数字落ち(エクストラ・ナンバーズ・エクストラ)とは、
魔法技能師開発研究所でナンバーを与えながら、後にナンバーを剥奪された
魔法師の家系を指す隠語。対義語は
数字付き
概説
魔法師が兵器であり実験体であった頃に
魔法技能師開発研究所で、「成功例」として数字を与えられながら、「成功例」に相応しい成果を上げられなかったとして数字を剥奪された
魔法師に捺された烙印である。
剥奪理由は様々で、反逆の罪、重大な任務失敗、無能などが挙げられている。
「一」の魔法師は生体に干渉する魔法を得意とするが、人体の動きを操作する魔法を禁じている。この禁を破って剥奪した実例もある。
2075年頃まで数字落ちに対して忌避、蔑視が見受けられ、数字落ちの魔法師は魔法師のコミュニティで厳しい孤立を味わった。
その当時は、数字落ちは「存在しないもの」として扱われ、反面、
魔法師として課せられる制限も適用されなかった。ゆえに
遠上良太郎は
新ソビエト連邦に出国することが出来た。
2095年では「数字落ち」という名称自体が公式に使用することは禁じられ、差別的取扱いをすることは魔法師のコミュニティにおいて重大な非違行為とされている。その為、「数字落ち」を知るものは
現代魔法の闇に通じていることになる模様。
その一方で
遠上遼介は留学生として
USNAカナダ・バンクーバーに出国しており、日本への帰国や再出国も問題なく行われていることから、
魔法師として課せられる制限は適用されていない模様。
2100年現在は、「数字落ち」の原因となった得意魔法こそ正当には認められないものの、それ以外の魔法を磨けば、ライセンスを取って
魔法師として身を立てことも可能である。逆に言えば、自分の得意魔法が認められない大きなハンデがある。
一覧
- 市原(旧一花)
- 名倉(旧七倉)
- 遠上(旧十神)
- 深見
関連
登場巻数
5巻、
7巻、
14巻、
17巻
コメント
家系 用語
最終更新:2024年12月30日 12:59