見なしても、赤ドラや祝儀牌としては数えない。全赤の場合は赤ドラと見なせるルールもある。

一般に、架空の牌を手牌で5枚目の同一牌とは見なせない。これにより待ちが減る事もある。

上記の例2では、架空の牌を9pに取ると、タンヤオが消えるが、5翻が4翻に減るだけであり、切上満貫ありor符計算無しの場合は満貫に変わりない。もし裏ドラが9pだった場合、どちらでも5翻となり、裏チップがある場合はそれを選ぶほうが実質的に高くなる。一般のルールでは、翻数に差がある場合は、翻数の高い解釈を強制的に採用する。翻数が等しい場合はどちらを選んでもよい。

立直のみの和了を跳満とするルールにおいて、立直のみにも取れるが平和にも取れるという手牌では、立直のみの跳満に取れるとすることが多い。亜両面(1123pの形)等が該当する。

これらの事例は、この少牌マイティに関係なく、白ポッチ等を採用する場合にも起こりうる。

採用状況

元々は、愛知県の某雀荘のオーナーが考案されたとされているが、各種インフルエンサーの影響により、東京を中心にこのルールを採用しているフリーが増えてきている。

参照

外部リンク

少牌マイティにおける待ちの解説(前半パート)
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最終更新:2023年05月07日 01:55